- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488466053
感想・レビュー・書評
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シリーズ以前を語るシリーズ(というのも妙ですが)の
多分最後の一作。
やっと最初の話につながるところまできました。
名探偵のおじいさんと周囲の人たちの関係が
やっと描ききれた感じです。
ただ色々な世界を描きすぎて、ちょっと中途半端な
気がしてしまうのが残念です。
落語ネタならそれだけで行って欲しいのですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10/06/2012 読了。
短編集第2弾でした。
おじいちゃんが活躍する、っていうのはいいですね。
修矢が美波を視認したのが、ここだとは・・・。
小火騒ぎの時は、既に知っていたってことなんですね。
続きはいつ発売されるかなぁ・・・。 -
シリーズ本編の前日譚の第二弾らしいです。
日常の謎って感じで、探偵役は水島のじいちゃん。
安楽椅子探偵モノに時々、三毛猫ホームズならぬ
ロシアンブルーのケンゾウが活躍する人が死なないミステリです。
何故その皿が彼女のところに置かれたのか?とか
衆人監視の中での消失とか、暗号ものもあるんだけど
あまり緊張感のない謎解きなんですよ。
ハラハラドキドキをつい期待してしまうので
ちょっと物足りない感じがするってのが本音です。
ただ、最後の「二つの真実」で、短篇集の
全体を通して謎が2つ隠されていたので読後感はちょっと重いかな? -
(収録作品)イタリア国旗の食卓/失せ物は丼/鏡の迷宮、白い蝶/子蝶の夢/二つの真実
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久しぶりに主人公たちに会えて楽しかった。
次回作は是非本編で。 -
誰も死なないミステリィ作品のうちの一作。
今回は、前の作品に出てきたワードを引き継ぎながら物語が展開していきます。 -
【収録作品】イタリア国旗の食卓/失せ物は丼/鏡の迷宮、白い蝶/子蝶の夢/二つの真実
《美波の事件簿》シリーズ前日譚2。名探偵「水島のじいちゃん」と中学生の美波・高校生の修矢を巡る物語。本編を知らないのが残念。知らなくても充分理解できるし、面白いけど、知っているほうがより楽しめるだろう。ちゃんとシリーズ通して読みたくなった。 -
長篇より好きだ。ケンゾウかわいい。
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五作目も短編です。この巻の見どころを一言で言うと、『修矢、かのこに翻弄される』(笑
この二人にこんな過去があったとは!という驚きが強くて、他の作品より印象が強く残っています。
他にも、相変わらずちゃっきちゃきな直と美波のお話とか、まさしく本編の前日譚。直接本編に関わっているわけではないけれど、まだ幼いころのキャラ達が色んな事件に関わっていく姿が何だか微笑ましいです。
決してほんわりした事件ばかりではありませんが(汗