ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力 新版

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 317
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532197049

作品紹介・あらすじ

ビジネスには会計数値を読み解く力=会計力と、企業活動を考察する力=戦略思考力が必要だ。WHY?SO WHAT?の2つのキーワードで、決算書を論理的に深く読み解き、2つの力を一度に身につけよう。ビジネススクール流の臨場感ある解説が好評のロングセラーを、ケースを刷新して新版化。

感想・レビュー・書評

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  • 財務諸表の読み方から事業の見方まで、理解し易く、興味を持たせてくれる本。この本に出会えて良かった。

  • 仮説思考を元に、BS/PLが読み解けるようになる良書

  • 会計という言葉を聞いただけで苦手意識かある。まずPLやBSの見方がわからないのでサーっと見てるだけ。

    この本を読んで数字からいろんなことがわかることが理解出来た。トヨタはとてつもなく利益率のいい会社かと思っていたがそうでもないというのは意外であった。

    自社や顧客を知る上でも会計力は大事。苦手意識を持たずチャレンジしていきたいと思う。経営者とも対等に話せるようになりたい。

  • 会計に関して非常に分かり易く勉強になった。
    全ての社会人にとって会計は重要とは謳いつつ、会計の話のまま終わった感はある。
    悲惨なのは学ぶ機会の無いまま子会社へ出向して経営者となる人だろうとの話は想像すると結構恐怖。いずれ役に立つと考え、今の仕事に直接役に立たなくても、意識を向けることは重要と理解した。

  • 自分の会計知識が上がったという事もあるだろうけど、今までになく良く理解出来たし、会計的思考力が養われた様に思える。

    財務諸表を「見てから考える」のではなく、「考えてから読む」というアプローチがどういう事なのかを読者に分かりやすく説明してくれる。



  • 会計、財務というものが、単に企業のお金の流れだけでなく、事業活動そのものを写し出したものに見えてくる。

    そんな一冊です。

    読み方のテクニックや、数値の比較だけではなく対象企業や業界の姿を想像しながら読み解くことで、意味や解釈が生まれるくる、財務分析の面白さが少しわかりました。

  •  30年早くこの本が出ていれば、と残念に思う。これまで読んだ会計関係の本の中でピカイチである。
     ここに書かれているのは経理屋のためのものではない。決算書を「使う」技術と思考法だ。
     決算書はいきなり見るものではない。一旦、これから見る決算書の会社は、現在どのような業界の中でどのような位置にあり、それならばどういう数字がそこに現れてくるかを、先ず想像する。そして、自分なりの見当を付けてから決算書を眺め始めねばならない、そこがキモだと説く。[more]
     当然当初の見当が外れているところがあるのだから、今度はそこに着目して「why」と問いかける。そして「so what」と問いかける。
     この「何故?」「だから?」の問いかけを続けることで、決算書との対話が始まる。そうすれば無味乾燥にしか見えなかったBSやPLが、いろんな解答を示してくれることが分かってくる。
     著者は経営コンサルタントで、企業研修を行っている。この本の中には、そのノウハウとも言うべき知恵が披露されている。
     そんな「企業秘密」をさらけ出してしまったら、講師としての今後の商売にソンじゃないかと思う勿れ。280ページの中に書かれていることは、著者のノウハウの中のほんの一部だけであろう。
     それに、最初の見当が外れていた箇所で、自分一人ではなかなか正解にたどり着けない。それを頑張って読み解こうとする意志のある人にとっては、この本は値千金だろう。
     だけど殆どの人は大抵の場合、そんな工夫以前に、感心しながら頷きながら読みはしても、結局自分自身でなかなか実践しないのよね。

  • 会社の戦略と会計数値の関係を理解したい方は、この本がおすすめ。

    会社の数値に起きていることはなにか?単に表面的に理解をするのではなく、その背景と紐づける力が身につきます。

    お客様のIR情報から、意味合いを抽出したいという営業準備にも最適。
    なぜ、あの会社は儲かっているのか?その背景を読むことが一歩先の提案につながる。

    財務会計の初心者でもわかりやすく学べる一冊。

  • 決算書の分析本は数多く出版されていますが、これはその中でもかなり実用性が高いです。
    字面の表面的な分析ではなくその数字の根拠もあわせてさぐることで、当該企業の競争力の源泉や、その逆の課題が浮き彫りになります。
    呼んだらすぐに実践できるのも大きな特徴なので、自社や顧客の決算書から始めるとより分析を身近に感じることができるのではないかと思います。良書です。

  • 経緯があって読むことになった。
    決算書を見る前に予測してから読むというのは、センスを身に付けるためにはよいかもしれないな。

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著者プロフィール

1989年、慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。米国ニューヨーク州ロチェスター大学経営学修士(MBA)。富士銀行(現みずほ銀行)、英国バークレイズ証券、ベンチャーキャピタルを経て、2004年にオオツ・インターナショナルを設立し、代表取締役に就任。米国公認会計士。会計・財務に関わるコンサルティングや、年間40社の企業を訪問し、アカウンティング(財務会計、管理会計)、コーポレート・ファイナンスを中心に、日本語、英語による実践的マネジメント教育に従事。ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学大学院客員教授。早稲田大学大学院経営管理研究科、慶應義塾大学理工学部でも非常勤教員として指導している。東京証券取引所上場企業複数社での社外役員を兼務。著書に『ビジネススクールで身につける会計×戦略思考』『ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力 ビジネスモデル編』(以上、日本経済新聞出版)、『企業価値向上のための経営指標大全』『戦略思考で読み解く経営分析入門』『英語の決算書を読むスキル』(以上、ダイヤモンド社)、共著に『会計プロフェッショナルの英単語100』(ダイヤモンド社)などがある。

「2022年 『ビジネススクールで身につけるファイナンス×事業数値化力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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