アイデア・メーカー: 今までにない発想を生み出しビジネスモデルを設計する教科書&問題集

著者 :
  • 東洋経済新報社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492557556

作品紹介・あらすじ

企画シートを埋めれば、
アイデア、ビジネスモデルが完成していく。

このシートから生まれたアイデアで
出資を受けるビジネスが続々、誕生!

アイデア、ビジネスモデルを
創り出す「型」を身につけるための教科書+問題集

イノベーションに結びつく思考法とスキルを身につけるために執筆したのが本書です。
アイデア発想法とビジネスモデル設計スキルを解説していますが、単なる教科書ではありません。「解説+ワークシート」をセットで用意しています。つまり、「教科書&問題集」という設計になっています。
解説を読み、ワークシートに取り組むことで、アイデアを創り出し、それをビジネスモデルに仕上げることができます。ワークシートを繰り返し使っていくと、アイデアとビジネスモデルを創り出す「型」が身につくようになっています。
本書を読んで、ぜひとも発想法とビジネスモデル設計のスキルを身につけてほしいのです。アントレプレナー(起業家)志望であろうと、イントラプラナー(社内起業家)志望であろうと、役に立ちます。
型が身につくので、偶然ではなく再現性のある形で、「事業を創り出す」能力が備わります。ビジネスパーソンの方はもちろん、学生のみなさんも事業を創り出す人になるために準備を始めてみましょう。

感想・レビュー・書評

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  • 前半を読み終わり、今後半に設けられているシートに取り組んでいます。
    所感としては事例が豊富で理解しやすいものとなっています。
    アイデア創りからビジネスモデルまで全て網羅されているため、はじめて取り組む場合、少し盛り込み過ぎの感じ設けます。
    ただ、内容は理解できないところはほとんどなく、根気よく取り組むことで、身につくものは多いと感じます。

  • 社会人3年目です。学生又は若手社会人向けに書かれている本だと思います。
    新規事業を開発する部署に来年から配属されることになり、何冊かアイデア、企画を創る人向けに考え方が解説されている本を探していました。
    解説部分は半分で、残りはワークシートになっており、実際にやってみると難しい箇所もあったのですが、最終的にまとまったアイデア、ビジネスモデルが出来上がり、自分のようなはじめて取り組んだ人でも出来るものだと少し驚きました。
    人によるかもしれませんが、実際に企画する立場の人にはお薦めです。

  • 過去にアイデア創出の講習を受けている身としては平凡な内容。

  • アイデアの出し方について、ワークアンド講義形式でわかりやすく実践のトライアルへ橋渡ししてくれる良著。みやすくわかりやすい構成はもとより、文脈に沿った様々なイノベーション事例が掲載されていることが素晴らしい
    各種フレームワークをただ紹介するのみではなく実務上の留意点まで触れてくれているのがよい。
    良著ではあるが、このワークを独力で全部やろうと思うとなかなかハードルが高いとは思う。

    メモ
    ・摩擦はアイデアの新しさを測る指標となる。
    ・共感(自分、社会のニーズはあるか)、客観(合理性はあるか)実現性で反対を乗り越える
    ・アイデアを創り出すとは、新しい課題を発見し、新しいソリューション、体験を提供すること。実現すること。

    ・アイデア創造プロセス
    1 目的を見つける。解消すべき課題を明らかにする
    2 アイデアを考える。
    3 アイデアを試す。
    4 アイデアを完成させる

    ・ビジネスモデルはプロフィットモデルを作り、デリバリーモデルをつくり、キュレーションモデルをつくる。キュレーションは最適組み合わせをつくりだすこと。

    ・目的を見つける
    実在の一人をみつける。イノベーターは他社が作ったフィールドに興味はない。
    ヒント:自分自身、身近な人、第三者

    経験を深く理解する 
    Activities Environment Interactions Users Object
    矛盾、トレードオフは何か。トレードオフラインを明確化、可視化する。
    →制約を明確化。なぜ諦めているか、どんなシーンで不満になるのか
    →目的を明確化する。課題を解決し、どういう状態を目指すのか。
      主人公✖️シーン✖️目指す状態=目的

