- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492533277
作品紹介・あらすじ
▼10年後に後悔しないために
社会やビジネスの変化が早く激しい昨今、、「自分は将来この環境で生き残っていけるのか?」「自分はいったいどう生きればいいのか」・・・そんな不安を感じている20代、30代前半のビジネスパーソンは多い。
5年後、10年後に自分自身の道を歩むためになにをすればいいのだろうか。どのようにキャリアを積めばよいのか。
▼戦略的かつ現実的に行動し手に入れる
意欲があるがどうすればよいかのがわからず、手探り状態のビジネスパーソンに贈るのが本書だ。
「○○力向上」といったスキル本や自己啓発本は多いが、キャリアの方向性を考え、行動していくための示唆を説いた本は少ない。
本書では経営を考えるときのフレームワーク(3C分析、針鼠など)を使いながら、キャリア戦略の考え方を解説。
自らの立ち位置を確認し、タイミングを逃さず、ポジションやキャリアを自ら戦略的に手に入れるために、ワークシートを交えながら各ステップとその方法論を解き明かす。
10年後に後悔しないために絶対読んでおくべき1冊である。
感想・レビュー・書評
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組織内の役割や役職に規定される一般的な能力と重視している仕事の特性として必要とされる能力(専門性、独自性)が必要である。これはいわゆるポータブルスキル(持ち運び可能なスキル)とも言われているので転職した際にも役立つスキル。
自分は何のために生きているのかと言う根源的な問いに申請をかけて成し遂げたいことを考え人生のキャリアを決める。3年後はとなるのか5年後どうなるのかを決めることがスタートそしてそのために何ができるのかを考えリスト化し行動する。
目標達成のための具体的アクションと達成予定期間、予想される障害(自分の上司の反対等)対策を練る。
転職先を決める際には
①今後伸びそうな業界であること
②頑張れば頑張る分だけ評価される会社
③営業や添乗(旅行会社の営業は添乗)の経験が生きる仕事であること
④女性の活躍に積極的な会社であること
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グロービス経営大学院への入学を誘引する作用があるため、気をつける必要がある。
とはいえ、それを考えてもビジネスキャリアを考える上での基本は抑えられていて、キャリアに悩んでいる人の一助となるのではないだろうか。
本書の中で出てくるプランド・ハップンスタンス理論というのがある。
①個人のキャリアの八割は、予期しない偶然の出来事によって形成される
②その偶然の出来事には何らかの「キャリアの種」が存在し、本人の意識や努力によって、新たなキャリアの機会に発展させることができる
③予期せぬ偶然の出来事をただ待つのみではなく、積極的に行動したり、自分の周りに起きていることに心を研ぎ澄ませることで、それらを意図的に生み出すことができる
キャリアデザインとは、嵐の中モーターなしヨットの上でどのように航海していくか、という指南に近い。
そういう意味では「神は自らを助くる者を助く」を教条を信じられるかどうかというのが、この本を読む上では重要になるかもしれない。 -
42歳の自分ではあるが、改めてキャリアの先を見据え行動することの大切さを理解できた。
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キャリアの参考に
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自身の今後のキャリアを考える上で有用な一冊。理解を深めるワークシートも用意されている。
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8冊目。
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グロービス経営大学院の講師陣が、キャリアひいいては人生をどう自分自身で考え・形成していくための指針を示した一冊。
本書の冒頭で、”自分自身にとって良いキャリアというものは、結局は、自分自身で自分に向き合いながら考え、「自分らしい人生」を自分で納得し、定義するしかないのです”とあるように、まずは自身の価値観が最も重要とする地に足のついたキャリア形成のありかたが示されている。
その価値観も、ワークシート形式の問いに答えていくかたちで具体化できるようになっていて、自分の考えを純分に整理・深堀できるようになっている。
"キャリア"というものも、自分が満足できる人生を送るための手段というか、過程にあるもの。
結局、自分が満足できるものを明確にできるかどうかが、よいキャリア形成につながるのだろう。 -
【キャリアへの2アプローチ】
1.明確な志を掲げる
2.Planned Happenstance Theory
【チャンスを捉える5行動指針】
1.好奇心:絶えず新しい学習企画を模索し続けること
2.持続性:失敗に屈せず努力し続けること
3.柔軟性:こだわりを捨て、信念・概念・態度・行動を変えること
4.楽観性:新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
5.冒険心:結果が不確実でも、リスクをとって行動すること
【人生の5役割】
キャリアとは、「仕事だけではなく、社会において人生の中でどのような役割を果たすのか」。
「職業人」「パートナー」「息子」「父親」「社会人(職業人としてではない社会との関わり)」
【成長するために】
1.すべての仕事から学ぶ姿勢を持つ
2.メンターを探す
3.社内公募・研修制度は使い倒す
4.嫌なことから逃げない
・普段から何らかの意図をもって行動・努力をしていなければ、偶発的に起きたできごとがチャンスに見えることなく、それをタイミングよく掴むことはできない。
・お金と時間とやるきの3つの条件が揃うことはそうそうない。いつか、そのうち、という間に仕事が変わり続け、家族が増え、10年くらいあっという間にたってしまう。
・役割
①仕事、②パートナー、③息子、④父親、⑤社会人
リソースは限られている中で、その時々の年代において割く時間を考える。
・エンプロイアビリティ。いざとなったおtきに、最低独り立ちできる、上司と意見がぶつかっても意見を通せる自信を有せる。
・なりたい自分に制約をつけない。10年というスパンで見ればできないことのが少ない。
キーワード:取り敢えず、失敗を恐れずに行動してみて考える中で、新しい気づきや素敵な出会いがある「計画的偶発性」をとる。