チム・ラビットのぼうけん (単行本図書)

  • 童心社
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本棚登録 : 362
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494011049

感想・レビュー・書評

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  • 「ぼうけん」というタイトルなのに書かれている物語の中身はチムの日常のこと。それでも、チムが日々出会うできごとこそが冒険なのだろうなと思わせてくれる物語だった。
    私たちが普段使うものがウサギをはじめとするいろんな動物の視線から書かれているのが、楽しい。
    書き込まれていない挿絵も、かわいくてやさしかった。
    チムが歌う詩やなぞなぞがとてもリズムがよくて心地よい。声にだして読んでみたくなる本だった。

    <小学校初級から中級向き>

    *****

    石井桃子さん訳はやっぱり大好きだ!すごく読みやすくて気持ちがいい!
    レインコートがレーンコートなところに時代を感じたり。
    やー、チムかわゆいですよ。かかしの話がいちばん好みだなぁ。

  • 長いけれど、面白い話がのっているので、楽しめて、すごいです。

  • いたずらぼうずのあなウサギ、チムの短いお話集。「チムラビットとはさみ」は、特に語りのテキストに向いているということで、語ってみました。いたずらっ子は、自分も身体の毛を楽しそうに切る空想に身を委ねていましたが、そういう子は後でどうなるかなんて本当に考えていないようで、刈る時は楽しそうに。後では目をみはって(笑)聞いていました。読んで知っている子も、「そうだよ、そうだよ」というように、知っていても楽しんでくれました。3、4年生に語って薦めました。「チムラビットとはさみ」は、(14分)

  • こうさぎチム・ラビットの日々のぼうけんをえがく短編集。チムをはじめとする登場人物(動物)たちはみな魅力的で、お話もおもしろい。さし絵も、読み手の想像力をさまたげることなくお話の雰囲気を伝えていて、とてもいい。
    イギリスのファンタジー(たとえば『ピーターラビット』のシリーズ)にはしばしば辛辣なユーモアがあふれているが、このシリーズにはそれがない。どこまでもあたたかくやさしくチムを見守るまなざしが感じられ、小さい子ども向きの読み物としてふさわしい。
    けれど、『ピーターラビット』との共通点もある。こうさぎの日常のすぐとなりに、敵対者や死がひそんでいること。それゆえにふつうの日々はより輝き、命の営みの重さも感じさせる。かわいらしいだけの甘いお話ではないのだ。

  • チムがとってもかわいい!
    風や雷や雹を怖がるところや、かかしと友達になるとこ、ハサミをひろってなんでも切っちゃうとことか、なんかかわいい!
    続きも読みたい。

  • 田園にすむウサギ、チムがとても可愛らしい。大人になっては当たり前になってしまうようなことひとつひとつが、子どもにとっては新鮮なんだと再確認。チムにとっては、なんでも冒険の要素を孕んだ大事件。こちらもはっとさせられるような瞬間もある。それぞれの話が、小気味よく、明快で、時にじーんとさせられ、思わず「児童文学侮り難し」と感じ入ってしまった。

  • おだやかなお話
    最後の話が一番好き

  • チムがちゃんとした子だった。もっといたずらっこかとおもっていた。よそうがちがった。
    ※図書館で借りた本

  • ■伊藤忠064
    #チム・ラビットのぼうけん
    #1階本棚

    #小学低学年から
    #小学中学年から

    ■出版社からの内容紹介
    子うさぎのチムの成長を温かくとらえた珠玉の童話を、名訳と流麗なさし絵でおくる。

    #192ページ
    #21.7×15.5cm
    #伊藤忠寄贈図書

  • (また少し行くと、大きな手がぎゅっとチムのかさをつかみました。「なんじゃい、これは。キノコがのこのこ歩いてきたじゃないか。ちょうど欲しいと思っていたところなんだ。」 「僕のかさです!失礼ですけど!」チムは 怖い声で言いました。) の文章が面白かった。

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著者プロフィール

アリソン・アトリー 1884年、イギリスのダービシャー州の古い農場に生まれる。広い野原や森で小動物とともにすごした少女時代の体験をもとに、多くの物語やエッセーを書いた。日本語に翻訳された作品に『グレイ・ラビットのおはなし』『時の旅人』(以上岩波書店)、『チム・ラビットのおはなし』(童心社)、「おめでたこぶた」シリーズ、『むぎばたけ』『クリスマスのちいさなおくりもの』『ちゃいろいつつみがみのはなし』(以上福音館書店)など多数。1976年没。

「2020年 『はりねずみともぐらのふうせんりょこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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