- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480832122
作品紹介・あらすじ
韓国の人気実力派作家パク・ミンギュの短篇集。奇想天外なSF、現実的で抒情的な作品など全9篇。李孝石文学賞、黄順元文学賞受賞作収録。二巻本のどこからでも。
感想・レビュー・書評
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『近所』『黄色い河に一そうの舟』が、軽めの始まりの割に意外にも重たい話で、結構好きだった。ヘヴィだなー。
後半の6本はSFと言っていいのか、奇抜と言えばいいのか。前世はマリリン・モンローだったというとんでもない設定の『〈自伝小説〉サッカーも得意です』も、ぶっ飛び方がすごい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んでみたかったパク・ミンギュ。
文体が新鮮、まさにポップで縦横無尽。
「近所」「黄色い河に一そうの舟」「グッバイ、ツェッペリン」が好きです。 -
ちょっとよくわからなかった。
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短編集9編
リアル3編SF6編.人生がすでに終わったかのような人々が,それでも何かかそけき望みのようなものを抱えて生きてゆく.始めの3編特に「近所」が良かった.それにこの「近所」パラレルワールド的な味わいもあって楽しめる. -
【最終レビュー】
図書館休館期間・予約貸出著書
映画化された、本棚内…既読した
〈82年生まれ、キム・ジョン〉
翻訳担当:斎藤真理子さん
ホームステイ期間中、ラストに記載している、彼女の配信記事
たまたま偶然にも、この著作に関する内容に興味を持った。
全ては、映画・パラサイト…映画館鑑賞が何よりもベース
パラサイト~も、琴線の一部として対談の中でも触れている(笑)
*配信記事(3項目)
https://realsound.jp/book/2020/02/post-507229_1.html
https://realsound.jp/book/2020/02/post-507229_2.html
https://realsound.jp/book/2020/02/post-507229_3.html
風変わりしてるかのようでありつつ、決して、そうとも言い切れない
不可思議な世界観。
そんな空間の中、懐に落ちるメッセージも、随所に散りばめられている。
著者独特の´風格と魂´
タバコのケムリのように、じんわり、ゆるりと、漂ってくるかのような…
一言で言えるなら、そういった印象です。
『非現実的・現実的要素・近未来(SF)』
3つの柱が、交錯するかのようである。
+…
『詩的て、一捻りした´比喩的描写´の数々』
様々な角度からの掘り起こされていくかのような
『韓国を取り巻く「多様な文化の側面の数々」』
著者にしか展開できない
とことん極めてるかのような´想像力´
フル回転に、冒険者のように、楽しんでるように感じられる…
それぞれの短編の中で
度々、問いかけられる
『人生とは…』
ここが、一番のポイント。
気づいてるようで、本質的には、なかなか、気付けていない
メッセージに秘められた思惑…
何かしら、フッとさせられるものがある。。
それは、個々によって、捉え方も、千差万別…それぐらいでしか、ここでは、記載できない。
普段、触れられることはない
こういった未知の部分…
まだまだ、さまようばかりだと…ただただ、そう感じていました。
このまま、サイドBへ…
このタイトルそのものにも、意味合いがしっかり隠されている。
その答えは、本作の中で… -
実在する人物に向けて綴られた短編集ではあるものの、どの作品も心に響いた。生き方だったり世の中の不条理だったり。この世の中はとかく生きづらい。でも生きねばならぬ。もし自分が宇宙で暮らしていたら…、冷凍人間になった後に解凍されることになったら…、どんな人生を歩むのだろう。沢山あった世界の中で、一番興味深かったのはものすごく先の世界だけれど、一番嫌なのはその世界だと思う。
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世にも奇妙な物語を読んでるようなイメージでした。
今まで読んできた韓国文学はなんとなく気持ちがずーんとな?ものが多かったのですが、本書は様々なジャンルの短編が収録されているので、楽しみながら読めました。