- Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488218201
作品紹介・あらすじ
敵対していた小国の族長がモアン王国を訪れたそのとき、族長とモアン国王を何者かの矢が襲った。どちらも命に別状はなかったが、襲撃がモアン側の陰謀だという相手の主張に、両国は一色触発の危機に陥る。国王は自国の潔白の証明を、妹であり、法廷弁護士、裁判官の資格をもつ修道女フィデルマに託した。だが襲撃者は既に殺され、フィデルマはわずかな証拠をたよりに襲撃に使われた矢の出所と思われる村に向かう。好評シリーズ第七弾。
感想・レビュー・書評
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キャシェルのフィディルマ、彼女はモアン王国国王の妹であり、修道女であり、法廷弁護士ドーリィーである。
兄の、王国の、窮地を助ける事ができるのか。
今まで、物証を元に見事に事件を解決してきた彼女。今回は、そんな彼女を嘲笑うかのように事態が二転三転していきます。頑張って!応援しながら下巻に直行です!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フィデルマシリーズは毎回、初めはゆっくり読もうとするものの、だいたい途中から続きが気になって止まらなくなる。今回も読み進めるのが楽しい。
そしてエイダルフが活躍していると、ちょっと嬉しくなる。 -
修道女フィデルマ・シリーズ、7作目。
兄である王と王国の窮地を救えるか?
7世紀のアイルランド。
フィデルマは修道女であり、高位の弁護士でもあります。
国境で何かと揉めてきた隣接する部族と和平協定がなり、大族長が訪れます。
ところが、行列に何者かが矢を射かけ、大族長が怪我をしてしまう。
互いに陰謀と非難しあう騒ぎとなります。
招いたほうであるモアン王国のほうが不利な立場に。
証拠の品の出所を追って、フィデルマは相棒エイダルフと共に旅立ちますが‥?
動きのハッキリした展開で読みやすい。
さて、後半はさらに‥? -
修道女フィデルマ・シリーズの7作目(原作順で)。
いよいよ話が大きくなってきた。
政治的になってきたというべきか。
兄の王と和平協定のためにきた大族長が矢で射られる。
聖遺物も盗まれ、聖なるイチイの木も打倒される。
モアン王国の危機!
(下巻へ続く)