マンキュー マクロ経済学(第3版)1入門篇

  • 東洋経済新報社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492314098

作品紹介・あらすじ

マクロ経済学のグローバル・スタンダード・テキスト。最近の金融危機やオバマ大統領の経済政策など新たなケース・スタディも加わって内容がさらに充実。

感想・レビュー・書評

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  • マクロ経済学の中級レベル教科書の定番。翻訳版では必要に応じて日本の経済統計が掲載されていたり、(米国でなく)日本を主語とした記述に置き換えられているなど、日本人読者に向けた配慮がなされているのがありがたい。

    本書は原書の基礎的な章を選んで編集されたもので、内容的には極めて平易。よって、短期間で一気に読める。価格水準が可変的な長期の古典派モデルと価格水準が固定的な短期のISーLMモデルを軸としたケインジアンモデルが、主にグラフを用いて分かり易く解説されている。また、小国開放経済を仮定したマンデル=フレミング・モデルや短期における失業とインフレとの関係も取り扱われる。

    訳出過程で生じたと思われる数式の間違いが若干見受けられるが、すぐ分かる程度のものなので支障はない。最後に、本書で学んだ親モデル(7つ)と特殊ケース(本書の各章に対応)との関連がまとめられており、全体を俯瞰するのに好都合である。

    なお、Mankiw Macroeconomicsの真骨頂は第2巻(応用編)にあると思われるので、そちらもあわせて読みたい。

    基礎編にあたる本書単独で見てもお勧めの一冊である。

  • とてもわかりやすいマクロの教科書。入門には最適。しかしグラフでの処理が大半で、数式は全くと言っていいほど使わないので、その部分は学部の授業で補完した。ミクロと違ってイメージしづらいマクロの大枠を捉えるために有用だと感じた。

  • 長期から短期への流れはわかりやすかったです
    経済を学ぶ人にとって,最初に手に取る本としてなかなか良いのではないでしょうか

  • 待望の新訳。中級マクロ経済学の教科書。
    訳は正直前版より荒い、しかしそれ以外は当然完璧!
    ミクロ経済学基礎、なんて表記に戸惑ってはいけない。
    全部読める、全部読んで、そしてマスターへ。

  •  パンを生産して消費するという、家計と企業のみのもっとも単純な経済モデルから始まり、閉鎖経済、開放経済と、順々にパラメータを増やしながら、財政や金融の何をどう変えると経済のどこがどのように変化するのかを、グラフを多用しながら説明している。モデルを表す数式がいくつか登場するが、その定式化の説明はかなり省略されており、行間を補完する為には大学程度の微分学の知識が必要になる。

     入門篇では、出版されている通り、価格が伸縮的な古典経済学の説明から始まり、価格が硬直的なケインズ経済学の説明に発展していく。この訳者の親切なところは、原書の直訳に留まらず、日本での事例を補足したり、記述を日本のケースに改めている部分が散見されることである。このため、単なる訳本を読んでいるというよりは、原著者の構想に従って日本用の教科書が書き下ろされているとみなした方が適切かもしれない。

     何の基礎知識もなく本書を読むと、それが経済学のお約束なのか、記述レベルに合致しないため省略されているのかが良く分からず、終盤では難儀するところもある。試しに、WEB上で拾える参考文献を見てみたが、文章ばかりで一切数式がなかったので、経済学というのは、特に仮説を提案する論文では、あまり数式にこだわらないのが通例なのだろうか。

  • マクロ経済学中級レベルの基礎。
    読みやすくまとめられている。

  • 331||M31||Mak=3e=1
    331||M31||Mak=3e=2(2.応用編)

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