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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487806041
感想・レビュー・書評
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「朝鮮の人たちが朝鮮語を話して何が悪いんだ」
いわゆる「日帝」時代の朝鮮北部で、寒河江氏とナ・イルソン氏がともに地元の旧制中学に学んだのは4ヶ月の短い間だった。だが、41年後に再会し、腹を割って話せる友人になれたのは、かつて寒河江氏が叫んだその言葉をナ氏が覚えていたからだ。
日本統治下の朝鮮半島の実情、参戦してきたソ連の横暴、終戦後の悲惨な脱出行、解放後の朝鮮の人々の混乱など、二人の対談は日韓の歴史の実情をリアルに物語っている。
日本の学校では教えない、だが、知るべき事実がここにある。
歴史は複眼で見なければ、単なる思い込みで終わってしまう。
私たちは知らなさすぎだと改めて思う。
ところでこの本の表紙に写る二人。あの頃の子どもは根性のすわったいい顔してるなぁ(^^)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
韓国に住んでいた日本人と韓国人の話。出てくる人が優しい。
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貴重な体験が語られている。戦後は戦後でなかった”収束”した時代の部分は良かった。
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