ゼミナールゲーム理論入門

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 468
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532133467

作品紹介・あらすじ

なぜあの駅前に出店するのか?その値付けは本当に正しいのか?社会を読み解くための「新しい基本」を、コンビニ戦争、転職などの事例を駆使して徹底的にかみくだいて解説する待望の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • ゲーム理論のさまざまなモデルについて具体的を通して身につける教科書であり,初学者向きと言える。

  • ゲーム理論について基礎から順序だって学ぶことができる本です。
    複数人における意思決定に関する相互作用などを掘り下げたゲーム理論について、平易な言葉や例を多く使って理解しやすい構成となっています。入門という言葉のとおりゲーム理論初学者にとって適切な本に思いました。
    ゲーム理論の基礎的な内容が丁寧に説明されていますが、最後の章ではゲーム理論の発展的な内容の紹介がされており、さらに学びたい人にとって助かる情報になります。
    ゲーム理論を学びたいと思った人に手に取ってほしい一冊です。

  • 東2法経図・6F指定:331.19A/W46z/Haraguchi

  • 1620円購入2012-09-28

  • 定番の教科書として

  • この本の最も素晴らしいところは、理論や戦略の羅列・解説に留まらず、抽象的な各メニューが現実的一般的な姿としてどうあるかにまで解説が及んでいるところである。例えば、囚人のジレンマは長期的関係において信頼を形成することで克服しうるが、割引を多く見るプレイヤーには通用しないといったこと等は、直感的にも経験に照らし合わせても理解できる。

    先日読んだ『デザインのめざめ』で、数学者の岡潔氏の「数学の中心にあるのは情緒である」という言葉を知ったが、この本で解説されているゲーム理論は正に情緒があり、その情緒が理解できるように表現されている。

  • ゲーム理論入門の決定書。
    ページ数が多いが、それは分かりやすさのため。
    著者のHPでは教科書を用いた講義のレジュメがあるため、使い勝手がよく素晴らしい。

  • ゲーム理論の基礎。

    ちょっとだらだらした例が多いし、いちいち筆者の顔(学生の頃ね)が浮かぶのが難点なのだけど、がまんして読むと基礎はわかります。

    じっくり読んでみてください。

  • 授業で使った本。すごくわかりやすい。

  • ここ何十年かの経済学は、ゲーム理論と情報の経済学が牽引して発展してきたと言っても過言ではなく、均衡理論にとってかわったような状況ですね。経済学の一分野どころか、経済学の共通言語になったといってもいいかもしれない。ところが、学部レベルや資格試験でのミクロ経済学のテキストでは、ゲーム理論はテキストの後半に1、2章ちょろっと触れられているだけのものが多くて、ゲーム理論の基礎を理解するにはなかなか難しい。でも、最新の経済学の成果をキャッチアップするにはしっかりとゲーム理論を押さえておかないと、そう思って復習してみました。


    いままでに読んだゲーム理論のテキストの中で最もわかりやすい。

    例示が豊富でイメージがわきやすく、さらに取るに足らないけれど初学者からしたら疑問に思いそうな事項を省略することなくきっちり説明しています。そうした説明が多い分、500ページを超える分量になっていますが、これだけしっかりとした説明があるおかげで、初学者でも十分読み進められると思います。

    もちろん、れっきとした大学初級レベルのテキストですから通勤・通学の電車の中で読み通せるというほどに平易なわけではありません。数式も後半になるにつれて増えてきます。それでも、じっくりとゲーム理論を学ぶために必要充分な知識を、最大限の平易さで記述しているところはすばらしい。ゲーム理論的な思考方法の紹介本やゲーム理論の啓蒙書ではなく、れっきとしたゲーム理論のテキストがここまでわかりやすいというのはなかなかありません。

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著者プロフィール

東京都立大学教授、博士(工学)。1964年 北海道に生まれる。東京工業大学工学部卒業、東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。東京工業大学助手、岩手県立大学助教授、東京都立大学助教授、首都大学東京教授などを経て現職。主な著書に『図解雑学ゲーム理論』(ナツメ社)、『ゼミナール ゲーム理論入門』『ビジュアル ゲーム理論』(以上 日本経済新聞出版社)などがある。

「2021年 『一歩ずつ学ぶ ゲーム理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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