生きている会社、死んでいる会社―ー「創造的新陳代謝」を生み出す10の基本原則

著者 :
  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492557846

作品紹介・あらすじ

【ついに出た!累計30万部の大ベストセラー『現場力を鍛える』『見える化』の遠藤功氏、「経営コンサルタント30年の集大成」が1冊に!】
【読めば「働き方」が変わる!全く「新しい組織論」が、「渾身の書き下ろし」でついに登場! 】
【こんな本が欲しかった!「会社&組織研究の全エッセンス」が1冊に凝縮!】
【ビジネスパーソンなら、誰が読んでも面白い!「働く会社」が違って見える!「自分自身の働き方」も「人との接し方」も劇的に変わる!】

★「30年の経営コンサルタントの結論」として、最も書きたかったことは何だったのか?
★「見た目の数字」や「業績」よりも「組織が生きていること」が重要な理由とは?
★アマゾン、アップル、フェイスブック、トヨタ、マザーハウス……世界中で「生きている会社」は、どんな工夫をしているのか?
★「組織の熱」「仕事のやりがい」はどう作り出せばいいか?
★組織を「新陳代謝」する秘訣は何なのか?「デーワン(1日目)」の活力を保つ方法は?
★具体的に、「何を」「どう」すればいいのか?
★まずやるべき「10の基本原則」は?
★「若手がのびのび働ける」「組織が活性化する」簡単なコツは何なのか?

【本書の5大特色】
【1】代謝なくして創造なし!「創造的新陳代謝」を初めて完全体系化
■会社が老いる2つの原因――官僚主義の台頭、成功の復讐
■いかに「デーワン」の活力を保つか――「デーツー」の会社は死んでいる会社

【2】「事業」「業務」「組織」「人」4つを新陳代謝する秘訣がわかる
■事業には「寿命」がある
■業務は「膨張」「滞留」「過剰」になる
■組織をスリムに保つ3つのポイント
■人は少なくくらいでちょうどいい

【3】「生きている会社」の条件?「熱+理+情=利」の高め方を紹介
■「熱」を広げるためには「熱源」を増やす
■会社には「熱」を帯びた合理性が不可欠
■感情は老化する、人の能力には「幅」がある
■社員の「心」が仕事に現れているか

【4】実践すべき「10の基本原則」をわかりすく具体的に解説
■代謝のメカニズムを埋め込む
■骨太かつシンプルな「大戦略」を定める
■「必死のコミュニケーション」に努める
■「言える化」を大切にし、管理を最小化する

【5】課長、部長、経営者?それぞれ「何をすべきか」を徹底解説
■「さばく」「こなす」ことに終始してはいけない
■クレイジーな「0?1」課長をつくる6つの秘訣
■経営者は「4つの仕事」をしなくてはならない
■経営者の報酬はどうあるべきか

経営コンサルタント30年の「知識」と「実例」を完全公開!
「企業の実践例」も具体的に、わかりやすく紹介!

この1冊を読んで、「人」と「組織」、そして「働き方」を劇的に変えよう!

感想・レビュー・書評

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  • 企業を生き物と捉えてみると、実態をつかみやすい。自らの個性を生かして、社会に影響を与えている生き物は、新陳代謝を繰り返し生存し続ける。
    生きている会社は、創造性を発揮しつつ、健全な新陳代謝を繰り返し行っているのである。
    生きている会社の素晴らしい実例を紹介しつつ、変化の激しい時代の会社のあるべき姿を解説している。
    下期のスタートにあたって、チームメンバーに何を目標として頑張るかを伝えないといけないなぁと考えながら読んでみた。私の所属するチームは、熱を帯びているのか?理を探求しているのか?情に満ち溢れているのか?この3条件を意識して、寝ながら考えてみたい。(笑)

  • 新聞広告で目について購入。
    んー、あまり新しい発見はなかったかな。著者ご自身が社外取締役に勤めている会社の取り組みなどが、細切れに紹介されて、各テーマを補強する構成。
    むしろ、デフォルトスタディ的に、うまくいかなかった会社との対比などで深掘りしていってほしかった。
    全体として総花的な印象はあるものの、内容は至極ご尤も。会社組織が生き生きあるためには注意しておくことが、シンプルにまとまっている。

  • 強い会社は何なのか、活性度を熱量などで表現した本。人の集合体が会社だと考えると、そこで働く人をどのように鼓舞していくのか等、経験を元に語られている所が良かった。経営戦略などに目が行きがちであるが、やはり実行を担う社員の意識づけがマネジメントとして大事なのが、良く理解できた。

