- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488196073
作品紹介・あらすじ
身分を偽り小さな町で暮らすCIAスパイ・フォーチュンは、気になる保安官助手カーターとディナーに向かう道中、友人のカフェ店員アリーの家が火事になったことを知る。幸い彼女は無事だったが、原因は放火と判明。初めてできた大事な同年代の友のため、フォーチュンはカーターの制止も聞かず、町を知りつくした年上の友人アイダ・ベルとガーティとともに放火犯探しを開始、町を混乱に巻きこんでいく! 大好評〈ワニ町〉第4弾!
感想・レビュー・書評
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うひょー、本国アメリカでは20作目まで刊行されてるんですってよ、奥さん!
今回はフォーチュンの親友アリーが事件に巻き込まれて、三人組が出動!相変わらずのドタバタを繰り広げます
一応謎解き要素はあるものの、あーやっぱりねって程度wいかれた?いやいやいかしたおばあちゃん二人が今回も破壊の限りを尽くします
誰が犯人か?!なんて気にせずに頭空っぽにして楽しむのが吉です!
そして主要な登場人物が変わらないで、その人となりが馴染んでくるほどに面白くなってくるのは、頭空っぽ度をどんどん高くして楽しんでもらおうという作者の意図をすごい感じますよね
何?頭空っぽ度って -
四作目で、まだ町に来て一ヶ月くらいしか経って無いのに…毎週事件が起きてるようなもの…戦場より危険な町なのでは…
何者かによって情報をリークされて武器商人から命を狙われ、田舎町に身を隠すことになったスパイのレディング(フォーチュン)
ただものではない地元のご婦人二名と町で起こる事件に巻き込まれていきます。
保安官助手カーターとのデート途中(始まってすらいない)町で火災の通報がありデートは中止に、火災はフォーチュンの唯一同年代の友人であるアリーの家、しかも放火によるものだった。
善良な人の家になぜ火がつけられたのか?という事件を追うことになる。
だんだん任務として町に隠れていながらも"大切な人達"が生まれ気持ちに変化が起こるフォーチュン、次第に助けたい気持ちと大切な人達に嘘をつき続けることに葛藤します。
超イケメン保安官カーターとも…タイトル通り色々とあります。毎度おなじみいつも冷静なアイダ・ベルの見せ場、ガーティの小ボケ具合も楽しかった。
解説にもありましたが「デンジャラス・ビューティー」を思い浮かべてもらうとわかりやすいかも…
読み応えのある骨太ミステリー!と言った感じではなく気軽に読めてほっこりできる良シリーズです。
しかも出てくる食べ物の描写が良いのよ…腹が減ってきた…
この町に来てからようやく市民の娯楽を勉強し始めたフォーチュンなのに数々ある映画やドラマの中から「ゴッドファーザー」観てるの偉いな(マフィアとの会話で役に立ってた) -
ワニ町シリーズ4作目。
田舎町に身を潜めた女スパイが事件に巻き込まれるユーモア炸裂ミステリです。
フォーチュンはCIAの凄腕工作員だったが、身元がバレて暗殺指令が出たため、ワニが裏庭に出るようなルイジアナの町シンフルで夏を過ごすことになります。
犯罪など何も起こらなかった町なのに、ごく普通の若い司書という設定のフォーチュンが到着した途端、つぎつぎに事件が起こる。
親しくなったアイダ・ベルとガーティの老婦人二人組は、しっかり者のアイダ・ベルが実は陰で町を取り仕切っているようなもの、相棒で人が良くおっちょこちょいなガーティもやる時にゃやる(笑)
そのペースに巻き込まれてか、本業ではドジの連続なんてことはなかったはずなのに、フォーチュンがやることなすこと思わぬ展開に?!
保安官助手のカーターはイケメンで、ひと月ほどたった今、初デートと相成ります。
ところが、アリーの家で放火事件が!
カフェで働く料理名人アリーは、フォーチュンにとって初めてと言っていい同世代の友人。誰にも恨まれそうにないアリーに何の問題が…?
謎を解くためにあちこちに潜入しては逃げ出し、形跡残しつつも表向きは何とかギリ取り繕う3人組。
アリーもだんだん貢献度上がってるし、カーターもそろそろ覚悟決める?
身元を隠していることに悩むフォーチュンも可愛い。
次の作品も楽しみ!
