ヴォル・ゲーム (創元SF文庫 ヒ 1-5)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (525ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488698058

作品紹介・あらすじ

苦難のあげく士官学校を卒業し、初任務に胸高鳴らす新人少尉マイルズ。配属希望は、言わずもがな宇宙艦隊だ。だが初の任官先は、なんと人里離れた孤島の気象観測基地!問題児の彼にこの退屈きわまりない任務がこなせれば宇宙艦隊に配属してやる、というのだが、当然ここでもマイルズは騒動の中心人物となってしまい…ユーモアと冒険の傑作スペースオペラ。ヒューゴー賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 『戦士志願』を読んで既に物語世界は理解しているため、500ページ超にもかかわらずあっという間に読み終わってしまいました。
    マイルズの士官学校卒業後の最初の配属先は極寒の気象観測基地。辺境の拠点への配属は能力を伸ばすだけでなく矯正も目的だったようなのだが、問題が起きた(起こした)ため転属となり…これが単なるエピソードではなく後半への伏線というのが読めてしまったのが少々残念ではあった。
    グレゴールの脱走理由について。政略結婚を仕組まれたのでは?皇帝の脱走を許してしまうような、警備体制が貧弱すぎるのはそういうことも背景にあったんだろうか?という疑問があったはずなのに、それが解消されていない。描き込みが足りないのか、翻訳の問題か。あるいはそれ自体が後に続くこの一連の物語の伏線なのか?そういう感じはしなかったけど。

  • [ 内容 ]
    苦難のあげく士官学校を卒業し、初任務に胸高鳴らす新人少尉マイルズ。
    配属希望は、言わずもがな宇宙艦隊だ。
    だが初の任官先は、なんと人里離れた孤島の気象観測基地!問題児の彼にこの退屈きわまりない任務がこなせれば宇宙艦隊に配属してやる、というのだが、当然ここでもマイルズは騒動の中心人物となってしまい…ユーモアと冒険の傑作スペースオペラ。
    ヒューゴー賞受賞作。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • エンターテイメントとしてとてもバランスが良く、読むと元気が出る。SFがよくわからないという人にもおすすめできるスグレモノ。これはシリーズの二作目なので、一作目の「戦士志願」から読むのがよろしいかと。

  • ヒューゴー賞受賞作。
    今一番追いかけている作家。ビジョルド。先天性の奇形のため病弱なマイルズが、口先三寸で宇宙を渡っていく話。

    「苦難のあげく士官学校を卒業し、初任務に胸高鳴らす新人少尉マイルズ。宇宙艦隊を希望していた彼を待っていた初の任官先とは……なんと人里離れた孤島の気象観測基地!問題児の彼がこの退屈きわまりない任務を勤められれば宇宙船に乗せてやる、というのだが……当然ここでもマイルズは騒動の渦中に。ユーモアと冒険のスペースオペラ! 訳者あとがき=小木曽絢子」


  • 『戦士志願』の続編です。なんとこの話では、バラヤー帝国の若き皇帝が家出を敢行してしまいます。理由は…若さゆえ。だがしかし、彼は皇帝にしてマイルズの大切な幼なじみでもあります。偶然、家出に出くわしたマイルズはそのまま皇帝の護衛として家出に同行するはめになるのですが。タイトルの「ヴォル」というのはバラヤー帝国において戦士階級を意味します。これはマイルズと皇帝が「ヴォル」とは何かを問い直している話でもあるのです。しかし、悩める若き皇帝はなかなか可愛いかったです。

  • 今度はちゃんと士官学校を卒業して帝国軍人少尉としての初任務! ところが我らがマイルズの行く所、平穏無事に済むはずはない。退屈な北極地の気象観測基地勤務の真最中に起った理不尽な事件から、いつの間にかとんでもない宇宙規模の大混乱に巻き込まれて行く! はたしてマイルズの運命やいかに!? とにかく読み始めたらノンストップの面白さ!(なんか帯の煽り文句のようだな……)

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