- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492501986
作品紹介・あらすじ
BCG‐PPMの横軸と縦軸は何を意味しているのか?3つのCをどういう順番で分析し、何を明らかにすればよいのか?5Fs分析で明らかにしたいことは何で、どのタイミングで必要になるのか?戦略コンサルタントのノウハウ、プロジェクト成功の勘所がつかめる、プロのスキルが身につく実践問題集。
感想・レビュー・書評
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ざっと斜め読みしました。
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フレームワークを使ううえでの注意が、戦略コンサルの経験をもとに解説されている本
単純な言葉の裏に隠れたロジックをしっかりと理解するクセをつけたい -
(再読)
4~5年ぶりに読み返したが、とても良本ということに気づいた本
当時は正しいフレームワークの使い方の本という認識であったが、問題を解くための問いを正しく設定する為の本であり、またその際に陥りがちな罠を回避する為の本であった
(現状分析とは)
・収集された情報の意味合いを考え、情報から導き出す視点・示唆を炙り出し、アクションにつなげていく
・市場(5Fs:ステークホルダーの変化は自社のビジネスのどのような影響を与えるか?儲かるか?、PEST:業界にどのような変化が生じるか?、顧客構造:顧客のニーズ変化は?)→競合(VC)→自社(VC)の順番で分析することで、外部環境の変化要素を検討した上で、自社の対応を考える
【市場】
– 市場はどう変化しているのか
– かつての成功要因は機能しなくなっているのではないか?
– 今後の成功要因は何か
【競合】
– 市場の変化の競合はどのように対応しているのか
– その対応に必要な経営資源はどのようなものか
【自社】
– 市場の変化に対して自社はどのように対応すべきか
– 競合企業の対応で参考になる対応は何か
– その対応に必要な経営資源は何か
(常に問うべき問い)
・何が問題か?
・何が成功の肝か?
・自分の軸(視点)は?
(その他)
・BCG-PPMの縦軸は市場成長性=市場魅力度=競争の激しさ=投資の必要性、横軸じゃ相対マーケットシェア=生産コスト=利益の出しやすさ=投資の資源の得易さ -
あくまで「フレームワーク」に関連した内容。
「使いこなすためにどうするか」という「問い」の形式で進んでいるが、今一つ共感が持てない部分が多かった。
(50問中で興味ある内容もあったが、正直少数だった)
事業分析、経営戦略は単純にフレームワークに沿って作成すればそれでOKということは決してない。
フレームワークはあくまで一つの形式であって、それをどうやって使いこなすのかが大事だ。
どういう経験を持った人が、どういう視点で効果的に使うかで、フレームワークの意味は大きく違ってくる。
もしそれが経営戦略を策定するツールだとすれば、果たしてそのツールは誰が持つべきなのか。
使いこなせない人がそのツールを使っても全く意味がないのだ。
ただの机上の空論だ。
もし仮に、その内容が素晴らしいものだとしても、フレームワークが上手く行かない要因。
それは企画立案者と現場実行者が異なるために、大きく温度差があるということだ。
現場は企画者に、企画者は現場に対し双方で「分かってない」と言い合う。
上が考えたことを、現場に押し付けるから、そもそも協力しようとも思わない。
これでは当然にどんなフレームワークがあろうと上手くいくはずがない。
本書ではもちろんこれらのことが指摘されているが、「じゃあどうする」に対して、いきなり根性論(感情論)的な解決策が示される。
「そんなものは熱意を持って説得すべし」
そんなことを言ったところで、簡単に解決できる訳がない。
その点が本書の残念なところなのである。
経営戦略の本は数多ある。MBA取得者だって、日本には何人もいる。
しかし経営が上手く行っていると言える企業は数少ないと感じる。
やはりもっと突っ込んで議論をしなければいけない点だ。
なぜ我々は勝てないのか?この問いに真摯に向き合うしかない。
(2021/6/6) -
経営戦略策定・実行のための実践的な書物だと思う。経営戦略策定の全体像と各種フレームワークの使いどころがマピングされていて分かりやすい。1つ1つのフレームワークの説明は上っ面ではなく、根本的な考え方、使うべきタイミング、良く陥る間違い等が解説されており、非常に勉強になった。
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繰り返し読み込んで頭に叩き込みたい
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フレームワークは知っているが、ちゃんと使えていないと感じる方。本質とは何か?自分で考えたい人にお勧めの一冊です。
フレームワークは知っているけど、うまく使えない。
では、そうすればよいのか?フレームワークを正しく理解し、正しく使うための一冊です。
フレームワークはあくまで道具。
それをいかに正しく使うのか。
実務で使うために読みたい一冊です。 -
フレームワークを用いての戦略設定確認のを目的としてさら〜っと読む。日本企業の抱える問題が、時を同じくして読んでいる「零戦萌ゆ」で提示されている日本軍が抱えていた諸問題と重なる。