- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784522476086
感想・レビュー・書評
-
般若心経について興味のある、超初心者の方にお奨めです。
私が読んだのは、ちょうどお盆の初日でした。
読み終わったのが、お盆の最終日。
この時期に、この書をチョイスしたことが、良かったと心から思いました。
途中途中に、『ほうげん和尚の相談箱』として、よくある人生相談に、お応えされています。
誰にでも、心当たりのある相談事なので、読み終わった後には、心がクリアーになるはずです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
祖母の家で
-
2018年GWの大掃除において部屋の片隅で見つけた本です、読みかけかなと思いましたが、数か月前に読破していた様です。人生50年を過ぎると、数は少ないとはいえ、お世話になった人、一緒に昔遊んでいた人、勉強していた人達が早々と向こうの世界に行かれます。
式に参列していて、同窓会気分を味わうと共に、声はあまり変化がないものの、外見は明らかに変わってきているのを感じます、当然、お互い感じているのだと思います。
そんな私にとって、仕事に直結するビジネス本も良いのですが、はるか昔から読み継がれている(聞き継がれている)般若心経に興味がわいてきました。埋もれることなく引き継がれているので、書かれている内容を自分なりに理解してみようと思い、この本を読みました。今年はいずれ、写経体験もしたいと思っています。
以下は気になったポイントです。
・般若心経には、苦や悩みを「楽」に変え、にっこり笑って人生を送るための沢山のヒントが詰まっている(p2)
・菩薩とは、みずから悟りの境地を目指して修行しながら、世の人々に救いをもたらす仏さま、「観自在」とは、あらゆる面から自在にものごとを観るということ(p16)
・般若とは、仏の叡智をさし、一般に使う知恵や知識と区別して「智慧」とやくされる(p17)
・すべては私たちの都合とおりにならないことを、「一切皆苦」という、仏教でいう「苦」とは、ままにならないこと、その代表が「四苦八苦」(p19、32)
・色(肉体)、受(感覚器官)、想(情報を脳へ伝達するシステム)、行(脳内の情報整理統合システム)、識(思考)の5つの要素で構成されるのが、人間の正体である(p25、62)
・現実をそのまま受け入れる心のやわらかさと、それに自在に対応する心を訓練することで、人生は面白くなる(p29)
・物事が「明らか」にならないと、「諦め」られない(p37)
・空:すべてのものには永遠不変の固有の実体がない、なぜならすべてのものは様々な条件が集まっているだけである(p55)
・今日が一番若いので、何かを始めるなら今日でしょ、確実な今を充実させることで、諸行無常という変化に対応できる(p59)
・人もモノも現象も、さまざまな縁がからみあって今のこの状態にある、という大法則ゆえに今の「私」がある、これを「おかげさまで」という言葉で表してきた。さらに、「有難う」も、空を元にしたうるわしい言葉である(p111)
・知覚器官(六根)を「眼、耳、鼻、舌、身、意」知覚器官が担当する対象「色、声、香、味、触、法」そこから働く、心(六識)を、眼識界等とよぶ(p139)
・一日の時間をどのように振り分けて過ごすかを考えることは、一生をどう過ごすか、という大切なことと同じ(p203)
2018年5月6日作成 -
読了。般若心経を毎日唱えている。意味もわからんままであったが、なんとなくわかりかけたが、悟りはまだだ。
-
般若心経ってこういうお経だったのかぁ。それと同時に手紙に答える形で、教えがわかりやすい。
2016.12.16 -
般若心経の意味が、平易な言葉でわかりやすく説明されている。
仏教に興味がなくても、よく生きるための方法が説かれていて、古今東西普遍的な内容である。 -
般若心経の意味について、解りやすく解説されています。
内容も読みやすく、私は無宗教者ですが読んでみて
よかったと思います。
優しくなれる、そんな一冊だと思いました。 -
まず冒頭で、般若心経の内容をわかりやすく訳してくれています。
これをベースにすると、その後の章が噛み砕かれて入ってきます。
ところどころに「相談箱」が挟まれていて、息抜きというか、「みんな大変なのねー」と、自分以外の事に置き換えることが出来るものいいのかも。
自分の事だとフィルターがかかってしまうかもしれないけど、人の事だと思うと客観的に現象をとらえられますしね。
字も大きめで、すぐに読み切れました。 -
少し興味があってどんなものかと思い読んでみました。いろいろな物事の考え方が『般若心経』を通して説明されています。結構、為になりました。