カエルの魔法をとく方法((株)魔法製作所) (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488503123

作品紹介・あらすじ

愛しのオーウェンと晴れて婚約したケイティに、魔法界のマフィアと言われる謎の組織コレジウムが接触してきた。コレジウムは以前からMSIの取乗っ取りを企てており、その目論見はいったんはマーリンに挫かれたものの、彼らの息のかかった社員はいまだMSI内部に多数いるらしい。マーリンは一計を案じ、逆にスパイを送り込むことに。となれば適任なのはケイティしかいない。結婚目前で潜入捜査? 大人気シリーズ待望の第8弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「(株)魔法製作所」のシリーズ、8作目。
    セカンドシリーズの中では3作目です。
    現代のニューヨークが舞台のファンタジー。
    楽しいラブコメでもあります。

    魔法使いが人知れず溶け込んで暮らしているという設定。
    普通の人間には、目くらましの魔法が有効なので、そこらの屋根に動くガーゴイルがいたり、魔法使い同士が戦っていたりしても、何が起こっているか、ぜんぜん気がつかない。
    中には目くらましの魔法が効かない人間もいて、イミューンという。
    ごく普通の女の子ケイティは、そのイミューンだった。
    ある意味、特殊能力なので、MSI(株式会社・魔法製作所)にスカウトされて、働いています。

    オーウェンは会社の先輩でとても優秀な魔法使い、しかも超美形だが、事情もあって異様なぐらいシャイ。
    しかし互いに惹かれ合い、遂に婚約したところ。
    ところが、すぐ離れ離れに~
    コレジウムというMSIをライバル視している会社が、さらに怪しい動きを始めたのです。
    スパイとしてもぐりこんだケイティ。
    ところが、オーウェンが魔法にかけられるという想定外の事態に…!

    初期作品に比べると書き込みが増えて厚みを増し、感じがいい普通の女の子だったケイティも、ずいぶんたくましく成長してます。
    オーウェンと離れている期間が長いとつまらない!けど~安心して楽しく読めるシリーズ☆
    タグの「(株)魔法製作所」をクリックしていただくと、これまでの作品が全部出ますよ。

  • 晴れて婚約したケイティだが、思わぬ事態でスパイとなることに……。ラブコメ好きな日本人にすごく合う現代ファンタジーシリーズの最新刊。
    安定の面白さ。ただ、安定しすぎてちょっとときめきが足らないかも……。もっと!もっと!

  • 愛しのオーウェンと晴れて婚約したケイティに、魔法界のマフィアと言われる謎の組織コレジウムが接触してきた。コレジウムは以前からMSIの取乗っ取りを企てており、その目論見はいったんはマーリンに挫かれたものの、彼らの息のかかった社員はいまだMSI内部に多数いるらしい。マーリンは一計を案じ、逆にスパイを送り込むことに。となれば適任なのはケイティしかいない。結婚目前で潜入捜査?

    ようやく婚約までこぎつけた二人なのに、スパイ捜査で早速離れ離れになったケイティとオーウェン。とはいえ、オーウェンがあの手この手で会おうと頑張る姿にきゅんとする。ここまでしてくれると愛を感じるよね。バレンタインってアメリカだと男性が女性のために用意するのが風習なんでしたっけ?羨ましいなあ~♡コレジウムの内部に入り込み大活躍のケイティは本当に成長したし頼もしい限りで、警備部に移籍しても絶対パワフルに仕事できそう。タイトル通りカエルにキスしまくるシーンにはちょっと笑ってしまったけれど、オーウェンが無事で良かった。次が最終巻とのことで、終わってしまうのがもったいないシリーズ。

  • おとなしく結婚式の準備しておきなよ、という読者の気持ちは無視して、相変わらず危険なスパイのミッションに挑むケイティ。このシリーズの良いところ(悪く言えば薄いところ)は、必ず正義が勝つし、どんな危機も犠牲なくコメディタッチに乗り切れると分かっていることだなと思える一冊。

  • ドタバタと事件が起こりながらも、人をカエルに変える魔法が使われている事でなんだかほのぼのムード。
    ケイティとオーウェンの仲はしっかりと結びついているので、安心して懐かしい面々の活躍を楽しめます。

  • 大好きなシリーズの最新刊!!
    もうあれで完結かと思っていたので、続きが出て本当に嬉しい!

    ニューヨークにある魔法の会社(MSI)を舞台に、そこで働くイミューン(魔法にかからない人)である主人公ケイティと、その仲間たちの話第8弾。
    今作では魔法界のマフィアのような謎の組織がMSIを乗っ取ろうと接触してくることから始まる。
    敵を知るために内部にスパイを送りこみ、陰謀を阻止しようとするが・・?
    敵のことが全然わからない。
    もったいぶるように、少しずつ少しずつわかっていく構成がもう早く知りたい!という思いを募らせ、読む手が止まらない。
    イミューンの目がどうなっているのか、魔法使いとの差が面白い。

    ファンタジー好きな人なら絶対楽しめる本だと思います。

  • ファンタジーで現代の世界に魔法があるというのは多いけれど、魔法が全く効かない体質(イミューン)という設定は、このシリーズ特有だと思う。今回はイミューンのケイティが企業スパイとして潜入。MSIとは、ずいぶん違う印象の企業だけれど、イミューンの能力を活かして問題の核心に迫っていく。MSIと直接連絡が取れない状況で、友人たちの協力も得て大活躍。今回も、とっても楽しかった。

  • 4年ぶりの新作!
    感想は http://bit.ly/2T7KF1j

  • 基本オーウェンはヒロイン体質

  • カエル!
    カエルが嫌いな人はやめた方がいい
    薦めない
    しかしカエルが大丈夫な人には「え、カエルこの程度?」と思いながら読み進めることになると思う
    大丈夫

    後半はカエルだから
    なおどこからを後半とするかはページ数の残りで換算していてはいない

    ケイティの結婚の話とか色々あるけど「作者カエル好きだな?」という感想しか残らない程度にはカエルだった

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