ビジネススクールで身につけるファイナンスと事業数値化力

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532195601

感想・レビュー・書評

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  • 会計力と戦略思考力の著者による、ファイナンス理論をベースにした事業数値化力を高めるための入門書的な内容。前書同様、対話形式によりファイナンス理論の基礎や、それを用いた事業数値化の思考プロセスを噛み砕いて説明されているため、自然と理解度が高まり、再整理に大変役立つ。

  • 後半は、読むだけでは、さっぱり頭に入らない。

  • 曖昧に考えていた会社内での色んな仕事も、事業として数値化出来るんだなぁと感心した。

  • 「会計&ファイナンス入門講座」の次として購入。文庫サイズで持ち運べたので、通勤途中に読んだ。が、8章・9章は、おそらくスクールで学ぶように、演習として自分で計算しないと意味がないように思うものの、そこまではできていない。

  • 同じシリーズで同じ著者の「会計力と戦略的思考力」同様、すばらしく分かりやすい。

    ・ファイナンスとは投資と資金調達(Financing)の両者を定量的に評価し、最適な意思決定を行っていくためのツールである
    ・「企業価値を高める経営」とは、企業内に存在する各事業のNPVを最大化すること、具体的には分子のFCFを高め、分母のWACCを下げることを意味するものとなる。そうすることが、企業の所有者である株主と金融債権者に対する価値の合計を最大化することにつながっていく

  • 「ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力」の姉妹書で、こちらはファイナンスの基礎から事業がどのような価値をもたらすのかを数値化して、これを事業分析や意思決定に活用できるようになる本。 前回と同様に例題とディスカッション形式による解説が展開されていて理解しやすいとは思うが、ファイナンスでは時間軸のパラメータが出てくるので実際に自分で手を動かしてみないと理解しにくいところがあると思う。 とはいえ、フリーキャッシュフロー = P/L + 設備投資 + 運転資金として、この3つのパラメータの変化をMECEに考えることで事業の価値を数値化していくことができるのは勉強になる。この過程で事業そのものをきちんと考えないといけないので、かなり大変ではあります。 「ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力」を読んでから本書を読んだほうが理解しやすいと思う。

  • 経緯があって読むことに。
    中小企業診断士の財務の試験で勉強したことを色々と思い出した。
    NPVやIRRを使うにはある程度全員が理解してないとなあ。

  • 分かりやすくて、楽しめる名著。
    日経ビジネス人文庫「ビジネススクールで身につける」シリーズの大津広一氏著作3部作はどれも秀作だと思う。
    自分で事業数値化が必要でなくとも専門家の助けを借りる際にも役立つと思う。
    特に数式を分解しての解説は、類書でもあるようでないものと思う。

  • 将来FCFを予想する際に、変化部分を要素ごとに分解して具体的な数字に落としていくプロセスが対話形式で丁寧に書かれており、とても理解に役立たった。シリーズの中で一番読み応えがあった。

  • 事業計画や投資を検討する場合に役立つと思い読んだ。後半は結構難しいので、改めて読もうと思う。

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著者プロフィール

1989年、慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業。米国ニューヨーク州ロチェスター大学経営学修士(MBA)。富士銀行(現みずほ銀行)、英国バークレイズ証券、ベンチャーキャピタルを経て、2004年にオオツ・インターナショナルを設立し、代表取締役に就任。米国公認会計士。会計・財務に関わるコンサルティングや、年間40社の企業を訪問し、アカウンティング(財務会計、管理会計)、コーポレート・ファイナンスを中心に、日本語、英語による実践的マネジメント教育に従事。ビジネス・ブレークスルー(BBT)大学大学院客員教授。早稲田大学大学院経営管理研究科、慶應義塾大学理工学部でも非常勤教員として指導している。東京証券取引所上場企業複数社での社外役員を兼務。著書に『ビジネススクールで身につける会計×戦略思考』『ビジネススクールで身につける会計力と戦略思考力 ビジネスモデル編』(以上、日本経済新聞出版)、『企業価値向上のための経営指標大全』『戦略思考で読み解く経営分析入門』『英語の決算書を読むスキル』(以上、ダイヤモンド社)、共著に『会計プロフェッショナルの英単語100』(ダイヤモンド社)などがある。

「2022年 『ビジネススクールで身につけるファイナンス×事業数値化力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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