    ・アイデアを考える
    アイデアをたくさん出し、そこからエッセンスの提供価値を抽出する。エッセンスは主課題と制約どちらにきくのかを統合的に解いていく。エッセンスフィルターを通しながら、アイデアを紡ぎ、統合していく。
    →◎アイデアを壊す。対局の手段や対局の提供価値を考える。暗黙の前提、先行者の提供価値を否定し、越える。
    →アイデア選定基準は、意味がわかる人が少数10-20%、賛否両論が巻き起こる、不可能ではない

    ・アイデアを試す
     プロトタイプを作り、ストーリー、機能、デザインを確かめる。
    →ユーザーに試してもらう。ただしターゲットでない声を聞いて、アイデアが壊れてしまわないよう注意。
    外野の声は聞かない、気にしない。
    ユーザーに理念ビジョンやコンセプトを説明してしまうとバイアスがかかってしまうので、そうならないように感じた価値や課題を聞き出すこと。

    ・アイデアを完成させる
    そもそも欲しいと思う理由、目的があるか
    それがあるから買いたくなるバリューがあるか
    ユーザーの感じるハードルはあるか(クリアしないと絶対向かってもらえないものはあるか、使いたいが使えないハードル)
    あれかこれかでなく、あれもこれもを目指してしまう。

    ・リテンションを設計する
    ステータス付与、パーソナルアシスタンス、コミュニティ形成、共同作業

    ・パートナーを設計する
    M&A、アライアンス、競合連携、コネクト&イノベーション

    ・プロフィットモデル8類型
      フリーミアム:LINE・Dropbox
      第三者課金:広告モデル
      ピラミッド:スウォッチ(ハイエンドで収益)
      マージンミックス:吉野家・ユニクロ
      マルチセグメント:遊園地、映画 親から高収益
      マルチチャネル:ペットボトル(チャネルによってマージン変更)
      アディショナルレベニュー:プリンターとトナー
      会員クローズド取引:定期購読・Amazon
    MUSIC

  • ワークを繰り返す必要あり

  • 家でも、学校でも、教えてくれないのが発想の仕方。でも発想の仕方を学べば、誰でも手軽にアイディアを手にいれることが出来る!では、そのアイディアの発想方法とは、それをビジネスモデルまで高めるには・・・を解説した一冊。そして、ここがこの本の凄い良いところなのだが、その解説内容にそって自分のテーマを磨き込むことができるワークシートが充実してる。色々なアイディア発想本を読みますが、いまのところはこれが一番使い勝手がよさそうです!オススメ。

    ・いいね!がたくさんnつくようなアイディは新しさに欠けていると思うべし。むしろ訳が分からないと言われるアイディアにこそチャンスが眠っている。しかし、訳がわからないアイディアというのは理解されず、採択されにくいというジレンマをかかえる。

    ・それでも突破するためには①絶対実現したいという強い想い②理屈が通る③実現可能である。の3つが必須。

    ・マーケットリサーチをかけて大きな需要がありそうなところには皆が目をつけており、チャンスは少ない。そうではなく、身近な、または自分自身が強く感じる「不」に着目してサービスを考えるべし。

    ・「不」を見つけるときには、トレードオフが発生し、一見解決困難そうな「不」にチャレンジするべし。このトレードオフを解決することが、ビッグチャンスに繋がる。

    ・①主人公を明確にし②シーンを明確にし③実現したい状態を明確にする。④そして①~③を統合して目的化する。(例)ユニクロヒートテック。①中の良いお洒落好きな女性②冬の寒さ対策で着ぶくれしている③着ぶくれせずにお洒落でいて欲しい④一枚で暖かく、着ぶくれしないインナー。

    ・アイディアを広げる型①足し算②引き算③掛け算④割り算。

    ・良いアイディアの選び方。①意味が分かる人が少ない②賛美両論がまきおこる③実現が不可能ではない。

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著者プロフィール

1970年 東北大学農学部卒業
1975年 東北大学大学院農学研究科博士課程修了,農学博士
1975年 同 大学医学部助手
1986年 米国テキサス大学医学部 Assistant Professor
1993年 東北大学農学部助教授
2000年 同 大学大学院農学研究科教授
2011年 同 大学名誉教授,同大学院農学研究科教授

「2011年 『農学生命科学を学ぶための入門生物学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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