- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480688941
作品紹介・あらすじ
ソーシャルワーカーは、社会の中の居場所を見失った人を、支え育てて、暮らしてゆく環境を整える仕事。困っている事情、家族関係や社会関係は多岐にわたるので、具体的な行動はさまざまですが、でも大切なことはひとつです。今後ますます必要とされるこの仕事に、ほんとうに大切なこと、教えます。
感想・レビュー・書評
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ソーシャルワーカーの仕事について知りたかったので、今でしょ!と言う事で読んだ。自身もうつ病中でアル中の生き倒れかけに声を掛ける、法令違反でも自分の信念に従って行動して虐待から子供を救う、こんなソーシャルワーカーは比率にして1%位ではなかろうか。俺の知ってるSWの口癖は「できる事とできない事がある。」。誰がそれを決めるのか。
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精神障害を持った人が、責任能力がなかったと無罪判決を受けることが、果たして本人のためかというのがうんうんと思った。人間の尊厳を守ることが理想とされるが、実際自分の力では生きていくのが難しくなった人に対して軽蔑や侮蔑の目を向けてしまう。温かい心と怜悧な頭脳、大事だよなあ。
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リーマンショックが起きた冬、地下道を通ろうと階段を降りると、たくさんの男性がうずくまっていた。私は怖くなって、遠回りしてその場を離れたのを覚えている。祖母と母親に虐待されて、二人を殺害した少女に私は同情したのを覚えている。
あの方達はやり直せたのだろうか。 -
カウンセラー仲間が貸してくれた本。援助の仕事の必要性が優しく説かれています。この本のおかげで、精神保健福祉士の勉強を始めました。
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とても良かった。ソーシャルワーカーが大切にしなければならない理想が描かれていると思った。今後私はソーシャルワーカーを目指し、福祉に関わっていくと思うが、道に迷ってしまったときはこの本に帰ってきたい。今はまだこの本の言葉に涙してしまう。
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タイトルのとおり、ソーシャルワーカーの仕事内容を勉強したくて手に取りました。そんなに深くもない内容だろうと気軽に購入したものの・・・
読んでみて感動。
ただのお仕事紹介に留まらず、広く社会福祉の概念や方法論について分かりやすく触れられており、初学者にとっては充実の学び。そして何よりも筆者のワーカーとしてのマインドとフィロソフィーが随所に感じれれる素晴らしい内容でした。 -
仕事がらみで読んだが本当に勉強になった。ヨクミキキシワカリソシテワスレズという宮沢賢治の言葉がソーシャルワーカーの基本であることしっかり忘れず明日からの仕事に生かしたい。
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"ソーシャルワーカー"という言葉は物凄く曖昧で、どんなことをしている仕事かよく分かりません。
たまに、もっと適切な呼び方があるんじゃないかと思ってみるのですが、その仕事をしれば知るほど"ソーシャルワーカー"と呼ぶしかないということに気付きます。
著者は1943年生まれ。長年、福祉現場で実際にソーシャルワークに携わってこられました。
その長い経験の中から、ソーシャルワーカーという仕事がどういう内容なのか、どういう姿勢でこの仕事に望めば良いのかということが、自身の体験を元に丁寧に書かれています。
著者は私より一世代上の先輩ですが、私はこの本は今まさにソーシャルワークの現場に入ってきた、もしくは入ろうとしている一世代後の後輩たちに読んでほしいと思いました。 -
面白かったです。