- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480843241
作品紹介・あらすじ
人間は醜い。だから少し離れて繋がろう。大ベストセラー『完全自殺マニュアル』著者が、悲痛な体験から生きづらさの解決法=優しい人間関係の作り方を伝授する。
感想・レビュー・書評
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何十年も前に「完全自殺マニュアル」を読んだ時は、鶴見さんのことを、軽薄面白系のサブカルの露悪的な人だと勝手に思っていた。
改めてこの本を読んで、がらっと印象が変わりました。
とてつもなく頑固で、とてつもなくまじめで、とてつもなく優しい人なんだなと、いまさらながら気づけました。
世の中にある、固定概念、自分が引け目に感じなくてよいことであっても、なんとなく「世の常識」から照らし合わせると、引け目に感じなければならない。
そんなことがなるべくないようにしたいと願っている鶴見さんが、みずからの体験から、一人称で思うことがエッセイとして提示され、読者はそれを読んで、考え方の幅が広がったり、何か緊張していたものが、ふっとゆるんだり。そういう効果がある大切なエッセイだと思いました。
読む前は、本のタイトルから、普段の生活の考え方を変えるHowTo本なのかなと思っていたけど、少し趣旨は違い、即効的なHowToものではなく、もう少し人間の根っこにせまるような中長期的に役立つような本だと感じました。 -
真面目すぎる人、嫌なことや不安なことばかりに注目してしまう人にぜひ読んでほしい。無理しなくていい、逃げてもいいと大っぴらに言ってくれるので、心が軽くなる。メモしておきたいフレーズ多々。優しい世界を作る試み、私も自分の周りから少しずつやっていけたらと思う。
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自分に逃げ場を作ることと、人にも逃げ場を作る事を改めて大事にしたいと思った。また読み直そう
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個人的にはあまり入り込めなかった。
人間関係を多少は欲しい自分にはあまりあっていなかったかも。
途中までしか読めませんでした(つД`)ノ -
「完全自殺マニュアル」の鶴見さんの本、「0円で生きる」に続き、二冊目。
―そもそも、逃げられないからこそ地獄になるのだ。何かあったらすぐ離れてしまえる環境で、地獄なんてそう簡単に作れるものではない―
これは本当に真実で、学校とか会社とか、人が詰め込まれたところでは、いじめが発生しやすいんじゃないかな。
私が人より劣っているというのが真実でも、それで「いじめて良い」となる環境。
もう、人が詰め込まれたところには、極力行かないようにしたい…。
あきらめることの素晴らしさについて書いてあるのも良かった。世の中で「あきらめない」のが良いってされてるの、あれって、苦しみの根源だと思う。もっとあきらめたほうがいい。というよりは、あきらめるかあきらめないかを、自分で決めて良い。
あきらめないのが正しくて、あきらめるのは間違い、っていう定義をなくしてほしい。
「あきらめない」の代表例は、ストーカーですからね。
あきめたほうが良いよなぁ、やっぱり…。 -
人からどう思われるかを基準に生きてはダメです、優しい視線の中にいくことが大事であると勉強しました。人の目を気にしすぎると、自分を殺す結果になるからです。
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特に前半が心に刺さった。いろいろな気づきがありました。