- Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492654866
作品紹介・あらすじ
アマゾン、アリババ、フェイスブック、アップル・・・・・・
2025年、世界最大の銀行はテクノロジー企業になる!?
急速に進化するテクノロジーで金融サービスの姿は全く変わる。
従来型の銀行が、いまだに支店、通帳、印鑑、本人窓口確認、プラスチックカードをもとにバンキングを提供している一方で、巨大IT企業やフィンテックスタートアップは、AIやブロックチェーン、SNSを駆使し、それらを一切必要としない、顧客のメリットのみを追求した新たなバンキングの世界を作り始めている。
未来の銀行は誰が制するのか?
ハイテク・プラットフォーマー VS 従来型銀行、サバイバルの行方は!
金融とテクノロジーの世界的ビジョナリストが、銀行の今と未来を解説する。
感想・レビュー・書評
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多くの示唆があり考えさせられました。
個人としては、第一原理を自分の頭で考えて、共感を得ることができる能力が必要。
また、組織としては、新時代にどう適応していくか。フットワーク軽く、柔軟な思考で、規制にも負けず、技術力を持った組織。 -
こういう世界が来るのかもしれないなあと思いながら読みました。
ここに書いてあることを真に受けすぎないほうが良いのかな、と。
とはいえ、こういう世界が来ないとも限らない。
そうなったときに、地域金融機関が世の中に提供できる価値はなにか?
それを考える切っ掛けになった。
機械が人間の行動を分析してフリクションをゼロにする世界が来るか否かはわかりませんが、フィンテック企業と協働していくことは、今後の金融機関には避けられないでしょう。
本筋とは逸れるが、第一原理の思考というものをこの本で初めて知った。
自社の方向性を考えるときに、積極的に使っていきたい考え方。
「うちの会社をイチから立ち上げるとしたら、どのような姿で立ち上げる?」 -
2024年1月23日読了。「銀行」がさらされる環境と、どう生き残りをはかるべきか?を語る本。2019年刊、時代の変化に応じて「BANK1.0/2.0/3.0」と著者の思考も進化していったよう。銀行の本なのに、アリババやイーロン・マスクのビジネスと思想、AIの解説について多くのページが割かれているのが著者のスタンスを明確に表している。「銀行」のビジネス形態があろうがなかろうが顧客・世界には正直どうでもいい、「どのような体験・経験を作り出す企業なのか」が銀行には問われており、「支店に来て申込書を書かせる」発想をデジタルに置き換えるだけの銀行はすでに存在価値を失っている…のは消費者側からすると当たり前の話なのだが、メディチ家の昔より長きにわたる歴史を持ち、多くの資産と雇用を抱え「自らが世界そのもの」と考える銀行にとってはまさにイノベーションのジレンマ、「変化すること」は並大抵のことではない・むしろ最初から負け戦確定ということなのか…。
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テクノロジーが銀行に与える影響が網羅的に書かれている。かなりのボリュームで、読みごたえあり。
テクノロジー企業に対抗するには、中核業務での顧客体験の変革しかないということで、カスタマーエクスペリエンスの重要性を再認識した。 -
こういう分野の本って、普段ほとんど読まないから、興味深かったー!
自分じゃ手に取ってないかもだけど、家族が持ってて面白そうだったから借りて読んでみました。
なんか、慣れない分野であるうえに専門用語ではないと思われる箇所も英語そのものだったりして、英語を解する私でもちょっと読みにくい感じは受けたけど、まぁ内容は面白かった。それで間を取って☆3つな感じ?(笑)
こういう本あるあるで、全部読まなくても言いたいことは大体分かるんだけど。一応完読したよ(笑)。 -
かつて、銀行は支店網が競争力の最大の源泉になっていた。ユーザーへのタッチポイント(ディストリビューション/デリバリ)が支店(bank1.0)からATM(bank2.0)、そしてモバイル(bank3.0)へ。現在は4.0への移行期にある。4.0はユビキタスで組み込み型。インビジブルな銀行を意識させないサービスとなる。ゼロフリクションでリアルタイム。最適な人に最適な場面で適切なアドバイスをする為にビッグデータとAIによるレコメンドが大事になる。4.0は日本だとこれからになる分、具体的なサービスイメージがまだわかなかった。。。銀行業のこれまでとこれからがよく理解できた。が、難解で長編なので読み切るのにガッツがいった。
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テクノロジーやFintechが変える銀行の未来予想図。無駄な行為・価値を生まない行為をテクノロジーを使ってなくしていくことがDX(デジタルトランスフォーメーション)なのだと思うのです。2019年度暫定トップ5!
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銀行業の未来について記した本。
かなり面白いです。
この先ディスラプトされていくのでしょうが、消費者にとって使いやすい金融サービスを作って欲しいと思いました。