- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492043233
作品紹介・あらすじ
自信を失ったマネジャーが、メンターとの月曜日朝一番のミーティングを通じて人生、ビジネス、リーダーシップの原理原則に立ち返る再生のストーリー。
感想・レビュー・書評
-
チームの運営に関する課題を抱えた中間管理職が、伝説の経営者をメンターとして、週一回助言を仰ぐという設定。メンターからの含蓄あるメッセージを元に、チームや自分自身の改革を進めるのだが、都度、大切で役立つ行動指針が盛り込まれている。「マネージャーになるとある種の権利を得るが、別の権利や自由を失うことにもなる」「意志決定において最も重要なことは常に誠意を持って決断すること」「一番いい解決策は、危機に陥る前に講じられるもの」「船は空港には入ってこない」米日の違いを感じることがあるが役立つ情報が多い。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎週月曜日の朝に自分に尋ねるようにしよう。
-
状況にどう対応するかは自分で調整できる。
-
・リーダーは一同乗者ではなくドライバー
・上層部の愚痴を一緒に言う権利はない
・部署内で起こる全てに対する責任者
・人がやめる主な原因は上司。まず上司に見切りを付け、次に会社に見切りを付ける。
・自分の部下は、自分が上司といい関係を築けるかに左右される。
・スーパー戦力の仕事ぶりをきちんと認めて報いる。
・トップラインを引き上げる。ボトムラインを下げてはいけない。
・みんなはリーダーが正しいことをしてくれるのを待っている。
・誠実さを失わないこと
・チームの一人一人に接するときは、礼儀正しく敬意を払う。
・書類に目を通すのは一度だけ。
・計画を立てるまとまった時間を取る。
・机の上をきれいにする。
・中断をさける。話し合うことをまとめて、一度にすます。
・会議は効率よく行う。30分で終わろうと呼びかけてみる。
・やる気バケツ満タン責任者
・重要事項を明確にしておくこと
・仕事のフィードバックをすること。
・具体的にタイミングよく、相手の価値観に合わせる。
・家族情報を頭に入れる。
・決定する際に巻き込む
・スーパー戦力にメンターになってもらう。
・チームの現状を伝える。
・問題に先回りして対処する。 -
毎日に終われ、何が重要かわからなくなり、忙しい、何とかしなくては、でも変われない…。そんな自分とチームにあらためて、毎週何かを変えていく話を管理職の立場から見ており、共感持ちながら読んだ。
さて、今週はどんなことのやり方を変えていく? -
リーダーとしてスランプを感じていたジェフが、
トニーとの8回のミーティングの中で、
自分でも気付いていなかった事、
リーダーとして行えていなかった事に気付き、
改善していくという内容。
正直、こんな簡単に事態を変える事はできないと思うし、
書かれている事は、当たり前と思える事だけど、
自分はできているかと振り返るきっかけになった。
特に、
本を読んで自己研鑽は続けなければならない、
という事が書かれていたが、
自分は最近、まったく本を読んでいなかった。
本を読まないだけでなく、自己研鑽の為に、
何かアクションを行おうという気すら起こしていなかった。
この本をきっかけに、また1〜2週間に1冊位、
本を読もうという気になった。
本自体は、とても読みやすく、
久々に訪れた図書館で、たまたま見つけて、
数時間で読んでしまいました。
読みやすいので、
再読して、自分に活かせるヒントが無いか、
探してみたいです。 -
デビッド・コットレル氏の著。齋藤慎子氏の訳。
この本は、全部通して、読んでほしいけど、このブログの読者さんには、抜粋でごめんなさい。m(__)m
27ページ:
非凡な人間になりたかったら、まず平凡な人間であることをやめること。
好感をもたれる人でいたいと思うのはもっともだよ。だけどリーダーとしては、
チームの人間に好かれたり、尊敬されたりするのも、それなりの理由がなくてはだめだ。
マネジャーになれば、責任が重くなるだけでなく、それまでにあったある種の権利や
自由を失うことにもなる。
43ページ:
君は部下がやるべきことをわかっている、といったね。
みんなに尋ねてみたらどうだい。「一番重要なことは何か」って。
たぶん、それぞれが違った考えをもっているんじゃないかな。
