- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488490126
作品紹介・あらすじ
雪に埋もれるように亡くなった恋人たち。その死は無理心中と断定されたが、たったひとつ、解決しきれない奇妙な疑問が遺された……「白い恋人たち」ほか、懐かしの音楽とお茶を楽しむように、ゆったりと楽しめる七編のミステリを収録。鬼刑事の奥様と料理上手の旦那さまの名コンビぶりが光る、人気シリーズ最新文庫化!
感想・レビュー・書評
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シリーズものであったことを知らずに読んだが、全然問題なく楽しめた。各章冒頭にエッセイ調の紅茶と音楽にまつわる作中作が配置されており(これがお洒落で素敵なのだ)、最後まで読むとその部分をもう一度読み返したくなる。やっぱり連作ミステリたるものこうでなくてはと思う。
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各事件は優秀な彼(旦那さま)によってあっさり解決でサクサク進みますが同時に進むサブタイトル絡みのエッセイ本の方が次第に気になってくる。
事件とサブタイトルの関係が薄くて、勝手にそっちはセカンドストーリー扱いだったけど…意図を最後に回収されました。やっぱり読書って楽しい! -
京堂夫妻シリーズ④いつもの2人の仲良しぶりや謎解き、新太郎の手料理、そして今回は新太郎の仕事が絡むエピソードも楽しめた、短編7話。最終話では大好きな歌が使われていたのも嬉しい。ジャム入りのティーソーダ、飲んでみたい
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紅茶がモチーフだったんだ。それに粋なあとがき。事件と紅茶の結びつきも唐突な気もしたけど。そして旦那さんの作る料理がなんとも。
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ミステリというより紅茶と料理の話になってしまったのかな。
それはそれで面白いかと思うけど。
自分はそれが無くても面白いと思います。 -
期待どおり、ちょっと、名古屋をだしすぎかな?そんなにしなくてもいいのでは?面白かったですよ
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職場では「氷の女王」と評され周りから一目も二目も置かれる敏腕警部補は、家に帰ると歳下の旦那さんに甘える可愛い奥さん。イラストレーターとして自宅で働く旦那さんは、、仕事も家事もこなしながら時には奥さんの仕事の悩みも解決します。
文庫としてはシリーズ4冊目にあたる本書ですが、前作を読んでいなくても楽しめると思います。特に今回は、警部補の新たな部下が登場し多くの場面が彼女の視点で語られたり、各話冒頭に「紅茶と音楽」がテーマの作中エッセイがあったりと、本書だけの要素が盛り込まれていて、単体の短編集として楽しめるようになってます。