少年になり、本を買うのだ 桜庭一樹読書日記 (創元ライブラリ) (創元ライブラリ L さ 1-1)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488070649

感想・レビュー・書評

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  • 再読。登場する本を読みたいリストに書き連ねるという幸せな作業をしながら読んだら、200冊以上になってしまった。そのうち現時点で読んだことがあるのが20冊くらい。感想は初めて読んだときと基本的に変わらない。ここからわたしは読書本、というか作家本というか、誰かのオススメ本、的な本がすごく好きになったんだよなあ。

    (201202)読書って何てしあわせで贅沢で途方もない趣味だ、とこのシリーズを読む度に思う。単行本は図書館で借りて読んだので、文庫化したのを機に購入、読んだ本に線を引くのと載ってる本をブクログの読みたい本にちまちま登録しながら読み直しました。
    ああもうやっぱりすきです。私は絶対に作家にはなれないし、編集者にもなれない。でも信じられないほど素敵なものを書く作家さんと同じものを読むことはできるし、同じものを読んで敏腕編集者の人と自分の感想を勝手に比べることだってできる。読む本は尽きない。素敵だ。

    いつまでも続刊が出ますように。どんな楽しみな小説よりもこの読書エッセイのほうが続くことを祈ってしまいます。

  • 面白かった!!久しぶりに再読した「書店はタイムマシーン」が面白くて第一弾を読んでみようと思い購入。桜庭さんの本への愛情と情熱がビシバシ伝わってきます。食材を買うように本を買い、食事を食べるように(美味しそうに)本を読み・・それが全部栄養になっているんだろうなあと思える本と共に生きる日々。楽しい手引きでもあり対象に純粋な文章を読んでいるととても幸せな気持ちになり・・久しぶりに読書モードに引き戻してくれた1冊。

  • 実は桜庭一樹の創作は1冊も読んだコトが無いのですが、この本の紹介本は、とっても面白いです。。。

  • 桜庭一樹さんは活字を食べて生きてるんじゃなかろうかと思えてくる。それぐらい本を読んでる。息を吸って吐くのと同じぐらいの摂理で本を読んで本を書いてる。

    多岐にわたるジャンルを貪るように。
    日々取り込んでる、まさに活字中毒者。

    なのに、自らの作品を書き上げる時はそのすべてを放置してご飯を食べるのすらやめて世界を作り上げることに没頭する。

    これぞ、桜庭一樹という作家の生き様である!

    という言葉なき宣言を受けた気がして衝撃だった。まさに魂を削ってひとつの世界を生み出している。

  • 一日一冊本を読むらしく、読んだ本について書かれてます。あと自身の日常も書いてあって、編集さん方との会話が面白いです。
    これ読むと、すっごい本が読みたくなるんです!おすすめです!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「すっごい本が読みたくなるんです!」
      沢山の面白い本が出ているのを、ワクワクしながら読んでます。。。
      「すっごい本が読みたくなるんです!」
      沢山の面白い本が出ているのを、ワクワクしながら読んでます。。。
      2014/05/01
  • 読んだ本がかなり重なる。作家の人となりもさばさばしていて好みだ。編集者との会話も本大好き感が出ていて羨ましい。しかし、……一体私に何冊の音を新たに買わせる気なのか。本が付箋だらけになった。本欲しい読みたい。

  • なんかこう、読む本のジャンルがずいぶん違うんだけど、読書中心の生活感がとても共感を呼ぶ感じです。(^^;
    いや、本読みってこんな感じだよね。(^^;
    この本からも何冊か読みたい本を発見したんだけど、微妙にマイナーな本なので(^^;、Amazon でもすぐに手に入らないのが残念。
    でも、一応は注文しておこうかな。(^^;

  • 相変わらずの読書量である。他ジャンルの本が多数紹介されてて、全部オモロそうってなるんだけど、自分が真似しちゃうと、処理しきれない感じ。触手の広げ過ぎは禁物である。すこしずつそうなっていけたら、と思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「触手の広げ過ぎは禁物」
      確かに。。。
      書評や紹介本を読むと、ついアレもコレもと思ってしまいます・・・
      「触手の広げ過ぎは禁物」
      確かに。。。
      書評や紹介本を読むと、ついアレもコレもと思ってしまいます・・・
      2012/10/29
  • 人ってこんなに本を読んでいいんだ…そっか、いいかも。いいんだ!と思わせて頂きました。若い時は毒気にあてられたりしたけれど、もうこの年だからいいや、と。
    でも毎日こんなに読めない…。

    二階堂奥歯『八本脚の蝶』はこの本で知りました。
    桜庭センセイありがたや。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「でも毎日こんなに読めない」
      確かに、、、
      まぁ桜庭一樹には読むコト=栄養ですから、どんどん読まなきゃなりません。
      私達は、その中から厳選さ...
      「でも毎日こんなに読めない」
      確かに、、、
      まぁ桜庭一樹には読むコト=栄養ですから、どんどん読まなきゃなりません。
      私達は、その中から厳選させて貰えば良いじゃないですか!
      2012/08/27
  • あまりに面白くて飛ばし読みしてしまった。
    本を読む気にさせられる。本を読まなければと思わせられる。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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