有望株の選び方

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.81
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532111243

感想・レビュー・書評

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  • 他書であまり注目されていない、シクニカル投資についての記述割合が多い。市場環境が良い時に買えば、下落リスクを下げる事が出来る。では、市場環境(景気)はどのように見積もったら良いのか?それは景気サイクルについて理解し、景気サイクルによって株価が変動するシクニカル銘柄を追うのが良い。

    具体的な負うべき指標を見ていると、今までニュースなどで流れていたが無視していた様々な指数や商品価格が出てくる。これらを理解する事で、木を見て森を見ず、ではなく、森を見た上で良い木を探す、事が出来るようになるかも知れないと思った。
    まだまだ勉強しないといけない事がいっぱいある。

    それに気がつかせてくれたので、☆4.2

    ちなみに、バリュー株や成長株についても触れられている。有名どころの投資家の著書を引用しているので、大雑把にそれらも勉強できる。

    でも、超初心者が読んでもピンとこないかも?
    一年くらい経験した人が読むと、なるほどなーと思うかも。

  • 本書では、・日経平均のサイクルに半年先行する便利な株を、シクリカル株(一般的な名前かどうかはわからない)。・実際の価値よりも安い株を、バリュー株・これから急激な成長を見込める株を、グロース株と呼ぶ。それぞれの種類ごとの投資方法、資金引き上げタイミングなどを解説する。当たるかどうかは分からないが、読み物としては面白い。

  • 338.1

  • 非鉄、鉄鋼の事例が多かったのが良かった。

  • 投資スタイルを4つに分類し、それぞれの特徴をなぜそうなるかの背景と実例を交えて説明されていた。

    特にシクリカル株の役割の重要性をはじめて気づかされた。

  • ファンダメンタルズ分析に走る本はだいたいが
    割安株投資か成長株投資である。
    だから景気循環株についての対応はあまり読んだことがないのが実際で
    「景気循環株は難しいから避けましょう」なのだ。
    シクニカル銘柄とは説明するのも難しいしその業種の分析は苦労の割に実りが少ないのだ。
    その誰もが敬遠したくなるような景気循環株についてしっかりと書いてある。
    このシクニカル株の章だけでこの本の代金は元が取れますね。
    次に続くバリュー株や成長株についても単純に低PBR・低PERで終わらずに
    PBRの注意点やPERの問題点にも触れている。
    もしシクニカル(景気循環)銘柄について理解を得たいのならばこの一冊は無条件で「買い」である。

  • [ 内容 ]
    短期の値動きを後追いするのではなく、景気動向や企業業績に注目するファンダメンタル分析の手法をやさしく解説しました。
    景気の動きに連動する景気循環株、企業本来の価値に比して割安なバリュー株、企業の継続的な発展を見込む成長株について、銘柄の選び方が学べます。
    さまざまな業種の銘柄を数多く取り上げて具体的に解説。
    分析方法を実際の場面でどのように使うかがよくわかります。
    バランスシートなど、株式投資に必要な会社の数字の見方についても触れています。
    「これぞ」という銘柄を少数選んで、半年、1年で成果を得よう。
    ファンダメンタル投資の手法をやさしく解説。

    [ 目次 ]
    1 株式投資のスタイル(天才少年投資家、マット・セトに学ぶ4つの投資スタイル 東証のセクター分類 ファンダメンタル分析の役割)
    2 シクリカル(景気循環)株を探す(シクリカル株とは 株価が景気の先を行く シクリカル銘柄の株価特性 「価格」の動きを何よりも優先する 価格の動きと株価の動きをだぶらせる 価格データはどこで入手するのか 景気と株価のサイクル関係 株価はなぜ景気に先行するのか?)
    3 バリュー株を探す(バリュー株投資とは PBRを極める倒産リスクを判断 華々しく輝いた時代があるという条件)
    4 成長株を探す(成長株とは 成長株派の達人に学ぶ 身近なところから始める)
    エピローグ-「相場は記憶のゲームである」

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 0910

  • すばらしくわかりやすかった。シクリカル、成長株、バリュー株、再生株。シクリカルは化学、卸売、金属、非金属。

  • 著者は、鈴木氏である。ちょっと親しみの持てる名前である(笑)
    千葉大出身の大和証券、現在はインフォストックスドットコム、この企業は、
    主に個人投資家に向けて投資情報を有料で提供しているらしい。。。

    ファンダメンタル分析って、トップアプローチとボトムアプローチがあるよね。
    そして、株を「景気循環」「バリュー」「成長」「企業再生」があって、それぞれ
    特徴がある。その特徴は・・・って感じ。

    個人的には、全て新鮮(笑)
    なぜなら、ファンダメンタル分析が始めてで、こういった分類の仕方があるって事さえも
    始めて知ったから。ファンダメンタル分析初心者にはとってもよい本かもしれないな。
    廉価だし。薄いし、さくっと読めるし。

    そしてもう少し詳しく説明すると、

    1.シクリカル(景気循環)株について
    a.景気と株が似たような動きをする。そして景気を先行する。
    b.主な事業は、【化学・卸売・鉄鋼・非鉄・ガラス土石・繊維・せきゆ石炭・ゴム等】
    c.外部から把握しにくい事業内容

    2.バリュー株
    a.企業価値と株価を比較して割安
    b.PBR、PER、負債比率、デットエクイティ・レシオで判断
    c.忍耐がとにかく必要

    3.成長株
    まぁ、ここはなかなか難しいので、本書を良く読むか、バフェットから学ぶべきかな。

    やはり新しい知識は、身も心も、脳みそも良い状態にしてくれるので嬉しい限り(笑)
    とにかくファンダメンタル分析が始めたなら、費用対効果で買っても損はしないと思う。

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著者プロフィール

株式アナリスト。日本証券アナリスト協会検定会員。
千葉大学卒業後、大和證券に入社。株式トレーディング室に配属され、株式トレードの職務に従事。2000年に独立後、独立系株式アナリストとして、相場を景気循環論でとらえる「シクリカル銘柄投資法」を展開。景気、経済、株式、投資信託の動向などのわかりやすい解説に定評がある。「マーケットアナライズプラス」(BS12トゥエルビ)、「東京マーケットワイド」(東京MXテレビ)などのテレビ、ラジオで市況解説を担当するほか、各種メディアや講演会でも活躍中。『賢者に学ぶ 有望株の選び方』(日本経済新聞出版社)、『景気サイクル投資法』(パンローリング)などの著書のほか、『マンガでわかる 投資信託入門』『経済用語イラスト図鑑』(いずれも新星出版社)を監修。

「2021年 『マンガでわかるNISA&iDeCo入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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