- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480437532
作品紹介・あらすじ
2004年京都市左京区で開店する前の話から、2015年に閉店後、「ホホホ座」へと発展するまで。個性派書店、青春期。解説 島田潤一郎 帯文 武田砂鉄
感想・レビュー・書評
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一気読みでした。
本屋さんでない、でも、本を含めたメディアを消費する人たちに届けるために…
それが、そこここからわかって本当におもしろい。
何ができるか、となると、できないことに目がいきそうだ。
いや、できることはなんなのか、そのために何をどうしたらいいのか、の方が生産性が上がりそう。
自分の道を切り開く、まさにそれ、切り開く、拓く、ひらく。
本屋の棚には個性がある。
だから、同じ本でも、あっちの店、こっちの店と歩き回って、手に取って買いたくなる。
こんなふうにつながっているんだ、と自分の気がつかなかった発想に気づかされたときの喜びはハンパない。この本屋には気骨ある人がいるんだな、と気づいたときの満足感もハンパない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本棚に山下さんがいてくれるような本
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今まで読んだ本屋の本の中で、いちばん好きやった
いつかの自分のために残しておきたい言葉がいくつかあった
足の悪いある常連さんの話が印象に残った
街の本屋さんで本を買い続けたい -
「京都の個性派書店の青春期」と本の帯で謳われており、初めからとてもそそられる本だった。子供の頃から私も本屋が好きだったことを思い出した。内容ももちろん面白かった。山下さんの感性が「凡人」と称される人の感性に反発しているようで、私も共感できる部分が沢山あった。邦楽やロックなどの音楽のこと、その他の沢山紹介されていた本や映画など、私は全く知らないものばかりだったけど、それでも作者の根本の考えには「それ、分かるー!」と思うところばかりだった。ただ、幼い子供2人を夫婦で協力し合い育てている現状からの目線で、「奥さん、子育て誰かに手伝ってもらえてたかな??」と、読みながらちょくちょく心配になってしまった(笑)
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本屋さんは本好きなだけじゃやっていけないしあくまで商売なんだなあと痛感はするけど
でもやっぱり山下さんみたいな人が本屋さんでいてほしいし、山下さんのつくる本のある空間がどんな形でもずっと続いて欲しいなと思う。
ホホホ座、今年行くのが目標
この本もホホホ座で買いたかった、、! -
青春自伝。
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おもしろくて、夢中になって一気に読んだ。
この本はホホホ座で買ったから「本屋で買った本は、全部お土産だ」という言葉を読みながら、そうそう!!って頷いた。 -
若い頃に次々とアルバイト先や就職先を変えつつ着実に成長していった著者は、今現在も、若い頃よりはロングスパンではあるものの、仕事の形を変化させつつ前へと進み続けているのだなと感じました。
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書店を始めるまでの考え方や思いが書かれた本。
京都にいるうちに行けたら良かったなぁ