「人それぞれ」がさみしい ――「やさしく・冷たい」人間関係を考える (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房
3.80
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本棚登録 : 565
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480684172

作品紹介・あらすじ

他人と深い関係を築けなくなったのはなぜか――相手との距離をとろうとする人間関係のありかたや、「人それぞれ」の社会に隠れた息苦しさを見直す一冊。

感想・レビュー・書評

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  • みなさん、前回のレビューをご覧いただけただろうか。
    (この切り口、気に入っている)
    ご覧いただいていない方のために、再度振り返ってみよう(しつこい)。
    naonaonao16g、様々な顔回りの異変から親知らず(下)があったことが判明しました。
    無事手術(骨を削ったのでこの言い方を選んでいる)を終え、術後も良好とのこと。
    しかしである。
    また耳が痛みだしたのである。歯医者さんも耳鼻科も原因不明、ということで大病院で検査。結果、CT・MRIともに耳にも脳にも異常はなし(よかった!)。
    とのことでいよいよ耳の痛みに関しては原因不明なのだけれども、フェスに参加して(いや、BUMPに会って、と言い換えてもいいだろう)以降痛みが引いてきた…(!)
    この、時間が経ってよくなる感じはやはり親知らずが原因のようにも思えるし、フェスに行ってよくなったとするとストレスとも考えられる…

    親知らず(下)を抜いたことのある方で、骨とか削ったことある方っていますか?
    その場合、二週間以上経っても痛みが残ってて大丈夫なもんでしょうか?誰か教えてください(泣)

    また自分の話が長くなってしまったけれど、ここからは作品のレビュー。
    ずっと気になってた作品で、よほど気になってたのか、本棚に同じ作品が2冊。やっちまってる…

    「人それぞれ」であるとか「一人を楽しむ」「一人旅」「おひとりさま」「孤独はいいこと」と言われるようになり、一人で生きていくことも多様な生き方の一つ、という現代社会。
    著者の石田さんは、しかしそんな現代社会はP33「対立を回避するために、他者に対する批判や意見を憚り、気を遣い合うことに重きを置いている社会に見え」ると話す。ではなぜそんなことになってしまったのか。
    それは、人や集団との関係を、自分で選べる社会になったからだ。その繋がりを「心地いい」と感じれば関係を継続するし、「居心地が悪い」と感じれば関係を切ればいい。人との繋がりが地縁ベースから感情ベースになったことで、繋がっていたい関係があった場合には「心地いい」を継続しなくちゃいけない。
    でも、人と人とのコミュニケーションて常に「心地いい」わけじゃない。だからこそわたしたちは、相手に気を遣って、対立を避けて、言いたいことも言えずに、「人それぞれだしな」と、落とし込んでいる。ポイズンである。
    この「人それぞれ」という言葉。P50「この言葉は、一度発せられると、互いに踏み込んでよい領域を区切ってしまいます。それに加え、それぞれが選択したことの結果を、自己責任に回収させる性質もあります」。

    自己責任。この言葉は、「多様性」が産んだ負の遺産のように思う。
    この言葉は「その道を選択せざるを得なかった人」にとっては呪いの言葉でしかない。でも難しいのは、ある場面においては、「自分で向き合わないといけないこと」もあるということだ。

    ここで面白く且つ納得のいく調査結果を一つ。
    P53「若い人たちは、『友達といるより一人が落ち着く』にも関わらず、『友達と連絡をとっていないと不安』と考えているわけです」。
    若い子にとって、SNSが安心できる場所になるのも納得。繋がっている感じがするもんね。
    P91「私たちは、『人それぞれ』と言いながらも、心のどこかで『望ましい結果』は共有しています。また、社会は序列に溢れており、人々の決定にはさまざまな要素が影響しています。このような社会で『人それぞれ』に選んだ結果は、けっして、平等にはなりません。にもかかわらず、私たちは、様々な決定に対して『人それぞれ』に選んだものと処理し、あまり関与しょうとしません」。
    じゃあ一体どうすればいいんでしょう?
    その答えが具体的に描かれているのかどうかはさておき、詳細は本作を読んでいただければ…

