- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492761854
作品紹介・あらすじ
新興国の「1万ドル」超世帯は、"日本ブランド"を求めている-野村證券金融経済研究所&NRI近未来社会予測プロジェクトチームが描く日本の新たなる成長戦略。
感想・レビュー・書評
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一般的にある製品の世帯普及率が20%を超えると経験則として普及は急速に進むとされている。需要が王政でメーカにとっては最も美味しい市場となる。
韓国人は世界各地に韓国村を作ることを得意としている。
携帯電話のガラパゴスは、日本という市場に合わせ過ぎてしまったこと、現地での啓蒙、教育が不足していた、通信キャリア同士でチームワークが取れていなかった。
本当かな? -
図書館で発見。
面白かったです。
新興国向けに安い製品の開発に取り組む日本の製造業ですが、本当に安い製品は高コストの日本企業では勝つのが難しい。
この本では日本の製品に憧れを持ち、そこに手が届く、世帯当たりの年収1万ドルの家庭をターゲットにと提案しています。
根拠となるデータも充実しており、製造業やマーケティングに関わる人は是非読んでみてください。 -
題名は印象的ですが、基本的な内容は国内市場が飽和する中、いかに、新興国市場向けに事業展開していくかという内容で、他の本で述べられている内容でした。
本書でポイントとして述べられている、単に他国の新興国展開を後追いしたり、同じ軸で戦うのではなく、日本の良さを活かすという部分が大切だとあらためて感じました。 -
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微妙 -
新興国市場にどのように商品を販売していくのか、など詳細に事例を用いて説明している。技術のある日本企業がどうして勝てないのか、という問いに対する一つのヒントになるかもしれない。
印象的だったのは、新興国でのビジネスをする上で大切なのは商品だけでなく日本の文化・生活もアピールすることだ、という部分である。日本の生活水準を一つのあこがれとしてイメージをつけ、それを基に販売をしていく戦略である。
すべて低価格戦略のみで物事が語れるほどビジネスは単純ではない。文化の押し売りはありえないが、他国の人も惹き付ける生活様式や文化などはまだまだ日本に存在しているはずである。それらを基盤にビジネスを考える大切さを学んだ。 -
2010.02.21 朝日新聞で紹介されました。
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成長する新興国の急増する1万ドル世帯を狙え、というのがメッセージでした。新興国の成長を改めて実感します。
新興国7カ国(中国、ブラジル、インド、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア)の1万ドル世帯は、2009年現在は、1億2千万世帯。これが、2020年には、5億世帯に膨れ上がる。世帯占有率も2010年で2割、2018年には、5割を超えると予想。
この富化速度を踏まえ、将来のこのセグメントをターゲット市場と捕らえ、手を伸ばせば届く贅沢品というポジションで日本製品を投入することがガラパゴス日本の成功戦略だというのが要旨です。
こういったマーケットと獲得するには、グローバル人材の育成が急務。
グローバル人材とは英語ができるという次元ではなく、自国文化を語れるような人と書かれており、非常に共感しました。日本の文化、思想を知り客観的に見れなければ、他国にそれを売り込むのはできないと思います。
手を伸ばせば届く贅沢というのは、製品ばかりでなく、たとえばゴージャスウエディング、海外旅行、コンビニ、百貨店、スーパーなど先進国が発展させたサービス分野も含まれるんだろうなと感じました。
実際に中国の海外旅行者は以上なペースで増えているようですし、日本のビジットジャパン構想も中国の成長に大きな期待を描いているのが数値を見ても分かります。 -
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