- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480872074
感想・レビュー・書評
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夫が撮った東京の街頭写真を前に、夫婦(荒木経惟と荒木陽子)で語り合う本です。この夫婦の会話が絶品ですね。
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これね、奥さんの陽子さんと写真をめくりながら思い出話を楽しんでるのね。
夫婦の雰囲気が紙面に溢れてくるのよ。 -
秋から冬にかけてだと良くて、春からだとモヤーッとしてくるからダメ。よく見えるときによく見て撮る。
…勉強になるにゃあ。
私が絶対撮らないような街の裏側を撮ってる。
1970年代、昭和だからいいんでしょうね。
今は亡き奥さんとの対話が悲しい。 -
写真を見ながら交わされる夫婦の会話。
この雰囲気が良い。
あとがきで「写真てーのは写すことより写したものを見せて話すほーが楽しいのだ」と書いていた。話す相手がいなくなってしまった今、彼の心は冬に向かっているのだろうか。 -
学生時代から何度も手にとってしまう写真集。
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僕は荒木経惟の街を写した写真が大好きです。
街のディテール、テクスチャー、どこだかは分からないけれども確実に存在した空気感。
そして荒木とその写真を肴に話す荒木の妻陽子、二人の空気感。「写真てーのは写すことより写したものを見せて話すほーが楽しいのだ(あとがきより)」と荒木は言う。全くそのとおりだ、と思う。
そんな幸せな空気感が詰まった一冊。 -
アラーキーの写真集としては地味な部類と言われているがコレは写真を見ながらのドキュメンタリーだ。東京の何気ない街の風景写真に奥様との会話が載ってて読み物としても味わえます。