- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492222928
作品紹介・あらすじ
全国の高額納税者の妻へのアンケート・インタビューなど、豊富なデータをもとに徹底分析。育った家庭、学歴、キャリア、夫との出会い、家計、節税、子の教育から悩みまで、知られざるセレブの実態を明らかにする。
感想・レビュー・書評
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同族会社では家族を役員として仕事の報酬として労働所得を半分する。この労働所得は法人税の計算上損金扱いになる。事業形態を個人から法人にする、いわゆる法人なりを行うことで節税できる。所得分散こそが節税の基本。消費税の納税義務が発生するのは売上高が1000万を超えていること。売上高が1000万を越える会社を複数作ることで節税 お金持ち婦人の特徴は見栄っ張りでないこと
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361.8
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専門的な章も多く、難しかったですが、こういう面白いテーマを研究しようと思える著者が素敵です。
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一般書というより半学半俗と言った方がよい気がする本だが,恐らく大学(院)生・研究者というよりかは,これから婚活に入ろうとする女性や主婦層をターゲットに書かれた本だと思う(思いたい)という気持ちが最初に私を向かわせたのはAmazonレビューだった
この本を紹介したブログ等も見ていくうちに,この本はほぼ確実に「玉の輿に乗るためには」「容姿より知性が重要だ」ということを言っている(だけの)本と解釈されている.この本は「「お金持ちの妻」になるための視点」から書かれたものではないと冒頭で述べている(vi)にも関わらず,「現代版玉の輿に乗るのはどんな女性?」と帯で煽りを加えている.この本が学術的に見てどれだけの価値があるものなのかという議論だけでも話は尽きない(?) 気がするけれども,一般書として出版された以上,このような書籍がいかにして社会的現実を構築していくかという視点も無駄ではないように思われる.結論から言えば,レビューサイトやブログではこの本の「美貌の妻が見初められ玉の輿に乗る結婚というのは例外的だ」という点ばかりが強調されている.調査に回答した玉の輿妻の8割以上が50代以上であり,結婚のきっかけのうち見合いが45% (26) を占めるようなサンプルから容姿がすぐれているということが含意されている「芸能人・タレント・モデル・スチュワーデス・コンパニオン」を「玉の輿に乗れそうな職業分類」として,それがわずか1.9%,さらにその中で自分のことを容姿は良かったと回答する人が全くいなかったことだけをもって成り立っているこの主張ばかりが世間に流布していることに恐怖感に似た感情を覚えるとともに,社会にとって都合の良い情報だけが声高に反復される状況に対して,社会学は何ができるのだろうかと,悩み明け暮れる夜を過ごした. -
確か昔に読んだが、とても内容のある本だったと思う。
意外に堅実なんだよね。 -
真面目な学術研究を、分かりやすくまとめてくれています。お金持ちと言っても、年収1000万などではなくて、オーナー企業の経営者や開業医など。税金対策など、具体的に書いてある。保険や貯蓄などして堅実な生活が読み取れますね!
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お金持ち妻になるための方法論が書いてある本ではありません。
お金持ち妻について、客観的にものすごく真面目に研究しています。
現代版玉の輿の実態がよくわかり、おもしろかったです。
*メモ*
インボイス制の導入
→業者が売り上げをごまかせなくなる
→業者間の相互チェックを働かせる機能
北欧型のワークライフバランス
・午後四時に一斉終業となり、残業をする人はいない
・産休、育休をとって女性が働き続けるのは当たり前で児童手当、家族政策も手厚い
・収入の増加よりも余暇を求め、政治に高い関心を持ち、生活全体の満足度はEUトップレベル
∵人々の育ち方が違う
・全ての学校が男女共学で飛び級もあり
・大学まで授業料はかからず、アルバイトをしながら自活する
・学歴による収入差も低く、偏差値による学校の上下はない
→学歴を得るために学校に行くのではなく、能力・適性に応じた教育制度だから、何を職業としていくのかを真剣に考える
弱点
・離婚、自殺、犯罪率は日本より高い
・平均寿命も日本ほどには長くない -
一生懸命がんばっている人がお金持ちと結婚できる。
結婚したとしても、遊んで暮らせるわけじゃない。 -
高額取得者の妻に対して行ったアンケート結果をクロス分析している。加えて富裕層の「妻」たちへのインタビューの抄録も記載されている。コラム的に書かれている内容が面白い。開業医の妻で消費税を節約するために法人を7つ設立している話が最も面白かった。
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お金持ちの奥様ってどんなんだろうっていう
下品な興味で買った本。
桁が違いますね、実感はこの一言につきます。
そしてお金持ち妻にも色々あって
本当に地味な方も多いという事。
私の友達も幼稚園から大学まで学習院でしたが
やれブランドだ、グルメだなんてことはなかったです。
上品で着ているものも普通の服。
本当のお金持ちってこうなのかなと思いました。