    この作品、他にもハラスメントや迷惑だと感じる人へのセンサーの話にも触れていて、親しみやすく読みやすいものでした。
    ※この部分はまさに、「人それぞれ」なのにも関わらず、相手を攻撃してこき下ろそうとする「異質性の排除」が行われているので「人それぞれ」が成り立ってない部分に該当する※

    わたしの職場は特に、いろんな子がいて、それをまさに「人それぞれ」で「それでいーじゃん✌」としているのだけれど、やはり「選択してここに来た子」と「ここに来ざるを得なかった子」がいるわけで。そこをきちんと事情も知らずに一緒くたにして「自分のことは自分でやりなさい」っていうのも変な話。「人それぞれ」「自己責任」って言葉は簡単にコミュニケーションを終わらせて、お互い納得できてしまう。だけど、それは対応する大人の怠慢だ。基本的には自分のことではあるんだけど、声かけとか以前より気を付けていかないとな、と思ったし、ちゃんと相手の話を聴いていくことは本当に大切なのだなと思った次第。
    プライベートに置き換えると、わたしはちょっと違和感あることを人に言われるとすぐに関係を切っちゃうところがあるのだけれど、これで生きやすくなる半面、簡単に人との関係を切ってしまうことになる。でもこれって難しくて、誰かが発した言葉の意味合いと、それを言われた側の言葉の受け取り方って違うから、その「違和感」の程度にもよるんだよね。何気ない言葉が相手を傷つける。でも相手にとってそれは何気なくない。ここに修復の機会であるとか、相手を知る機会があるといい。だけど、ここで相手が関係を切ってきたらそこで終わってしまう。
    最近、関係を切って楽になることも増えた。同時に、だから謝る機会も減った。個人的には、会って間もない関係だったり、深くない関係ならどんどん切っていいと思う。だけど、やっぱり大切にしたい関係だったら、言葉を選びながら、ちゃんと伝えた方がいいよね。でも、わたしが大切にしたい関係だからって思って言葉を発しても、向こうは切ってくるかもしれないし、傷つけてしまうかもしれない、修復できなくなるかもしれない。そんな風にぐるぐる考え出すと「人それぞれ」ってなってしまうのもわかるよ。わたしは、もう何年もしっかり関係を築いてきて、心から何でも話せる友人じゃない限り、突っ込んだことを言えない。だって怖いもん。

    最近増えてきた「多様性」の裏の顔。そこに真っ先に目をつけたのは、やはり朝井リョウさんの『正欲』だと思ってる。

    • naonaonao16gさん
      hiromida2さん

      こんばんはー!
      歯がだいぶよくなったのに…今度はものもらいができてしまって…
      生活に支障はさほどないものの、殴られ...
      hiromida2さん

      こんばんはー!
      歯がだいぶよくなったのに…今度はものもらいができてしまって…
      生活に支障はさほどないものの、殴られたみたいな目で見た目ほんと嫌です…

      宗教団体には、わたしは惑わされないようにしたいですけどね…笑
      気持ちはわかるな、と。だからこそやはりそこに漬け込むの許せないんですけど。

      グリンピースググってみたんですね笑
      昔流行ったんですよ~
      別にできなくても大丈夫だからお気になさらずなのと、なんかわざわざ調べてもらってすみません:( ;´꒳`;):

      引き続き顔周りについては発信を続けてゆきます!
      2022/08/22
    • bmakiさん
      その後耳の調子はいかがですか?
      私も会社に苦手な(大嫌い、顔も見たくない、できれば居なくなって欲しい)人が以前居たのですが、その人と席が近...
      その後耳の調子はいかがですか?
      私も会社に苦手な(大嫌い、顔も見たくない、できれば居なくなって欲しい)人が以前居たのですが、その人と席が近かった時、原因不明の難聴になりました。
      耳鼻科に通っても、薬を飲み続けても治りませんでした。
      しかし、その人が別会社へ出向になった途端に治ったんです。本当に嘘のように、スッキリ。

      naonaoさんもストレスなのかな???
      ストレスの原因が取り除かれて、一刻も早く回復されることをお祈りします!

