- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488572129
感想・レビュー・書評
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背表紙の解説の夜と、「英国ファンタジーの女王」とあるが、この作品はどちらかと言えばSFよりな気がする。
序盤はそうでもないが、中盤マリー・マロリーの視点が入ってから面白さが増した。表題の「バビロン」とは、終盤に出てきたホテルバビロンの事だろうか。そんな疑問が下巻を手に取る速さを早める。
余談だけど、「ハウルの動く城」の原作者だと知らずに買ったので、気づいた時には本への期待がマックスに。期待は裏切られていない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ファンタジー
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『大魔法使いクレストマンシー』 シリーズや『ハウルの動く城』のダイアナ・ウィン・ジョーンズの文庫新刊。
最近、なぜかファンタジーづいてる…。 -
設定を飲み込むのにちょっと時間がかかったけれど、それを乗り越えたらとても面白かった。
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幾つもの世界を行き来し、世界の流れを調整する魔法管理官、マジド。その最下級役人によるドタバタ奮闘記。同作者の別作品でも感じたけれど、魔法使い達がすごく現代的。上からの圧力に逆らえない下っ端魔法使いの苦労とか、魔法を使ってコンピューターを改造したりプログラムをいじくるってどういうこと(笑)。そしてテンポが良くてコミカルな展開が楽しいです。朝食シーンなんかツボにはまって大笑いしていました。さて二つのメインストーリー、滅びかけた帝国は救えるのか、そして新しいマジドは決まるのか、下巻が楽しみです。