僕にもできた! 国会議員 (単行本)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 120
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480864666

作品紹介・あらすじ

山本太郎が国会議員になって変えられたこととは? 思わぬ成果の数々。そして誰でもできることとは? 対談 木村草太、松尾匡ほか

感想・レビュー・書評

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  • 2019年、れいわ新撰組を旗揚げした当日に刊行された本。それまでに山本太郎議員がどのような「仕事」をしてきたか、が分かりやすく書かれている。折しも衆議院が解散され、第49回衆院選が始まる。現政権に不満を持っている人達は、この本を読んで参考にすると良いと思う。

  • 山本太郎に初めて出会ったのは、1996年、小学生の時に祖父の家で見た連続テレビ小説『ふたりっ子』でした。かなり印象的な容姿で、つまり女子小学生が生意気にも好きかも、という情況に陥ったのでした。

    その後も2004年、高校生の頃に大河ドラマ『新選組!』で再会しました。このドラマには、なんと山本耕史・優香・オダギリジョー・堺雅人・照英・田畑智子・吹石一恵・筒井道隆・石黒賢・栗塚旭・伊原剛志・鈴木京香・野際陽子・沢口靖子・江口洋介・佐藤浩市・伊東四朗と私の好きな俳優が大勢出演していました。・・・あっ、そうか、この時のタイトルが政党名の半分なのか。

    2011年頃からの反原発運動・政治活動は横目で見ていました。この人も、中山千夏のような道を歩むのかな、と、ふと思いました。

    その後の彼の軌跡・奇跡は、私にはまるで獄中で知に飢えて熱狂的に学習に没頭した永山則夫のような感じを受けました。山本太郎の緻密な猛勉強とリーダーシップ性には驚嘆するものがあり、どちらかといえば革命家といっていいかもしれませんが、国会にいる政治家で本物は彼ひとりだ、なんて公言していました。

    情けないことに、新聞もテレビもない読書・映画・音楽三昧の日常のせいで、私が れいわ新選組 を知ったのは、7月21日(日)の第25回参議院議員選挙の終わった後にたまたま見たweb上ででした。

    あれから3か月、まだ一度も目の前で彼の演説を聞くことはできませんが、web上にアップされているものを片っ端から見て聞いています。

    家やバイクや車やシャツに貼るつもりで、政党ポスターを送ってもらうことにしました。

    つい先日の国会中継を見ても、安倍晋三とその仲間たちの陳腐な答弁には、辟易というより嘔吐しそうになりましたが、以下の山本太郎の真摯な追究の姿を見て溜飲を下げる思いがしました。

    にわかラグビーファンになった私は、にわか山本太郎ファンに終わらないように、次の選挙で自民公明を圧倒的少数派にするために動きます。




    山本太郎 安倍晋三を問いつめる 原発が弾道ミサイルで狙われたらどうするんだ!! 再稼働なんて出来ない
    https://www.youtube.com/watch?v=XlC-oyJKSFs


    2018 7 19 内閣委員会「カジノでも災害でもろくな答弁しないのか?」
    https://www.youtube.com/watch?v=deHDXw3KNTg


    2018.6.12 内閣委員会「拝啓 政商納言 竹中平蔵様~国の財を外資大企業に貢ぐ~」
    https://www.youtube.com/watch?v=_hGGN6ds-H0


    2019年10月19日 種子島 
    山本太郎(れいわ新選組代表)おしゃべり会
    街頭演説 全国ツアー
    https://www.youtube.com/watch?v=0ioZHlGca1c

  • 山本太郎、れいわ新選組の考え方、何をやってきたか、これからなにをしたいのかがわかりやすく書いてあります。
    声を上げることが難しい人々をどうにかしたいという思いがあふれていて、読んでいただければ共感できると思うのですがいかがでしょうか?
    勝ち組負け組という考え方とは程遠い思い、共感できます。
    全部興味深く読めましたが特に、
    なかなか山本太郎について語ることが少ない小沢一郎さんの章と、
    私の推しでもある憲法学者木村草太さんと憲法を語る章がよかったです。