  • 「毎日がDay1のフレッシュさを維持すべし」というメッセージが強く印象に残り、非常に熱い気持ちになりました。

    会社も勿論そうですが、個人においてもこのような瑞々しさの維持は必須。

    都度「Day1のフレッシュさはあるだろうか」は個人として、担当プロジェクトのマネージャーとして、自問自答することが多いです。

  • 事例が豊富

  • 会社は生きていなければならない。

    本書は、「生きている会社」にするためには何が必要かを伝えてくれています。

    著者は遠藤功さん。欧州を代表する戦略コンサルのローランド・ベルガーの元日本法人会長で、今でも良品計画やSOMPO HD等の社外取をされており、戦略策定だけでなく実行支援に定評があるとのこと。

    「生きている会社」の要件は「熱」+「理」+「情」。
    会社全体が大きな熱を帯び、理詰めで考え行動し、新たな創造に向かって社員が奮い立っているような会社です。そのために必要な事は、創造的な新陳代謝。その新陳代謝の方法を、事業、業務、組織、人に分けて説明してくれいます。

    今まで私は、経済体としての「会社」を中心に捉えていましたが、共同体や生命体の切り口からとらえて、どう活性化していくかが大事なんですね。「戦略」に、命を吹き込むために必要な事をおしえていただいた気がします。

    確かに本書で書かれた視点で、自分の周りを見てみると、老化している部分と新陳代謝が進んでいる部分があるかも。

    自分がその老化の原因になっていないか、新陳代謝を進める側になっているのか、心にとめながら仕事をしようと思います。

  • 会社の本質を明らかにし、創造的新陳代謝の必要性について述べ、生きている会社の必要条件は「熱」「理」「情」であるとしている。そのために実践すべき10の基本原則をまとめている。

    内容的には目新しいことは無いが(著者もそう書いている)、まとまっているので使いやすいかも。

  • どう「生きている会社」になるかの肝が、いかに捨てるかというのは意外だった。会社の目的は創造だが、その成否はむしろ、新陳代謝にかかっている。やめられないか?まとめられないか?外注できないか?簡素化できないか?個人の人生にも、同じことが言えるかもしれない。こんまりメソッド等に通じるのかも。


  • 企業に必要なものは?
    ① ビジョン自体は無意味。そこに共感できるかどうか
    ② 自分たちでコントロールできる変数を抑え自分たちで未来をコントロール
    ③ どんなにトップが優秀でも社員が動かないと成長しない

  • 今までは古いものを捨てずに事業の幅を広げてこれた。
    しかし今現在、すでに現場が収拾つかないくらい混乱している。
    まずは整理して捨てないと!
    捨てることで「事業縮小」の印象があるが、そうじゃない。
    人員だって、新しい人が入らないと、代謝は生まれない。
    新しい人を入れるには、今の人員を整理する必要もあるだろう。
    単に辞めさせることではなく、配置転換とか、別会社への出向とか、色々方法はあるはず。
    そういうのを「覚悟」を持って、経営層が実行できるのかが大事。
    まずは「仕事の断捨離」。
    「この仕事必要?」「この業務必要?」「そもそもこの業務フローが必要?」
    全部「辞める」前提で見直してみるといい。
    さぁ、果たしてそれを出来る人は、当社の中で誰なのか?
    それが重要だ。
    (2018/03/25)

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著者プロフィール

遠藤 功(エンドウ イサオ)
株式会社シナ・コーポレーション代表取締役
早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。三菱電機、複数の外資系戦略コンサルティング会社を経て、現職。2006年から2016年まで早稲田大学ビジネススクール教授を務めた。2020年6月末にローランド・ベルガー会長を退任。同年7月より「無所属」の独立コンサルタントとして活動している。多くの企業で社外取締役、経営顧問を務め、次世代リーダー育成の企業研修にも携わっている。
株式会社良品計画社外取締役。SOMPOホールディングス株式会社社外取締役。株式会社ネクステージ社外取締役。株式会社ドリーム・アーツ社外取締役。株式会社マザーハウス社外取締役。
15万部を超えるロングセラーである『現場力を鍛える』『見える化』(いずれも東洋経済新報社)をはじめ、『現場論』『生きている会社 死んでいる会社』(いずれも東洋経済新報社)『新幹線お掃除の天使たち』(あさ出版)『ガリガリ君の秘密』(日経ビジネス人文庫)など、ベストセラー書籍多数。

「2022年 『「カルチャー」を経営のど真ん中に据える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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