- Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488028442
作品紹介・あらすじ
ある王国の田舎町に、高潔な学者が住んでいた。学者には母親のちがう息子が二人おり、兄は賢く弟は美しくて評判だった。あるとき、王国の第二王子が学者の評判を聞きつけ、自分の家庭教師にと招いた。王子は聡明で学者も喜んで教えたのだが、王子に父王に対する反乱を企んでいるとの疑いがかけられ、学者も捕らえられてしまう。幼い兄弟の運命はその日を境に一変する。〈天山の巫女ソニン〉シリーズで人気の著者が兄弟の絆と宿命を描いた、書き下ろし長編ファンタジイ。
感想・レビュー・書評
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とても読みやすかった。あの二人の兄弟が好き!
最後なんであんな終わりなのか納得行かない…
二人とも国を揺るがす大物になったけど!
兄のヘソクが可哀想過ぎる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙が美しかったので手に取りました。
思っていたより面白い!次巻も楽しみです。 -
賢い兄と美しい弟。流転の兄弟。学者の父が王国の第二王子の教師に招かれるが・・・というファンタジー。
どっちも幸せになれ!と想いながら読んでました。
いつもながら脇キャラが魅力的ですなー。 -
菅野先生作品は兄弟ネタ多いよな〜
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小さな村に住む賢い兄ヘソクと美しい弟ヘリョン
学者である父ヘイルが無実の罪で投獄され、運命の歯車が回り出す
ヘソクは父王への謀反を噂される第二王子のもとへ
ヘリョンは難易度も倍率も別格の王都王立学校へ
たがいを思いながらもべつべつの道を歩む兄と弟
都で起きた騒動の中で、二人が出会ったのは……
《家族とは何か、兄弟の絆とは何かを問う感動のファンタジー》──帯のコピー
『天山の巫女ソニン』シリーズで人気の菅野雪虫による最新書き下ろし長編、2021年8月刊
兄弟の表情をきりりと美しく描いた装画は遠田志帆
『羽州ものがたり』(角川書店/2011年)と2冊並べるとシリーズ本のように“映え”る
ちなみに、英語のしゃれたタイトル“Stone and Lotus”は兄弟の漢字名から
(Cコード8093かと思いきや表示は0093、書店では児童書の棚にも置いてほしい)
※p.150「ヘソクさまの明るさは」⇒「ヘリョンさまの明るさは」では