      私も親知らず、下の歯は大手術しましたよー(^^)大昔で何も覚えていませんが、暫くは晩酌が血の味で不味かった記憶が(笑)

      美味しいお酒飲みたいですよね!!
      2022/08/28
    • naonaonao16gさん
      bmakiさん

      こんばんは!
      その後、耳に関しては良くなりました!!
      今は歯医者さんで噛み合わせを調整しています。そしたら虫歯も見つかり…...
      bmakiさん

      こんばんは!
      その後、耳に関しては良くなりました!!
      今は歯医者さんで噛み合わせを調整しています。そしたら虫歯も見つかり…先日はものもらいもでき…
      踏んだり蹴ったりですが総じてよくなってます!!

      bmakiさんの苦手な人、すごい威力ですね。わたしも以前、左側に嫌いな人がいた時、左だけ異常な肩こりだったことがあります笑
      やっぱりストレスからくる耳の症状は薬でも治らないんですね…よくなってよかったです!!

      耳の原因は結局よく分からずです。でも、その後口内環境もよくないと歯医者さんで言われたりしたので、やはり免疫の低下とか疲れはあったんだと思います…
      今はヤクルト1000とR1両方使ってなんとか過ごしてます…笑

      血の味しながらもお酒飲むbmakiさんさすがすぎます!
      アルコール解禁した瞬間のビールの味は今でも覚えてます!最高でした!笑
      2022/08/30
  • 「人それぞれ」って多様性が叫ばれる昨今、耳触りのいい表現に聞こえるけど、人それぞれだからって言われちゃうとそれ以上何も言えなくなっちゃう。私がずっと思ってたことはこれだ!って気づきました。

    人それぞれだからってのは、多様性とか異質性を受け入れてるように感じるけど、実はそうじゃなくて、それ以上そのことに深入りしないってことなのよ。つまり議論の余地もないの。これって本質的には全然受け入れたことにならないし、そのことを理解しようとする人をばっさり切り捨てるってこと。

    理解できなくても、受け入れられなくても、そのことについて議論したいと思ってるのに、人それぞれだからって考えようともしないで、多様性とか言ってるのはやっぱり違うと思う。

    でもみんなめんどくさいんだよね。内面に踏み込もうとして痛い目にあうくらいならはじめから距離をとろうとするのもわかるけど、それってすごくさみしいなって思う。そういう人にとって私のような人はめんどくさいんだろうな。私って友達がいないなぁって思うのはそういうことなのかも。ケンカしてでもちゃんと議論してくれる友達がいないんだなきっと。

  • タイトルから想像していたよりも、昨今の世相を反映していたような内容で、とても良かった。

    「ま、それって人それぞれだよねー」

    よく聞くセリフ。この「人それぞれ」を使うことで、それ以上、相手に立ち入らない(立ち入れない)ことに繋がっていると述べる。
    社会がもたらした個人の生活の充実は、次に「尊重」の次元に突入している。
    それぞれの考えを大切にすることは、相手を傷付けないことを意味し、やがて不用意な言葉に対する相互監視という、尊重なんだか攻撃なんだかよく分からない事態を招いている。

    そんな中で意見を表明するには、結局、数の力がモノを言う。
    同じ方向の意見をインターネット上で集めることによって、物事が動くという実例も出てきている。

    筆者は、それぞれ人の意向に配慮することと、時に深く対話することの両立に懐疑的である。
    深い対話には、つながりの頑健さがセットでないといけないと考えていて、つながりの頑健さを取り入れるならば、個人の自由はある程度制限されることはやむを得ない。