他人のもののとらえ方が、自分と同じだと期待していたら、がっかりすることになる。
59ページ:
リーダーにとって「重要なこと」のひとつは、混乱を取り除くこと。
80ページ:
正しいことを行うのは必ずしも簡単ではない。それどころかとても難しいことがよくある。
それでも忘れてはいけないのは、正しいことを行うのはいつだって正しい、ということ。
例え、誰もみていなくても、だ。
君が問題に目をつぶっていたとしても、部下にとって大切なのは、君の行動だ。
104ページ:
会社で最も大切な宝は、チームにふさわしい人間がいること。
とにかく空きを埋めようとして基準を下げない! 後でつけが回ってくる。
不適切な人間がいることくらい、チームに害を与えることはないからね。
110ページ:
時間の上手な使い方は、2つしかない。
やることを減らすか、もっとてきぱきやるかだ。
ストレス、不安、憂鬱を引き起こす主な原因のひとつは、人生が思うようにならないと
感じることにある。
時間を有効に使いたければ、ここで1分、あそこで5分、というようにわずかな空き時間
をみつけていくこと。
時間を貯め込むことは誰にもできない。
人はみんな同じだけの時間をもっていて、1分たりとも次の日に持ち越すことはできない。
137ページ:
どんな人にもやる気バケツがある。
バケツはあふれんばかりにいっぱいかもしれないし、空っぽかもしれない。
中には穴があいているかもしれないので、その場合はせっせとやる気を起こさせようと
すればするほど、やる気が失われていく。
また、どんな人もひしゃくを一本持っている。
このひしゃくは、皮肉な態度や否定的なものの考え方、動揺、ストレス、疑い、不安など
人のやる気を失わせる一切ものののことだ。
リーダーの君の仕事は、チームのみんなのやる気バケツをいっぱいにしておくことだ。
尚、君にとっては重要でも相手にとっては重要でないことで、その人のバケツを満タン
にしようとしてはいけない。バケツの持ち主の視点で満タンにすること。
そして次の4つをやらなければならない。
1)仕事に必要な重要事項を明確にすること。
2)部下に仕事のフィードバックをタイムリーに、誠実に具体的にすること。
(君にとっては重要でも相手にとっては重要でないことで、その人のバケツを満タンにしようとしてはいけない。バケツの持ち主の視点で満タンにすること。
3)それぞれの仕事ぶりを気にかけていることを日頃から伝えること。
4)チームとしてうまくいっていること、達成しているのかそうでないのかを知らせること。誰だって、勝ちチームにいたいものだ。
満タンにするにはコミュニケーションが必要だ。
・重要な決定事項に部下を巻き込む。部下に耳を傾ける。いずれにしても一番いい
アイデアをもっているのは部下であることが多い。
・部下といっしょにいる。場合によっては、ただそばにいて気にかけていることを示す
だけでも、部下のバケツを満たすことになる。
154ページ:
自分の可能性をつぶしてしまう手ごわい敵のひとつが、居心地のいい場所だ。
人は同じことをずっと繰り返す毎日を送る可能性がとても高いんだ。
自分の力を最大限発揮するには、居心地のいい場所で満足していてはいけない。
向上を目指し続ける必要がある。居心地のいい場所から抜け出して「学びの領域」
に入らなければならないんだ。
第一の部屋は「読書室」だ。過去に本を書いた人たちの英知だ。それを読む習慣を
身につけているかどうかなんだ。
第二の部屋は「傾聴室」だ。リーダーになると偉そうな態度、エゴがでて、人の話を
聞かなくなりがちだ。人それぞれが何を望んでいるのか気がつかなくなる。
第三の部屋は「提供室」だ。私が教えたことを、他のたくさんの人に伝えるんだ。
そうすることで、自分が伝える内容にそれだけ責任をもつことになる。
人に教えることは自分のためなんだよ。
160ページ:
世の中はそう楽観視ばかりもしていられない。不都合なことはどんな善良な人に
だって起こる。
肝心なのは「納得がいかないことが起こるんだろうか」ではなく、
「何が起ころうと、どう対処するかの用意があるか」だ。
162ページ:
人生はいいものだ。たとえ状況が最悪に思えるようなときでも。
ブログ読者のみなさん、私のつたない抜粋だけで、何か伝わりましたでしょうか?
お役にたてれば幸いです。
by mshibuya -
図書館で借りて読んだ。
リーダーの考え方。
最後に膨大な本を読んで勉強している事が書かれており、読書する事に意味があるんだと感じた。