M&Aを成功に導くビジネスデューデリジェンスの実務
- 中央経済グループパブリッシング (2006年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
- / ISBN・EAN: 9784502267505
作品紹介・あらすじ
本書は、買い手の企業の立場に立ってビジネスデューデリジェンスについて解説したものです。ビジネスデューデリジェンスの役割は、「これまでに生み出した価値」から「これまでの価値を生むしくみ」を見通し、「これからの価値を生むしくみ」を洞察することであるといえます。そしてその結果にもとづき、「企業が将来生み出す価値」が定量化されます。現在の「価値を生むしくみ」が、今後どのように変化するか、それが事業計画にどのように反映されるか、買い手が新たな経営者として入ることにより事業がどのように改善するか、テコ入れ投資によるバリューアップの有無、事業統合によるシナジー効果の大きさの調査など、ビジネスデューデリジェンスの具体的方法を解説しています。
感想・レビュー・書評
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デューデリに際しての基本的イロハから、実務上で直面する課題、そのクリアの仕方。
非常に的確な解説があり、かゆいところに手が届く良書。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ノウハウを惜しみなく提供している」という理由でAmazonでの評価が高い本。
今までこういったことのない方が、「ビジネスDDて何?」ということで手に取るととても役に立つと思われる本。
ノウハウを惜しみなく提供している、ということはないと思うけど。 -
DDの全体像がすごくよくイメージできる本。実務上は大事かもしれないけれど概要を掴むには必要のない部分をこまごま書くとか、ざっくりおおまかに書きすぎてかえって理解できないとか、そういうところがなくて、ちょうどいい量と細かさを保ってる。章や節が細かく区切ってあってすこしづつでも読み進められるし、章ごとにイメージ図が示されて今説明しているところがDDのどこにあたるのか全体像を把握しながら読めるのもいい。ところどころのコラムも、現場の雰囲気が感じられる。
【メモ】
機会発見型とあら探し型。
市場規模の把握 供給側から:潜在市場の把握が難しい 需要側から:期待する市場以外のノイズの混入
事業構造分析=原因分析 業績構造分析=結果分析
中長期のシナジー:マクロ環境、市場動向、競争環境からは生まれにくい
アクションプランはプロジェクトとして実施した方が効果が出やすい
買い手の最大価値:バイヤーズバリューor再構築原価
マネジメントインタビューの隠れた目的:優秀な社員を見つけ出すこと -
眼から鱗。即買い。
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ビジネスデューデリジェンスの全体像をそれぞれ個別作業ごとに説明しており、とてもわかりやすく、参考になる。実際に作業する人にはもってこいと本である。
これほど詳しく記述している本はないかと思う。