    確かにそうで、個を尊重するというより、関係を尊重する個をいかに自立させていくかなのではないかと個人的には思うのだけど。

    一見、美しく浸透しつつある多様性という言葉を、もう一度見直す切り込み方として、この一冊は面白いのではないかと思う。

  • 誰しもが口にしたことのある、「人それぞれ」という言葉。

    多様性の受け皿として、便利に使われているものの、それは対立を避けるためのものであり、極端に言えば、それは無関心なのです。

    この本では、集団から個人への転換と共に訪れた、個人主義と多様性の間でどう生きるべきかを事例を用いて解説しています。

    「人それぞれ」を枕詞にし、個人主義とは言いながらも、他人をまるで腫物扱いにして、無関心を正当化するのは、やはりどこか歪んでいると思います。

    そして、大きな問題は、個人レベルで行われるそれらのことが、社会全体に浸透して、自己責任論が蔓延っていることだと思います。

    サンデル教授が述べていた、能力主義の裏側にある自己責任論に、こうした背景もあるのではないかと、思わずにいられませんでした。

    社会的な問題に対して、個人レベルでどう解決していくか、それは非常に難しいことだと思います。

    しかし、だからと言って動かないのではなく、また、自分と異なる意見にフィルターをかけるのではなく、まずは興味を持つことが、あるべき多様性なのかな、と読み終えてから感じました。

    「受け皿を広げよう。」

  •  「人それぞれだからね」と話を結論づけることは思考停止に過ぎないと前から思っていて、「人それぞれ」は冷たく、突き放している言い方だよね。帯にもあるように「受け入れつつ突き放す人間関係」。なんとなくこの寂しさや息苦しさを感じている人は多いと思う。言語化されていて良かった。

     「人それぞれ」の生き方がありながら、序列は存在するから息苦しいという点が腑に落ちた。格差、自己責任論と言われる今の社会で、それぞれに手は差し伸べるのではなく、手を引き合う、足を引っ掛け合うような場面が最近多いように感じる。

     「みんなちがって、みんないい」には「みんな違うから、みんなそのままでいい」多様性と「みんな違って、みんな同じ扱いをうける」平等性の二面がある、という点も勉強になった。

     「人それぞれ」は、各々を守る一方で自分もいつかは攻撃されうる不安があると思う。「人それぞれ」だからしょうがない?本当か? 点ではなく、面で捉えていく必要があるのではないか。
     「人それぞれ」と糾弾する誰かに、自分もいつかはなるのかもしれない。その共感こそが社会をより円滑にする。著者の「異質な他者」との交流、対話にあたる部分。
     しかし、最近は「異質な他者」を知る以前の問題というか、本当に自分でいっぱいいっぱい、ネットでいう「無敵の人」が増えてきた。健康的な社会であれば所得の再分配や最低限の生活保障のセーフティネットが働くんだろうけど、社会の余裕の無さ、貧困は全体に広まっていて、そのことがより「人それぞれ」の分断を生んでいるんだと思う。ぶっちゃけ、全員余裕がないよ。金銭的な余裕がないから、身体的に追い詰められて、精神的にもぎりぎりの状態になる。問題を面でどうしても捉えらなれない。主観的にしか考える余裕がない状況にいる人が多い。「人それぞれ」だからしょうがないじゃ済まないのに、「人それぞれ」だからこそ比べて蔑んだり嫉妬したりする。