ずっとシンフルで暮らせればいいねえ(笑) -
今回もお腹抱えて笑った。
最優秀オッパイと岩塩弾の命中はほんとにケッサク。。。
カーターとのロマンスもアリーとの友情も、親密さが上がれば上がるほど、フォーチュンの罪悪感が増大していく。この背反する感情が、読む方に刺さってクセになってる。
フォーチュンがワシントンに帰れない理由もきな臭い描写があり、今後まだまだシンフルから離れられなくなりそう。
早く続刊が読みたい。
最優秀オッパイが英語でなんと言うのか知りたいので、もう原作読みに行くのもアリかもしれない。読めるかはわからないけど -
二年近くご無沙汰していたワニ町シリーズ。それにしても無事続編が翻訳されて嬉しいのなんのって。何しろ、シリーズものの版権は、出版社が版元と三作ずつ契約し、売れ行きを窺って、次の三作の契約判断をするらしい。その判断は、もちろん作品の売れ行きにかかっているらしいのだ。時には、他の出版社が続編からの版権を獲得したりする。四作目から版元が変わるシリーズが見受けられるのはそういう裏事情があるからなのだ。
マイケル・コナリーのハリー・ボッシュも、ラーシュ・ケプレルのヨーナ・リンナも、アンデシュ・ルースルンド&ステファン・トゥンベリのピート・ホフマンも途中で版元が変わったよね。そのように出版社は賭けを打ち、人気が出れば争奪戦になり、他社に持って行かれることもある。将来、大人気というところまで至らない作品も多いだろうし、そういうシリーズは見極めをする人、そして決定権者によって運命が分かれてゆくことになる。
そういう意味では、微妙な人気をかろうじて繋ぎ留めていそうな、少しマニアックでユーモラスな軽ミステリー・シリーズであるわれらが『ワニ町』シリーズは、きっとおそらく相当に微妙なところではないかと不安視されていたのだが、個性ある愛すべきヒロインのフォーチュンと、主役を食わんばかりの脇役のおばあちゃん二人の活躍が、他にない(今後もきっとあり得ない!)個性と魅力を振りまいてくれたために、こうして続投が決まったのだろう。
ちなみに翻訳者の島村浩子さんを迎えた翻訳ミステリーのオンライン読書会でも、本シリーズは絶大の人気を誇っていると体感いたしました。あっぱれ、というべき、尋常ならざる人気と熱い応援の声が心に響いてきたのである。
さて、本書の魅力を端的に言うと以下の通り。まるで女ターミネイターみたいな全身これ武器、心はどこかに置いてきちゃったよ、的な殺伐モノクロ・ヒロインのスパイが、テロリストの首領からの殺害指令を受けてしまったために、CIAが組織的に彼女の身を潜ませようという計画に端を発する。こともあろうに彼女が身を潜めることになったのは、ワニの生息するラグーンが象徴的な米国南部ルイジアナの田舎町。
到着と当時に我らがフォーチュンは、いきなりの事件三連発に巻き込まれる。およそ一週間に一回のペースで。本作はその四週目、四事件目、シリーズ四作目である。実にわかりやすいであろう。
ハイテンポのストーリーと、小さな町の中の人間関係が切れ目なく、愉快で、美味しそうで、楽しい。こんな町にも、危ない奴は毎作最低一名は登場してくれる。フォーチュンとおばあちゃんズの不思議トリオは、ついに本書では原題のタイトルにまで昇格したというわけである。
本書は、放火事件に端を発するあれやこれやがいつもながらのドタバタ調で語られる捧腹絶倒ストーリーなのだが、大事な読みどころはもう一つある。人間機械と言うべき女スパイだった殺伐なヒロインが、町の仲間と町の事件に関わってゆくたびに、少しずつ普通の女の子としての歓びに目覚めてゆくのだ。本書ではその度合いがさらにブーストして、驚き、かつ心配な結末を迎える。
そう、なので、正直なところすぐにでも早く早く次作が読みたくなっているのである。全体が一連の、そう、第一作目からまだ一ヶ月も経っていない物語なのだ。こんなのずるいよね、と言いたくなるくらい毎回、次作が待ち遠しくなる本シリーズ。今作も愉快痛快のニヤニヤ読書体験に満ちた幸せ時間を頂きました。いつもながら有難う。そして何よりも一日も早く続編の翻訳をお願いいたします。 -
ワニの町へ来たスパイシリーズ。元CIA秘密工作員のヒロインが、現地の凄腕の高齢女性とタッグを組んで犯人を追うと言うもの。まだこの町に来て3週間なのに次々と事件に見舞われる。追いつ追われつのアクションは勿論だが、前作より少しロマンスの度合いが深まるのも楽しい。アメリカでは大人気シリーズでwebサイトもあるらしく、興味深々で覗いたが、私は英語が読めないんだった(><)
