- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480816665
作品紹介・あらすじ
大人の世界に踏み出そうとしている18歳の姿をぜひ見てほしい。『小学生日記』から6年。12歳だった少女の世界は、少しずつ「学校」から離れて、自分の世界を見いだしつつある。
感想・レビュー・書評
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華恵さんが高校生の頃に出版されたエッセイです。華恵さん自身の思考が魅力を感じたり、いろいろな環境(ホームステイ、山登り、フリマetc)を通して高校生ならではの純粋無垢な感情が昔の自分と重なったり。
ここでいう表題作の「たまごボーロのように」は「ほんのり甘くてやさしくて…」という意味あいで使われてて。
昔の嫌な記憶がそうさせてしまったかたまごボーロを本当はおいしいのに好きになれない。けど、たまごボーロのようにやさしくなりたいというのに共感。
2014.10.9(1回目)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.8
友だちや周りの大人との日々の関わり。若さや苛立ちを抱えながらもまわりに流されない華恵ちゃんの芯が見え隠れする。自分のこととして受け止めて考え、何かしら自分の血や肉としていく。らしさと強さ。フリマのピアスいいね。 -
小学生日記の後に読んだので、イライラしたりはっとしたりしながら成長していく彼女の様子が伝わってきました。家族が離れたり、つながったり、でもお互いを大切に思っているのが素敵だと思う。おじいちゃんへのまなざしの優しさにも胸を打たれます。大切な人との別れ、自分にもあったので、重ねて読みました。
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スピード感を重視して、はがれていくものや飛んでいくものなんか、気にもとめないで書くというスタイルもあるけれど、それじゃ豊かさまで落としていってしまう。楽していない姿勢がベースにあって、そこから慣れていってこれだけのものを書けるようになるんじゃないかなと思いました。
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小学生日記以来。
ありのままの華恵ちゃんの日常がとってもいい。
おじいちゃんおばあちゃんのこととか、今井さんのこととか、ありふれた日常が愛おしいものなんだなと、改めて思わせてくれます。 -
少しずつ華恵の環境が分かるエッセイ。
若いのに布ナプユーザーとは驚き。親近感。
最後のエピソードがショッキングだった。 -
はなえちゃんの最新作。主観的なのにやっぱりどこかで客観的な文章がすき。淡々と語られているから、読み手もそのストーリーをゆっくり吟味できる。
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同年代の女の子が書いていると知って興味を持ちました。
月並みの表現になってしまうけど、十代の感性って本当にみずみずしいんだなあと思いました。思い知らされた、って言葉のほうが近いかもしれない。私だって十代なのになあ。
今ちょうどこのエッセイを書いたときの華恵さんと同い年くらいだけど、私の感性も彼女と同じくらい研ぎ澄まされているようにしたいです。 -
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