    「人それぞれ」が悪いことではなくて、「人それぞれに苦しいから助け合う」とか「人それぞれに頑張っているから尊重し合う」ような、肯定的な雰囲気になればいいのにな。

     押し付ける思いやりよりも、一歩引いて慮る思いやりが必要だと思った。引く思いやり。過剰に反応するのではなくて、遠慮して包み込む思いやり。

     格差是正については、色々と興味があるので、もう少し他の本も読みたい。

  • 「まあ、人それぞれだからね」というのは一見寛容に見えるけれども非常に冷たい対応で、それによって生じる懸念などの解説をした本。新書だし薄くてわかりやすかった。
    「人それぞれ」ってのはその人を尊重するように見えて、その人自身が抱える問題をこちらに持ち込まないでくれという一種の拒否反応でもあり思考をストップさせる言葉でもある的なことが書かれていて、いやーほんとそうですよね…と反省したというか、考えたくないことが出てきたときに使ってしまいがちが頻出フレーズよな…と思った。
    「人それぞれ」なのはもう存在するものとして社会に共有されたほうがいいし、大事なのはその「人それぞれ」の中身に対してどうやって行動していくかよね。
    このあたりを柔軟にしていけばもっと労働に参画しやすい人たちも出てくるよね

  • この著者さんの言っていることが、自分に当てはまっていた。一人でいるのが気楽で落ち着くし、人との関係は疲れるし面倒くさい。何より自分と合わない人との関係なんて、もっといやだ。だけどこの本を読んで、少し価値観を変えてもらえた。

    • yukaさん
      コメントを読んで本を読んでみたいと思いました!
      コメントを読んで本を読んでみたいと思いました!
      2024/01/21
  • 「人それぞれ」という言葉に込められている、一見多様性を重んじているようで実は思っていることを飲み込み、大きな波を起こさないように過ごす考え方、今の社会で多くの人が知らないうちに実践している考え方や行動をわかりやすく解説してくれている。実は私も大いに思い当たるところがある。一つはこの20年ほど友人ができないこと、大学生の頃の友人とは離れていても会えばすぐに戻る感覚で今も繋がっているが、働き出してから本当の苦しみを吐露できるような友人と巡り会えない。これは青年期を過ぎた大人では仕方ないのかなと思っていたが、恐らく本書で書かれていることが本当の原因だったと思う。私も相手を尊重するという考え方のもと、自分の意見を声高に言うこともなかったし喧嘩になることもなかった。信を置く付き合いというのは互いに良いところ、悪いところを認め合って成立するものだと思うので、それをしなければ生まれない。また今の世の中、君子危うきに近寄らずでなるべく自分にとってマイナスになることは避ける傾向にある。そうなると、コスパで友人や結婚相手を選ぶと言うと露骨過ぎるが、そういうことなんだと思った。でも、本書を読んだ後、これに気づき周りの人と積極的に話すようになった。被害がない人間関係も良いものだが、やはり寂しかったのだ。

  • 「人それぞれ」というフレーズの様々な意味を追求しているが、柔軟な思考方法でわかりやすい解説だと感じた."迷惑センサー"や"特権センサー"の議論が楽しめた.

  • ・「個を尊重する社会」というのは、一人ひとりがそれぞれに独立した意見をもち、それを率直にぶつけられる社会という意味合いもありました。誰もが、気を遣いつつも、率直に意見をぶつけ合うことで、よりよい社会を築いていく。そういった対話のある社会が目指されてきたのです。
    果たしてそういった社会は実現できたのでしょうか。世の中を見渡してみると、実際に到来したのは、目の前の他者に対して意見や批判することを憚り、それぞれが自分の殻に閉じこもる社会、あるいは、検索をつうじて、互いに意見の合致している人のみが結びつき、意見の合わない人は寄せ付けない分断型の社会ではないかと思うこともあります。そこからは、個を尊重する姿勢を読み取ることはできません。

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著者プロフィール

1973年生まれ。2007年東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学(社会学博士)。現在、早稲田大学文学学術院教授。著書に『孤立の社会学――無縁社会の処方箋』『つながりづくりの隘路――地域社会は再生するのか』(勁草書房)、『郊外社会の分断と再編――つくられたまち・多摩ニュータウンのその後』(編著、晃洋書房)、『友人の社会史――1980-2010年代 私たちにとって「親友」とはどのような存在だったのか』(晃洋書房)。

「2022年 『「人それぞれ」がさみしい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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