星天の兄弟

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 162
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488028442

作品紹介・あらすじ

ある王国の田舎町に、高潔な学者が住んでいた。学者には母親のちがう息子が二人おり、兄は賢く弟は美しくて評判だった。あるとき、王国の第二王子が学者の評判を聞きつけ、自分の家庭教師にと招いた。王子は聡明で学者も喜んで教えたのだが、王子に父王に対する反乱を企んでいるとの疑いがかけられ、学者も捕らえられてしまう。幼い兄弟の運命はその日を境に一変する。〈天山の巫女ソニン〉シリーズで人気の著者が兄弟の絆と宿命を描いた、書き下ろし長編ファンタジイ。

感想・レビュー・書評

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  • とても読みやすかった。あの二人の兄弟が好き!
    最後なんであんな終わりなのか納得行かない…
    二人とも国を揺るがす大物になったけど!
    兄のヘソクが可哀想過ぎる。

  • 表紙が美しかったので手に取りました。
    思っていたより面白い!次巻も楽しみです。

  • 賢い兄と美しい弟。流転の兄弟。学者の父が王国の第二王子の教師に招かれるが・・・というファンタジー。
    どっちも幸せになれ!と想いながら読んでました。

    いつもながら脇キャラが魅力的ですなー。

  • とても楽しい故に、ページが足りないと思ってしまう。
    ヘソクや第3王子はどんな考えで行動しているのか。ヘソクの払った代償が何だったのか。ヘリョンはどのようにして島流しになったのか。
    軽く触れてはいるものの、明確な解答はなく、読書の推測にお任せしますというスタイル。
    ヘリョンの父が罪人とされてしまった汚点が武器になる瞬間など含め、もっと書いて欲しかったです。

  • 菅野先生作品は兄弟ネタ多いよな〜

  • 腐らず受け止め、真摯に生きる
    多少出木杉君だけどね
    あと、超極悪人がいないのもいいもんだ

    兄の背負ったものが何だったのか、思わせぶりだなあ

  • 前半の兄ヘソクの視点での物語は、ヘソクに感情移入してつらかった。後半から弟ヘリョンの視点で物語が進み、兄の考えていることがわからなくなった。思っていたよりも兄弟仲良しというシーンは少なかったが、そのぶんふたりが幼い頃に家族と過ごした時間はとても貴重な時間だったのだと装幀画を見ながら感じた。兄弟それぞれに幸せになって欲しい。ヘソク視点での後半の話も読んでみたかった。続編出ないかしら。

  • 小さな村に住む賢い兄ヘソクと美しい弟ヘリョン
    学者である父ヘイルが無実の罪で投獄され、運命の歯車が回り出す

    ヘソクは父王への謀反を噂される第二王子のもとへ
    ヘリョンは難易度も倍率も別格の王都王立学校へ

    たがいを思いながらもべつべつの道を歩む兄と弟
    都で起きた騒動の中で、二人が出会ったのは……

    《家族とは何か、兄弟の絆とは何かを問う感動のファンタジー》──帯のコピー

    『天山の巫女ソニン』シリーズで人気の菅野雪虫による最新書き下ろし長編、2021年8月刊

    兄弟の表情をきりりと美しく描いた装画は遠田志帆
    『羽州ものがたり』(角川書店/2011年)と2冊並べるとシリーズ本のように“映え”る

    ちなみに、英語のしゃれたタイトル“Stone and Lotus”は兄弟の漢字名から

    (Cコード8093かと思いきや表示は0093、書店では児童書の棚にも置いてほしい)

    ※p.150「ヘソクさまの明るさは」⇒「ヘリョンさまの明るさは」では

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著者プロフィール

1969年、福島県南相馬市生まれ。2002年、「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞受賞。2005年、「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞し、改題・加筆した『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』でデビュー。同作品で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞した。「天山の巫女ソニン」シリーズ以外の著書に、『チポロ』3部作(講談社)、『羽州ものがたり』(角川書店)、『女王さまがおまちかね』(ポプラ社)、『アトリと五人の王』(中央公論新社)、『星天の兄弟』(東京創元社)がある。ペンネームは、子どものころ好きだった、雪を呼ぶといわれる初冬に飛ぶ虫の名からつけた。


「2023年 『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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