弘兼流 50歳からの定年準備: 人生後半を自分のために生きるコツ
- 東洋経済新報社 (2018年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492046289
作品紹介・あらすじ
サラリーマンであれば、60~65歳で定年を迎え、
突然、会社を離れた新しい人生が始まることが多いでしょう。
いま50歳の男性なら、平均余命は約32年。
定年を迎えてからも、20年近くあります。
有効に使えばじっくり味わえますが、何もしなければあっという間。
定年後もあわてないよう、50代という第二の人生の準備期間に、
第二の人生をどう生きたいかを考えることが大切です。
・会社にしがみつくことは重要なのか?
・仕事でもうひと花咲かせる道はあるのか?
・60代に向けて何を準備すればいいのか?
・友人が多いことは幸せなのか?
・親として子どもに何を教えればいいのか?
・老いらくの恋はみっともないのか? ……
定年すれば、肩書も関係なくなります。
人生後半では、人と自分を比べても意味はありません。
人生は楽しんだもの勝ち。
人は人、自分は自分でいいじゃないか。
酸いも甘いも噛み分けた50代こそ、こういう心意気が大事です。
人と比較しないこと。人は人、自分は自分と割り切る。
家族のため、会社のため、日本のため……。
50歳、そろそろ荷を軽くしてもいいころです。
もっと自分のために生きることを考えてもいいはずです。
人生の後半戦を見据えて、
50代のうちにリセットして再スタートの準備をすれば、
それまでの会社人生とは違う道が開けてくるはずです。
感想・レビュー・書評
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それほど新味はなかったが、幾つか印象に残った言葉をメモしておく。
「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」この3つの言葉を肝に銘じておく
逆らわず、いつもニコニコ、従わず
→感謝の気持ちは持つ、ただ流されず、自分の主張は持っていよう
「悲観は気分、楽観は意志」フランスの哲学者アランの幸福論より
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まあ、いいか。
それがどうした。
人それぞれ。
自分なりのものさしを持つ。
世の中の見方を変える。
常に社会とかかわる。 -
50歳までは家族のため、会社のため、世の中のために生きてきた。これからはもっと自分のために生きることを考えてもいい。人は人、自分は自分。「まあいいか」「それがどうした」「人それぞれ」と思えば良い。心身を壊すくらいならちょっと考え直したほうがいい。「自分が楽しめる人生」を選択するには定年後の60歳過ぎの再スタートでは遅すぎる。自分が人生後半で何をやりたいのか?どう過ごしたいのか?を考えておく。60歳以降もつねに社会と関わること。そして、生きている間を愉快に過ごす。
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会社員の定年は65歳になりつつありますが、
いずれにせよ定年後の準備は早い方が良い
と著者は言います。
この本では準備の中身ではなく、精神的な
心構えを説いてくれます。
「今から動け。早すぎて損はない」と背中
を押してくれる一冊です。