  • 山本太郎氏の参議院議員生活をルポタージュ風に振り返る内容。経済学者や憲法学者との対談や山本太郎氏への質問コーナーなども盛り込んでいる。
    山本太郎氏の政治家としての行動や政策には個人的に肯ぜられない点も少なくなく、イロモノ的なイメージも先行してしまっているが、本人の信念のもと、誠実に政治家としての職務を全うしているということは本書を読んでよくわかった。行動や政策の是非は置いておいて、山本太郎氏の思いは本物であるように思う。
    特に「第1章 山本太郎にもできた!―意外な「成果」の数々」は、一国会議員が実際に政策を動かす様子が垣間見えて、非常に興味深かった。

  • ああ、まだ本棚に登録してなかった。
    去年の秋ごろ買って、すでに読んでいた。

    山本太郎が国会で何したの?という人は
    まずこれ読むべし。

  • 山本氏にはあまり良い印象を持っていなかった。だから、興味を持つことなく過ごしてきたのだが、この本の牛の絵の表紙を見て、手に取ってしまった(動物が好きなので(笑))。

    僕が抱いていた山本像とは異なる側面を知ることができた。
    ホームレスや入国管理局に収容されている外国人に目を向けて行動していることを応援したい。

    氏の言動は異端扱いされることも多いようだが、是としがたい現状に風穴を開けるのが彼のような存在だと思う。

  • れいわ新選組の代表山本太郎さんの議員になってから今までについて書かれた本です。
    西日本豪雨の際には小型重機を要請して、自身も現地に行って一緒に泥をかいたり被災者の人たちとお話しして困っていること国会で発言していました。
    その他にもDV・ストーカー問題や生活保護の制度変更などの成果を上げていました。

    私の周りの人に山本太郎さんのことを聞くと、福島へ風評被害的な発言や国会での破天荒な行動を挙げてマイナスなイメージをもたれている人がいました。そのことについての真意も本書で書かれているので、そういったマイナスなイメージを持たれている人にこそ読んでもらいたい本でした。

  • 山本議員事務所のスタッフ紹介が面白い。型破りな経歴を持った方々。西日本豪雨の際、山本議員(当時)が国会で質問したことによって小型重機100台が被災地に送られたのは知っていたが、結局それは国からではなく心ある企業からの支援だったと後で判明したとは、はじめて知った。こういう、いざという時にサポートしてもらえないなら、私たちは何のために税金を払っているのだろう。

  • 山本太郎さん最高だ。
    処凛さんの
    「 世界を変えるのは、いつの時代も『空気を読まないバカ』である! 」
    というコメントがとても好きだ。
    この国は変えられる。

  • 僕にもできた国会議員 
    山本太郎 雨宮処凛 筑摩書房

    〜泣けるほどに面白い〜
    ショックハゲができたり
    ストレス肥満になったりしてたあの頃を
    絵に描いたように飲み込めると同時に
    涙があふれてしょうがない

    しかも
    10分前には死にたいと思うような中
    尽きることのない利他と言う目的を持ち
    一人でも行政の一端を動かせる現実に触れ
    乗り越えてきた今の太郎さんを目の前にして
    感動の涙に喜びが湧き上がる

    それを支えながらも背中を押し続けてきた
    鬼のようなスタッフの存在にも頭が下がる
    この意識の連帯が固まったり
    タルンだりしないことを祈る思いで
    私も遠くから臨機応変に繋がりながら
    勇気をもらって
    自分を育て上げていきたいと改めて思う

    職業化したプロと言われる縄張り争いの
    損得勘定にまみれている目に見えない
    ヤクザな迷路の中に飛び込み
    前後もわからないモヤを正義感だけでモガき
    掻き分ける素人丸出しを笑われながらも
    たちまちその得体の知れない外国語を身に着け
    多勢を相手に無勢で対等以上に立ち回る
    恥も外聞も打ち捨てた後ろ姿に惚れ込み
    捨てるものを持たない丸腰の強さを
    再認識させてもらう

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著者プロフィール

山本太郎(やまもと たろう)
総務局総務部副参事兼総務課歴史資料整備室長。
主な論著に『近世幕府領支配と地域社会構造―備中国倉敷代官役所管下幕府領の研究―』(清文堂)、「江戸時代の大原家」『大原孫三郎・總一郎研究』創刊号、「幕府領陣屋元村の掛屋と陣屋・地域社会─備中国窪屋郡倉敷村を事例として─」(『ヒストリア』第247 号)など。

「2022年 『絵図で歩く倉敷コンパクト版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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