怪談に学ぶ脳神経内科

著者 :
  • 中外医学社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784498328549

感想・レビュー・書評

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  • 座敷童子、ろくろ首、幽体離脱などオカルトや怪異とされた現象を脳神経内科の眼で見つめ直す本。医学の専門用語が並びますが読み物として非常に面白く怪奇幻想文学を新たな視点で読む事ができそうです。いやあ、実に良い本でした。

  • 「うらめしや~」の手が末端神経障害、とか。おもしろそうなんだけど、いかんせん専門用語なのか未知の単語がゴリゴリ出てきて、第1章で挫折しました…(涙)

  • この本は「怪談に学ぶ脳神経内科」だけど、私が予想していたのは「脳神経内科で学ぶ怪談」だったらしい。というわけで、最初は脳神経内科の専門用語が並ぶ解説に戸惑った。怪談の時代に脳神経内科の医師がタイムスリップした場合、どう診断するかというのが主眼である。怪談を科学で説明しておしまいではなく、もう一歩踏み込んで、その時代の人がどう考えていたのかに思いを馳せる本である。その一方で、今、医学を学ぶものへ、例えばカルテはどう記載すべきかというようなメッセージも含まれている。バリバリに専門書というわけでもなく、所々に著者のユーモアが散りばめられているので、専門用語を飛ばしながら読むと色々な発見がある。幽霊の所見に「顔面が蒼白である」と書いてあるのには笑ってしまった。普通は医師を目指す人しか読まないだろうけれど、彼らだけに限定してしまうには惜しい本だと思う。

  • 面白かった。言い回しが独特で、味があるなあ、て思ったら、作者さんは、医者で詩人だった。

  • なかなか専門的な用語もあったが、題材に馴染みがあるものだったので、調べながら読むことができた。ホラーをまた違った面から楽しむことができた。

  • 3月新着
    東京大学医学図書館の所蔵情報
    http://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003548783

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