- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488012045
感想・レビュー・書評
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5作の短編集です。一応ミステリだけど表題からも感じるようにアットホーム的なお話集。落語好きな作家さんが落語をネタにした話しだけにまさに落語家さんに読み聞かせられてるような軽快な語り口の文章でした。寄席とか芸人界とか素人にはなかなか入り込めない世界なので興味津々な感じで読めました。
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今までになく落語家さんがカッコよくというか粋というか素敵に見えた。
印象深いとか感動とかそんな本ではないし、どんな話だったか直に忘れてしまうだろうけど、楽しく読んでいた。 -
落語家シリーズ第3弾。ますます落語に親しみを感じるようになりました。今回は短編集で、人情もの。読後感も爽やかで、ジーンとくるお話もあり、満足の一冊です。
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読了
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落語の噺を中心にした、軽いミステリーのこのシリーズ、読みやすくて読後感もいいので、いつの間にかシリーズ第三段まで読んでいます。
前二作と違い、この三作目は噺家から持ち込まれる騒動も、芸に生きる人間の心意気や師匠として親心、など心温まる話が中心で好きな内容です。
「幻の婚礼」では、牧の師匠にあたる元編集長が登場し“安楽椅子探偵”(と言うかどうかは定かではないけれど)ぶりを発揮するし、「へそを…」では馬治師匠の噺家魂が感じられました。
ストーリーの途中途中で、弟子達の○○年、修行を重ねて…というようなくだりが出てきますが、よくよく考えると修行の日々って想像出来ないくらい大変で辛い日々だろうと思うと、師匠・弟子間、互いに情が湧くのも当たり前の話なんですよね。
今回もまた、心地よく読み終えることが出来ました。 -
季刊落語の編集部、シリーズ第三弾。今度は短編集。他の2作が微妙に思ったけど、今作は良い。
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落語雑誌の編集者・間宮緑が、落語になぞらえたかのような事件に巻き込まれるシリーズの第三弾。
噺家からは一歩離れた職業が語り手だからか、どの話も結末が明るい。
ショックなのは、シリーズの他の作品も読んだはずなのに、思い出せない(-.-;)。
年とると、記憶力が衰えるってほんとなんだろうか(T_T)
収録作品:やさしい死神 無口な噺家 幻の婚礼 へそを曲げた噺家 紙切り騒動 -
落語ミステリー。
シリーズ第三弾だったらしい。おっと、第二弾を読んでない。
落語に絡んだストーリーなのが好み。『紙切り騒動』がジーンときて良かったな。