- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784498129740
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
あとがき
橋の自殺防止柵
1 ほとんど全員が陸側を見ている
2 止める側が心を病んでしまう(声をかけたら飛び降りてしまうなど)
3 直前まで迷いながら携帯電話を見ている
「所属感の減弱」 -
「そんな理論的に解決出来るわけねぇだろ」、です。
-
タイトルの割にはライトな表紙であったため手に取ってみた。精神科医に出自をもつ著者ということもあり、内容は専門的かつ実践的なものだった。
自殺企図や自傷行為に及んだ当事者に対して、周囲にいる人は「そんなことしちゃダメだ」と頭ごなしに否定してしまいがちだと思う。だけど、本人の一連の行動(助けを求める、自分で傷を消毒するなど)には肯定できるポイントも含まれているという指摘が、特に勉強になった。
自殺や自傷そのものを肯定するのではなく、そこまで追い詰められながらも今日まで生きてきた事実、そして苦しみを抱えながらも目の前にいる支援者に助けを求められている事実を最大限に尊重することが大切だと感じた。
また、著者の経験から、橋から飛び降りて自殺既遂となってしまった人たちの多くが最後まで握りしめていたモノから、人との繋がりが如何に代えがたい価値を持つものなのか、深く考えさせられた。 -
身近な人に「死にたい」と言われたらどう接すれば良いのかわからなくなるのは自然なこと。でも「死にたい」と言われたときの対応を間違わなければ、悲劇を避けられるかもしれない。自殺を考える人は精神疾患に罹っていることもあれば、精神疾患でなくても自殺を考える人もいる。この本をあらかじめ読んでおけば、後になって後悔する可能性を少し減らせるかもしれないと思いました。
-
死を目の前にして…
立ち止まるには、そして、立ち止まらせるためにはどうしたらよいのか。どうか関わっていくべきなのかが分かる本。
人との関わり方が見えてきます。必読。 -
N740
-
現場で役立つ。支援者には必須。