- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492045909
作品紹介・あらすじ
初の自著!
家業のカメラ店の手伝いで観光写真を撮っていた時代から
年商1700億円超の日本一有名な通販会社をつくり、「卒業」するまで。
そして、今伝えたい一番大切なこと。
なぜ高田明が語ると伝わるのか?
私の半生を振り返りつつ、「卒業」までの1年間に考え、
社員に伝えてきたことのエッセンスをまとめたのが、この本です。
伝えたつもりが、ちっとも伝わっていない――。
そんな状況が起きているのは、商品を販売するシーンに限らないでしょう。
ビジネスの世界だけでなく、政治や外交、教育、医療など、世の中のさまざまな場面で、
伝わっていないことで問題が生じたり、対立が起こったりしているのではないでしょうか。
伝わるコミュニケーションの私なりのノウハウは、多少なりとも、世の中で起こっている問題を解決するヒントに
なるかもしれないと思って、この本を書きました。(「はじめに」より抜粋)
【主な内容】
第1章 今を生きる
家業のカメラ店を手伝う
観光写真でマーケティングを学ぶ
当日サービス――スピードと品質で勝負
独立――ラジオとの出会い
ハンディカム――特約店で九州ナンバー1になる
第2章 どんなこともつながっている
父母が写真館を始める
英語と出会う
海外駐在――英語を武器に世界を見る
今を生きていれば、人生は拓ける
第3章 できる理由を考える
ラジオショッピング幕開け
常識にとらわれず、なんでも売ってみる
スピードとタイミングが命――ハウスエージェンシー設立
テレビショッピングに挑戦
スタジオ建設――できない理由ではなく、できる理由を考える
猛反対の嵐――生放送へのこだわり
第4章 伝わるコミュニケーション
スキルとパッション、そしてミッション
ミッション――感動を届ける
パッション――伝えることではなく、伝わること
想いの強さ――伝わる原動力
面白く伝える
伝えたいことを絞る――最初の1分間が勝負
伝える相手を意識する
「一調二機三声」――世阿弥に共感
序破急――起承転結の順序は変えてもいい
目で伝える。身体で伝える
見せ方を工夫する
新しい提案をしてみる。ターゲットを変えてみる
「我見」「離見」「離見の見」
第5章 自己更新
問題から逃げない――顧客情報流出事件
自粛ではなく社業で貢献――東日本大震災
原点回帰で過去最高益を達成
猛反対したチャレンジデーが大成功
不易流行――理念を守れば、経営方針は180度変えていい
真の花――何を始めるにも遅すぎることはない
感想・レビュー・書評
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1.伝えるプロについて知りたくなったので読みました。
2.テレビショッピングの場で25年以上生き抜いた著者の半生を振り返りながら、大切にしている「今を生きる」というテーマについて語っています。
今を真剣に生き抜くことで新しい課題が見えてくる、それを日々繰り返すことで自分を成長してきました。そこで、著者の人生を振り返りながら培ってきた考え方やノウハウを本書に詰め込んでいます。
3.コミュニケーションの基本は「伝える」ではなく「伝わる」と言う言葉が響きました。どうしても上手く説明できたら満足してしまいがちですが、それは自己満足でしかないということを改めて認識しました。やり取りを通して人に理解してもらうことを目的にしていかなければ互いに何をしてるのか分からなくなります。ですので、「伝わる」ためには自分の能力を高めなければならないと感じました。
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ジャパネットたかたの社長といえばあの独特の声をともに日本で知らない人はいないだろうと思える位の有名人です。
仕事への取り組み方、いや生き方のバイブルになりうる素晴らしい内容だと思います。
「やらなかった失敗はあっても、一生懸命にやった失敗はない」という言葉は心にずんと響きました。
至極の名言がぎっしりと詰まった一冊です。
非常におすすめです。 -
髙田明さんほど、心に言葉が届く方は中々いません。
甲本ヒロトなみです。素晴らしく参考にしたいです。 -
地元の田舎町の小さなカメラ店からジャパネットタカタを大企業に発展させる事が出来たのは今出来ることを全力で取り組むというシンプルな考え方だった。
私は今ここに集中して全力で取り組む事が苦手で不安や迷いが頭を支配してしまう。
高田さんのとにかく今出来る事に全力で取り組み、常に改善点を見つけ軌道修正していく姿勢は見習いたいと思った。
社長退任後も新しい趣味を見つけ充実した日々を過ごしているのは羨ましいと思う。家族、社員、顧客を常に大切に考えてきたから周りから慕われ幸せな人生に見えるのかもしれない。
これから出会う人との縁を大切にしていこうと思えたのがこの本の1番の収穫である。 -
与えの文章、に癒されます。
伝えるコツ、工夫を惜しげもなく公開している姿勢に勇気をもらえます。
父から、息子さんや会社に残る従業員への愛、縁ある読者への愛を強く感じます。
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すごいね、この人は。
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甲高い声と独特の語り口調でテレビショッピング界を席巻していたジャパネットたかたの創業者・高田明さん。
そんな高田明さんが故郷長崎でどの様な少年時代を過ごし、大阪で学生時代を過ごし、父の会社を受け継ぎ、その後独立して事業を拡大していったかが書かれた本です。
「お客様第一」という標語は良く聞くのですが、高田明さんは、それをしっかりと実践していた事が良く判りました。よくあるマネージメント本の様な堅苦しさは皆無で、読んでいると高田明さんのあの甲高い声で語りかけられている様な錯覚がする位、読み易い本です!-
2020/08/09
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2020/08/09
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他者と比べない。
比べるのは過去の自分。
これよく言われることですが、そのために具体的にできることが明確でした。
今に全力集中すること
Audibleで耳読書