スタイルズの怪事件 (創元推理文庫 105-26)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488105266

感想・レビュー・書評

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  • 「アガサ・クリスティー」の『スタイルズの怪事件』を読みました。

    "灰色の脳細胞"でお馴染の「名探偵ポワロ」モノの記念すべきシリーズ第1作で「アガサ・クリスティー」の処女作です。

    デビュー作だけど完成度高い。

    「名探偵ポワロ」モノを読むのは『ABC殺人事件』以来ですが、相変わらず楽しく読めました。

    -----story-------------
    療養休暇中の軍人「ヘイスティングズ」が滞在していたエセックスのスタイルズ荘の女主人が急死、ストリキニーネによる毒殺の容疑がその夫にかけられた。
    複雑な人間関係の中にしかけられた頭脳的で巧妙な犯罪に挑むのは、戦火に故国ベルギーを追われ同地に身を落ち着けていた名探偵「エルキュール・ポワロ」。
    -----------------------

    家族や使用人等、登場人物の全てが容疑者となり得る状況下で、犯人が絞られて行く。

    序盤から中盤にかけて張られた伏線が、ひとつの環になってつながって行くのは快感に近い楽しみですね。

    犯罪日時がアクシデントから一日ズレたことが、捜査に混乱をきたすけど、それが原因で犯人が特定される… という展開もヨイです。

  • あとがきで大変なネタバレをした訳者に心から文句を言いたい。ポアロシリーズの最初の一冊目で、最終巻カーテンのネタバレをするなんて、読者への配慮というか想像力が欠如しているとしか思えない!信じられない!やめてよ!!!

  • (1982.01.01読了)(1981.12.05購入)
    (「BOOK」データベースより)
    戦争で負傷したヘイスティングズは、旧友の招きにより、閑静なスタイルズ荘で静養することになった。しかし、彼はそこで、奇怪な事件にまきこまれることになる。別荘の所有者で富豪のイングルソープ夫人が、深夜、何者かによって密室の中で毒殺されたのだ。たまたまその村に居合せたもとベルギー警察の名探偵ポワロの緻密な推理が始まる…。ミステリーの女王クリスティのデビュー作。

    ☆A.クリスティさんの本(既読)
    「ABC殺人事件」A.クリスティ著・能島武文訳、角川文庫、1962.06.30
    「そして誰もいなくなった」クリスティー著・清水俊二訳、ハヤカワ文庫、1976.04.30

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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