宇宙を目指して海を渡る MITで得た学び、NASA転職を決めた理由
- 東洋経済新報社 (2014年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492223420
作品紹介・あらすじ
《 MIT流・夢の叶え方 & 本物の理系エリートの学び/遊びの流儀! 》
少年の頃の夢を抱いたままに長じ航空宇宙工学の道へ。
東大から、マサチューセッツ工科大学(MIT)へのPh.D.(博士)学位留学。
慶應義塾大学教員としての仕事を経て、
2013年、30歳のとき、ついにNASA ジェット推進研究所に職を得る。
6年半のMIT留学を経験した著者が、
日本人留学生を待ち構える現代版アメリカの洗礼を鮮やかな筆致で描く!
……だけでなく、
【留学にまつわる体験を縦糸(奇数章)】×【体験を咀嚼して得た考え方の基本を横糸(偶数章)】
として、MIT流・夢の叶え方、
本物の理系エリートの学び/遊びの流儀を一冊に織り上げた、待望のデビュー作!!
☆グローバル人材を目指してはいけない理由とは?
――グローバル人材志向、妥協の「就活」から自由になる!
☆約80人のノーベル賞受賞者を輩出、MITのハック文化とは?
/遊んでいるヤツにかぎって信じられないくらいデキるのはどうしてなのか?
――世界トップ研究機関の秘密を公開!
☆怠惰で意志の弱い人間こそ、競争本位のシステムに向いている?
――あの厳しいシステムは、実は優しい!?
☆なぜ、理系が成功するための必要条件が、国語力なのか?
――理系学生、『春琴抄』を読む!?
☆グリーンカード取得、就職活動、現実に活きるコネをいかに作っておくか?
――あなたのことを、責任持って「推薦」してくれる人とは?
☆NASA JPLに雇われていても、常に「就職活動」が必要?
――若手に機会を与え、窓際族が存在できない仕組みとは
☆なぜ、宇宙開発に各国が大枚をはたくのか?
――「役に立つ」と宇宙の間を埋める考え方
経歴だけ見るとクールなエリート(!?)、
実際のところは、悩み、もがき、騒ぎながら、
ひたすら愚直に夢の入り口に近づこうとした一人の不器用な日本人。
野心を秘めた人の背中を力強く押す、異色のビジネス書!!
【ひとつでも当てはまる人へ】
・ハーバードやスタンフォードはわかった、今度はMIT独特の“すごさ”を知りたい
・“あきらめる”、“ゆるく”、そんなムードになんとなく違和感がある
・日本の“就活”に納得がいかない
・留学生活を生々しく知りたい
・叶えたい夢がある、自分自身の夢を持ちたい
・グローバル人材になりたい
・英語が苦手、日本語の本もふだんあまり読まない
感想・レビュー・書評
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著者が宇宙工学に携わる中で、留学や所属研究機関の変更を経験し、それらをふまえた上での実感を綴った本。
夢や研究・科学、学ぶことの意味など色んなことを考えさせられる本。
文章の1つ1つが熱く、胸に刺さる。
夢っていいなぁ。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB15506922 -
夢を持ってそれに向かってる人ってほんとにかっこいい。
宇宙に対しての憧れ、またそれを頑張ってることに対しての疑問、再確認した夢と意義、の流れが参考になったし共感できる部分があった。
また、留学するなら、海外で暮らしたいっていう思い以上の動機がないといけないのが分かった。
宇宙目指したいけど、ここまで長期間時間を費やして、何回も人生やり直す感じのことは自分にはできるのかな。
現実的に将来を考えるために役立った。 -
【所蔵館】
総合図書館中百舌鳥
大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000951722 -
理系にこそ国語力が必要。どれだけ凄いものを作っても人に伝えられなければ意味がない。ものづくりをするなら絶対心に留めておきたいことだと思う。
宇宙という遠い世界には、気の遠くなるような努力があって、その努力を息をするように耐え抜く強さを持った人だけがたどり着ける。自分にとって、満足して死ぬための条件って何なのだろうか。 -
題名とは裏腹に、世の中の「グローバル人間」を謳う本と真反対に位置してる。
この本を一言で表すなら「夢」
子供の頃からの夢をエネルギーに人生を歩んできた筆者の生き方が清々しい。夢に向かって情熱的に生きるってすごい大事なことだなあ。
引用されてたドラッカーの言葉
「あなたは何によって記憶されたいか。いま答えられなくてもいい。でも、五十歳になっても答えられなければ、君は人生を無駄にしたことになる。」
この言葉がすごい心に刺さった。自分の中で夢って何なんやろ〜断たれた時に死ぬほどの苦痛を覚えるもの、、、そんなものあるんかなあ。
大切なことは、自分のしたいことを知っていること。うーん、自分にとって何なんやろ〜〜〜
この本を読むと、こんな風に自分と夢について向き合う事ができます。この本を読んでから、自分は何のために生きるか考えるようになりました。
筆者は目的なくして海外に行く必要は無いって言ってたけど、筆者みたいにマイノリティの中で自分がどう戦うのか気になるので海外には1年住んでみたいです。 -
読んでいて、知識だけじゃなく、心が満たされるような本に出会うことができました。
環境(土壌)に対する考え方で
自分の庭では青い紫陽花しか咲かないことに嘆き、隣家から赤い紫陽花を株分けしてもらって自分に庭に植えても青い花しか咲かない。
人間も一緒、と。
この例え、うますぎる・・・。 -
サクッと読める物語本
MIT入学→NASA就職
その中で結婚や挫折などのエッセンスが散りばめられている
海外の大学ってどんなの?海外で就職するってどんなの?の雰囲気がわかるケース本 -
2021/03/26 更新
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著者の熱意が伝わりました。
私も宇宙が大好きで、かつてボイジャーの映像に心を躍らせた一人です。
著者が教えてくれた学費などの情報が、とても役立ちました。