SMARTサブスクリプション: 第3世代サブスクリプションがBtoBに革命を起こす!

  • 東洋経済新報社
2.75
  • (2)
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (2)
本棚登録 : 58
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492961698

作品紹介・あらすじ

サブスクリプションで日本企業の可能性は広がる

いま、ビジネスシーンでもっともホットなキーワードの一つ。それがサブスクリプションだ。
サブスクリプションについて、さまざまなメディアでは「料金の支払い方」のみが注目されている。例えば「コーヒー飲み放題」や「音楽聞き放題」など、定額課金こそがサブスクリプションであるかのような捉え方がされているが、これはサブスクリプションの一面をとらえているに過ぎない。
シェアリング・エコノミーやサーキュラー・エコノミーといった新たな経済の考え方が広がり、一方でIoTやAIといったデジタル・テクノロジーが急速に進化。ビジネスそのものが大きく変化しようとしている中で、まさに次世代のサブスクリプションが登場している。
本書では、サブスクリプションの本質を「顧客との継続的な関係を担保する」ことと定義し、その進化を第1世代から第3世代に分けてその特徴を捉え、最新の第3世代サブスクリプションを「S・M・A・R・Tサブスクリプション」として分析する。同時にビジネスの革新性からもサブスクリプションを3つのグループに分類し、サブスクリプションこそがビジネスモデルの変革をもたらしうる、ビジネス革命を起こす可能性があるものであることを指摘する。

表層的な「〇〇放題」のサブスクリプションだけを眺めていたのでは、この大きな時代の流れを捉えることはできない。サブスクリプションは「決済」や「会員制」、「eコマース」といった言葉と同等の広い語義範囲を持っていると考えられ、よって、さまざまな業種・業態、商材、地域といったジャンルごとに最適化されたサブスクリプションがあって然るべきだが、現時点ではそのような議論はあまりなされていない。

さまざまなサブスクリプションが出現し、マーケットが急拡大しているなか、日本のBtoBの製造業もその主役となりえる可能性を秘めている。日本の製造業の多くはいま、「モノ」を中心とした売り切り型のビジネスモデルから、顧客に新たな体験価値を提供し継続的に対価を得る「コト」を中心としたビジネスモデルへと軸足を移そうとしている。このとき、有効な「解」となるのがサブスクリプションだ。
本書では、「SMARTサブスクリプション」をいち早く展開している日本企業の事例も紹介しながら、その具体的な進め方を提言していく。サブスクリプションの新たな指南書の誕生である。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • すみません、ちょっと流し読み。
    中盤が少しダラダラした印象を受けました。
    事例部分を自分のビジネスに当てはめて読むのが読みやすいかなぁ、と思いました。

  • 全体的に薄味?
    「スマート」の納得度が低い

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

宮崎 琢磨(ミヤザキ タクマ)
株式会社サブスクリプション総合研究所代表取締役社長
大学在学時よりフリーランスのプログラマとして活動。1998年ソニー入社。パーソナルコンピュータ・PDA・映像・音楽・ネットワーク・ソフトウェアの領域を中心に商品企画・事業企画に従事。2005年ライセンスオンラインに参加。2006年ビープラッツを設立し、取締役CTOに就任。取締役CFOを経て、2018年ビープラッツが東京証券取引所マザーズに株式を公開。同年より取締役副社長(現職)。2019年サブスクリプション総合研究所を設立し、代表取締役社長に就任(現職)。東京大学卒、1972年生。


「2019年 『SMARTサブスクリプション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宮崎琢磨の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×