影の歌姫〈上〉 (セブン・シスターズ) (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488219079

作品紹介・あらすじ

レマン湖のほとりに建つ館〈アトランティス〉で育った血の繋がらない六人姉妹の次女アリー。フルート奏者にして、ヨット選手。父の死の知らせを聞いたとき、アリーは最愛の人と共に、地中海の島に停泊中のヨットの上にいた。父が死んだ? だがアリーはその前日、父の豪華ヨットを目撃したばかりだった。何が起きているのか。悲しみをこらえ、前に進もうとするアリーにさらなる悲劇が。世界的ベストセラー作家の好評シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 大富豪の養女たちが自分のルーツ(遺伝子的なもの)を探すシリーズ、七分の二。前作の長女の時もそうだが、余りに少女趣味、ドラマチック、ハーレクイン風味の描写に、最初は胸焼けし、段々具合が悪くなり、下巻は絶対ないな、と読み進む。が、ルーツ部分、所謂現代ではなく、先祖を描いているターンは、それほど不愉快さは感じず、面白く読めるんだよな。そしてやっぱり続きが気になり次も読んじまうんだよな。ちょっとこの人、ロマンス部分の描写が余りにくどい。そんなね、男も女もおんなじ気持ち!みたいな世界ないと思うし、不健全。

  • なかなか、面白い。小学校のころ読んだおめめぱっちりの少女漫画の世界。ノルウェーが舞台なのでフィヨルドと野趣あふれる野山が目に浮かぶ。後半はグリーグの「ペール・ギュント」が下地。初めは「影」となってでヴューする歌姫。故郷の彼を袖にしてフルート奏者の美男子の愛に応じるところで下巻へ。本編のアリーの物語とどう絡むのか。ヨットで不慮の死を遂げたセスの家系との絡みに期待。

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