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「ワニ町」シリーズ既刊を一気読み。第二作三作あたりでは、いくらなんでも事件が起こりすぎ慌ただしすぎと思わないでもなかったけど、この第四作は文句なく面白かった。非情な工作員(要するに殺し屋)だったフォーチュンが、南部の田舎町シンフルで、それまでの彼女の人生にはなかったものに出会い、とまどいながら変わっていく様子がすごくキュート。
まあとにかく「お約束」のてんこ盛りで、呆れながらもやっぱり笑える。フォーチュンとお祖母さん二人は必ず不法住居侵入し、必ず失敗して危機一髪で逃げ出し、保安官補カーターに怒られ、突飛な言い訳をする。フォーチュンはしばしば裸に近い格好になってしまい、それをカーターに見られる。アイダ・ベルは颯爽と走り車やバイクをとばし、一方のガーティはいつもヨロヨロ、でもやるときはやる。これ、テレビシリーズかなんかになってないんだろうか。読みながらずっと映像が浮かんできて楽しい。
今回は、フォーチュンとカーターの仲がちょっと進展し、おお!どうなるの?というドキドキのおまけ付き。カーターの好意を感じながら、そして自分の気持ちにも気づきながら、立場と状況から個人的な関係を作るまいとするフォーチュン。顔を赤くしてる様子なんかまるで中学生のようでかわいい。でもカーターの魅力に参って、「キッチンの床に倒してわたしの好きにしてしまおうと思った」りするんだよね。
本国ではなんとすでに二十作目が出たそうだ。えー、舞台はずっとシンフルなのか、この小さな町でまだまだ殺人事件が起こるのか、フォーチュンの身元はばれないのか、カーターとの関係は?などなど気になること多し。続きが読みたいです。 -
待ちくたびれたよ、フォーチューン!!
君たちは二日くらいしか経ってなさそうだけど、わたしは一年以上待ってるのよ。
相変わらず最高です。ガーティ、まだ眼鏡買わないのねほぼ見えてないやん。
アイダベルの言い訳レベルがどんどん下がってきてるけど、いっそ清々しくて良い。カーターどんまい。
いや、カーター!!おまえ!!キスとか!!キスとかしちゃうのおおおお!?と、海外ドラマ見てる気分でツッコミいれるわたし(しかもキスはお上手ほうでした笑)
むしろフォーチューンがちゃんとキスとかできることにおどろいたわ。(人殺し以外なにもできないのかと思ってた)
とりあえずシンフルの街にはわたしが見たことない動物がいるので毎回たのしいです。
そんな獰猛な猫科のペットとかいるのねえええ。
あーぁ、わたしもアリーのマフィン食べたいなぁ(太りそうだけど
そして早く続刊プリーズ!! -
どの巻を読んでも期待を裏切らない良シリーズ。
すっかりお約束のドタバタ劇への対応力が上がっているところが面白かったです。
フォーチュンの変化も読んでいて楽しい一冊でした。
次の巻も楽しみ! -
ワニ町シリーズ4作目。保安官助手カーターとうっかりデートの約束をしたCIA工作員のフォーチュン。正体がバレないようにバタバタしていたら友人アリーの家が火事だという通報が入り、慌ててアリーを助けに行ったら、まさかの放火で……→
今回もバタバタ楽しい三人組。そしてかわいいアリー。私もアリーと一緒に住んでブルーベリーマフィンの朝ごはん食べたい!(笑)シンフルは相変わらず物騒で(毎週事件が起こる)今回もしっかり殺人あるんだけど、なんだかカラッとしてる。湿地があるからジメジメしてるはずなんだけどな(笑)
カーターとの掛け合いも変わらず……かと思いきや……おやおや?
ウォルター派の私も読了後にはカーター派寄りになっちゃうぐらいの大活躍?です。
いやいやたまらんね!ラスト最高!カーター頭でっかちの堅物かと思ってたんやけど、そんなことないわ。そりゃシンフルで一番人気だわ(笑)
来週、5作目が発売になるので、とにかく楽しみ!!ワニ町シリーズ追いかけるよー!
それにしても20作って。
ばあさんども元気良すぎるだろ^^
それにしても20作って。
ばあさんども元気良すぎるだろ^^
なかなか手が出せないかもですw
なかなか手が出せないかもですw
頭使わないで読みたいときにお薦めです
頭使わないで読みたいときにお薦めです