弘兼流 50歳からの定年準備: 人生後半を自分のために生きるコツ

著者 :
  • 東洋経済新報社
3.08
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492046289

作品紹介・あらすじ

サラリーマンであれば、60~65歳で定年を迎え、
突然、会社を離れた新しい人生が始まることが多いでしょう。

いま50歳の男性なら、平均余命は約32年。
定年を迎えてからも、20年近くあります。

有効に使えばじっくり味わえますが、何もしなければあっという間。
定年後もあわてないよう、50代という第二の人生の準備期間に、
第二の人生をどう生きたいかを考えることが大切です。

・会社にしがみつくことは重要なのか?
・仕事でもうひと花咲かせる道はあるのか?
・60代に向けて何を準備すればいいのか?
・友人が多いことは幸せなのか?
・親として子どもに何を教えればいいのか?
・老いらくの恋はみっともないのか? ……

定年すれば、肩書も関係なくなります。
人生後半では、人と自分を比べても意味はありません。

人生は楽しんだもの勝ち。
人は人、自分は自分でいいじゃないか。
酸いも甘いも噛み分けた50代こそ、こういう心意気が大事です。

人と比較しないこと。人は人、自分は自分と割り切る。
家族のため、会社のため、日本のため……。
50歳、そろそろ荷を軽くしてもいいころです。
もっと自分のために生きることを考えてもいいはずです。

人生の後半戦を見据えて、
50代のうちにリセットして再スタートの準備をすれば、
それまでの会社人生とは違う道が開けてくるはずです。

感想・レビュー・書評

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  • それほど新味はなかったが、幾つか印象に残った言葉をメモしておく。

    「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」この3つの言葉を肝に銘じておく

    逆らわず、いつもニコニコ、従わず
     →感謝の気持ちは持つ、ただ流されず、自分の主張は持っていよう

    「悲観は気分、楽観は意志」フランスの哲学者アランの幸福論より

  • まあ、いいか。
    それがどうした。
    人それぞれ。

    自分なりのものさしを持つ。
    世の中の見方を変える。
    常に社会とかかわる。

  • 50歳までは家族のため、会社のため、世の中のために生きてきた。これからはもっと自分のために生きることを考えてもいい。人は人、自分は自分。「まあいいか」「それがどうした」「人それぞれ」と思えば良い。心身を壊すくらいならちょっと考え直したほうがいい。「自分が楽しめる人生」を選択するには定年後の60歳過ぎの再スタートでは遅すぎる。自分が人生後半で何をやりたいのか?どう過ごしたいのか?を考えておく。60歳以降もつねに社会と関わること。そして、生きている間を愉快に過ごす。

  • 会社員の定年は65歳になりつつありますが、
    いずれにせよ定年後の準備は早い方が良い
    と著者は言います。

    この本では準備の中身ではなく、精神的な
    心構えを説いてくれます。

    「今から動け。早すぎて損はない」と背中
    を押してくれる一冊です。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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