ぼくの名はチェット (名犬チェットと探偵バーニー1) (名犬チェットと探偵バーニー 1)

  • 東京創元社
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感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488013271

作品紹介・あらすじ

リトル探偵事務所に持ち込まれた、ある優秀な女子高校生の失踪事件。母親の心配をよそに、一度は何事もなく帰宅した娘が再び姿を消し、元刑事でバツイチの私立探偵バーニー・リトルは誘拐事件と判断、相棒の大型犬チェットと調査を開始した。しかし、身代金要求はなく、父親である不動産業者は、単なる家出だと主張して誘拐事件とは認めず、バーニーは解雇されてしまった!警察犬訓練所を優秀な成績で卒業…は、できなかったが、とにかく優秀で愛すべき名犬チェットも、おのれの嗅覚を信じ、危険もかえりみずバーニーをサポートするが…。チェットが犬の視点、犬の心ですべてを語る、全世界の犬好きの心を鷲掴みにした傑作ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • とにかくチェットが愛くるしい。
    他のことに夢中になって、話を聞いていなかったり。
    見聞きしたことを、うまく伝えられなかったり。
    あまり擬人化されておらず、生き生きした生身の犬という感じ。
    尻尾をぶんぶん振る姿が、脳裏に浮かぶ。

  • 赤川次郎の三毛猫ホームズとか、名犬ラッシーとか、動物が大活躍するお話がたくさんあるけど、私立探偵バーニーの相棒で主人公の大型犬チェットは、できるようで抜けているようで…。
    チェット目線で全てが描かれているので、事件の鍵となることも食べ物に注意がむいてしまって聞き漏らしたり、楽しそうなことがあると重要なことも忘れちゃったり、へんな音が聞こえると思ったら、自分の唸り声だったり。
    それでも少女の失踪(誘拐)事件をバーニーとの名コンビで解決しちゃう。

    猫を飼っているから、最近動物の描写に食いついちゃうんだよね。
    シリーズ化されているので、他も必読!

  • 犬のチェットは、探偵バーニーの相棒として毎日バーニーとともに活動している。最近は浮気調査なんかが多かったが、ようやく子どもの失踪事件が?
    これはミステリというよりは、チェットの視点をひたすら楽しむ話だなあ。チェットの意識は犬なので(笑)、まーそわそわうろうろするわ、気がついたこんなことしてた!みたいなことはしょっちゅうなんだけど、むちゃくちゃ役に立つしかっこいい。バーニーとの信頼関係もうらやましい限り。次はバーニーにもっと活躍してほしい(笑)。

  • 犬目線がホントの犬っぽいシリーズ第1弾
    まさか犬が女子高生失踪事件を解決すんのか?!
    このシリーズを猫好き犬嫌いが読んだら「犬って馬鹿じゃん」ってさらに嫌いになる
    でもそこがかわいいのだ

  • 警察犬になれなかったチェットと、警察を辞めたバーニーの探偵譚。

    犬であるチェットが語り手なので、初めは児童文学のように感じた。大切なことは覚えていないし、聞いていないし、聞いても分からないし、すぐ思考が脇道に入ってしまうし。語り口も優しい。
    さりとてコージーではないんだよね。
    ミステリを読んでる気分になれなかったなあ。緊迫感も殺がれた。
    話も別にどうってことのないものだった。
    ただチェットが優秀とは言うもののきちんと「犬」で、人間と話が出来るわけでも、隠れて小難しい業を使うわけでもなかったところはよかった。
    行動も妙に愛らしく、犬好きには魅力的。
    やはり全体的に中学生以下向きかな。大人が読む分にはちと物足りなかった。

  • 主人公の犬は根本的性格がご機嫌なおバカさん。
    でも訓練された名犬でもあるという設定です。

    犬の目線で進むので、話が散らかっているように感じます。
    犬の移り気さゆえだと感じられれば、可愛らしさに好感、
    逆に本筋のミステリーが希薄になる理由ともいえるので、そちらを強く受け取れば悪感といったところでしょうか

    私はミステリー好きという程でもないので、そこは問題なく読めましたが、散らかっている箇所は結構読み飛ばしてしまいました。

    散らかった話 + 人間の会話が海外ドラマ口調すぎ
    この2つが合わさると読み疲れるなぁ
    最初は数ページで睡魔に負けました。

    動物の出てくる小説を読むことにしている私ですが、続編は手が伸びそうにありません。

  • ワンちゃん好きには好評だと思う。
    チェットはかわいい子だし、バーニーも悪くない。
    けどミステリーそのものが物足らない。
    シリーズはもう2作出ているみたい。
    重ーい本を読んだあとなら、読みたくなるかも。
    そういえば、
    チェットとバーニーはどうしてる?って感じで。

  • 愛すべき犬目線ミステリでした。生きる喜びとか理由って本来すごくシンプルなものだって、チェットを見てると気づかされる。人間はややこしいね。犬の感性にあこがれる。

  • すごくかわいらしくて、愛すべき作品。装丁も文庫版よりこっちのほうがいい。訳もなんだかイヌっぽい感じがして、読んでいてとても楽しい。

  • チェットかわいいよ~!
    犬目線だから多少読みにくいのは仕方がないか。
    あちこちに気が散っちゃう様子とかバーガーをぱくつく(玉ねぎ中毒にならないか心配)とことかああ!犬だ!みたいな。
    君たちが喋れたらいいのにね。

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