- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480837134
作品紹介・あらすじ
パレスチナの人びとは圧倒的な力の差と不条理な暴力の日常を、強く生きている。たぐいまれな分析力と情報収集力で占領地の住民の心の奥底をすくい取る勇気あるレポート。和平のために今、求められているのは何か!イスラエル人ジャーナリストが占領を生き、その声と真実を伝える。
感想・レビュー・書評
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新聞に掲載された記事がベースになっていることから、それが掲載されたときの状況を踏まえていることが若干必要になるところもあるが、リポートは正確に当時から現在まで続くパレスチナの現状を、厳しくも正確に捉えていると言ってよいだろう。
第4部29、パレスチナ文科省の内部の破壊の様子だけでも、イスラエルを到底支持することはできないことは明白だ。 -
イスラエル出身のジャーナリストがパレスチナに住み込み、パレスチナ人の苦しみを捉え、イスラエル占領反対を訴える。
パレスチナに行く前に読んだため、理解できない部分も多かった。再読したい本。 -
障害物を常設する封鎖はイスラエル軍がインティファーダ鎮圧に用いる決定版。パレスチナ人を撃ち殺すユダヤ人は、ドイツに撃ち殺される時のことをどう思ったのだろうか。
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イスラエルの有力紙、ハアレツの女性特派員アミラ・ハスの二作目。
気骨あるジャーナリストってこういう人のことを言うのだと思う。
「パレスチナ人」「イスラエル人」「ユダヤ人」などといったことではなく、「苦しむ人々」の視座。
彼女は言う。「“怒り”が私の“ガソリン”です」。
理屈はいらない。読んで下さい。