実践金融データサイエンス: 隠れた構造をあぶり出す6つのアプローチ
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2018年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532134815
作品紹介・あらすじ
次の投資戦略を
膨大なデータから掘り起こす!
本書は金融におけるデータ分析業務(資産運用、金融におけるリスク管理、金融マーケティングなど)がビッグデータの登場により、どのように変わってきたのかを概観。
さらに、これらのデータを活用することでどのような知見が得られ、どのようにビジネスに活用できるのかを豊富な具体的分析例を交えつつ解説する。金融データ分析のプロフェッショナル(データサイエンティスト)の視点から、新しいデータを活用した独自の切り口での分析結果をていねいに説明する。
【本書で取り上げる事例】
・有価証券報告書からデータを抽出し、企業間の関係情報をビジュアル化する
・ある企業に生じたショックが関連企業の株価に与える影響の速度(タイムラグ)を分析
・連邦公開市場委員会の文章が何を話題にしているのかを機械にテキスト分析させ、金融政策の「見通し」をスコア化する
・「政府」「中央銀行」「マスメディア」「民間エコノミスト」「市場関係者」「一般人」が発信する多種多様なデータを統合し、マクロ経済分析(経済環境のリアルタイム評価)を行う
感想・レビュー・書評
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具体事例集的な一冊。
実践例がいろいろ書かれている本。
金融データサイエンスの専門家ではない私にとっては、どんなアプローチで、どのような結果を得ようとして、何を対象に取り組んでいるのかを知ることができ、勉強になりました。
データ分析界隈の最近のトレンドを知るにはちょうど良かったです。
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期待していたのとはちょっと違ったアプローチだった。
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具体的な事例が多く書かれていて良い
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Maybe too academic and less practical.
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現在の金融におけるデータサイエンスの実態について書かれた本。従来の金融工学的な観点に止まらず、テキストマイニングなど他業界で使用されている手法が金融業界にも利用され、それらによってケイパビリティが広がっている、という趣旨だと理解した。
個人的にはとても勉強になった。金融業界のデータサイエンスはめざましい発展を遂げていることに衝撃を受けた一方で、まだまだ発展の余地はあるのではないか、とも感じた。そのためにも鍵となってくるのはデータの整備なのではないかと感じた。 -
金融分野でのデータサイエンスの取組の概要を掴むのにピッタリの本。
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これまでのデータ分析を扱う書籍とは異なり、どのような視点でデータに向き合いどの手法が適しているかというところまで踏み込んだものとなっている。数値データだけでなく企業の取り組みに関する文章なども対象にしており、データ分析を勉強したことがある人や金融業界でどのようにデータ分析が用いられているか知りたい人など、幅広い人を対象にした本である。(知能機械情報学専攻)
配架場所:工2号館図書室
請求記号:338.01:Mi63
◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003422425&opkey=B153983702222079&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0 -
MUFGのシンクタンクによる金融領域におけるビッグデータ活用の事例集。主に文章解析技術であるテキストマイニングを使った分析が紹介されています。具体例が多く、ビッグデータ分析のヒントを得られるかもしれません。
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