江戸猫 浮世絵 猫づくし

  • 東京書籍
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  • Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487804283

作品紹介・あらすじ

猫の浮世絵だけを集めた日本初の作品集。歌川広重、河鍋暁斎、歌川国芳、鈴木春信など江戸のトップ絵師の作品を厳選して紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 猫の浮世絵だけを集めた作品集。
    江戸~明治時代の著名な作品から、団扇絵、おもちゃ絵まで多彩。
    第一章 日々猫
    第二章 いたずら猫
    第三章 じゃれ猫
    第四章 はたらき猫
    第五章 ワル猫
    オールカラーで猫好きには嬉しい浮世絵集です。
    解説が良く、国芳の「猫飼好五十三疋」や「たとえ尽くしの内」
    など一匹ずつ紹介、猫の歌舞伎は役者と演じる役の紹介、
    場面もしかり、わかりやすくて楽しめます。
    国芳が大部分ですが、弟子の芳藤、河鍋暁斎の絵もあって、
    師匠・弟子共々、猫好き?と思わせるほどに、
    猫の描写が素晴らしい。
    表情とか仕草とか、なんとも良い感じです。
    また、江戸の風俗や生活が垣間見えるのも、良い。

  • 浮世絵猫百景 -国芳一門ネコづくし2012年6月1日(金)~7月26日(木) | 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
    http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/2012_nekozukushi

    浮世絵猫づくし!広重・国芳・暁斎が描いた猫の浮世絵を解説 | thisismedia
    https://media.thisisgallery.com/20181626

    【東京書籍】 一般書籍 芸術 江戸猫
    https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/80428/

  • すごく面白かった!

  • 浮世絵を、風景でも、登場人物でもない視点で分類し体系化した画期的な本。

    浮世絵の理解、江戸文化の理解、当時の猫に対する視点の理解において、有益な資料だと思います。

    広く、海外にも知らせるために英語版の発行を期待します。

  • 日本初の猫の浮世絵だけを集めた作品集。
    猫好きとしてはたまらない。
    愛らしい江戸猫のオンパレード。
    当時の粋なセンスとユーモアは今もなお斬新でクール。

    芸者の女の子が湯たんぽ代わりに
    素肌に猫を抱いてる愛らしい美人画など、
    当時の江戸の人々の暮らしも垣間見れて楽しい一冊。

  • 美術

  • かわいい。面白い。楽しい。それにつきる。

  • 猫の浮世絵集。昔から愛されキャラだったんだな、猫。化け猫という怖いイメージも持ってるけど。歌川国芳「荷宝蔵壁のむだ書」が衝撃的。「土蔵の壁に釘で引っかいた落書きをそのまま大判の浮世絵に持ち込んだユニークな作品です」。ユニークにも程がある。同じく国芳の「猫の当字」も面白い。

  • 猫の浮世絵だけを集めた作品集です。かわいくて、どこかあやしい猫の絵ばかりで、見ていて楽しいです。芸が細かく、ユーモアにも富んでいて、とっても「粋」です。
    (電気電子工学科 B4)

  • 最近何かと話題になる歌川国芳とその門下。猫絵でもすばらしい。

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著者プロフィール

日本大学芸術学部美術学科卒業。グラフイックデザイナーとして印刷会社・広告代理店勤務の傍ら幕末明治の浮世絵を収集・研究。馬頭町広重美術館館長(現・那珂川馬頭広重美術館)、東京工芸大学芸術学部講師、日本大学芸術学部非常勤講師などを歴任。現在、国際浮世絵学会常任理事。著書に「図説浮世絵入門」(河出書房新社)、「江戸の遊び絵」(東京書籍)、「国芳の狂画」(共著・東京書籍)など多数。

「2016年 『日本浮世絵切手総図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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