独居老人スタイル (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 105
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480436269

作品紹介・あらすじ

〈高齢者の1人暮し=惨めな晩年?〉いわれなき偏見をぶっ壊す16人の大先輩たちのマイクロ・ニルヴァーナ。話題のノンフィクション待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 自分がウツで辛いときに読むと何故か心穏やかになり救われる。

  • 都築響一さんの本4冊目。これもとても面白い。やはり生い立ちから現在までを語ってもらう都築さんのインタビューはハマってしまう。首吊りアート、三点倒立、秋山さんなどなど。。とても面白い。。

  • 「独居老人」のイメージを爽快にブチ壊してくれる最高の聞き書き・ルポです。読後、むしろ独居老人を羨ましく思えました。

    独居老人への「かわいそう」「寂しそう」みたいな、勝手にこちらが抱いてるイメージを覆す、一人暮らしをエンジョイしまくる人生の大先輩達が次々に登場します。芸術家、パフォーマー、エスニック雑貨屋、道化師、流し、バーテンダー、漫画家、etc。皆さんクセが強いのですが、パワフルな人も慎ましい人も、みんな全力で楽しんだり何かに打ち込んでいる。打ち込めるものがあれば何歳でも楽しく生きられるという実例が詰まっています。

    読み進めるうちに世間体や同調圧力、人間関係の義理やしがらみから解放された、独りという無限の自由が羨ましく思えます。この本の中の人々のように老い、生きたいと切に願います。
    老いる勇気をもらえる一冊です。

  • 「ひとりで生きて、なにが悪い!」に惹かれて購入。その通り、その通り。あえての独居老人、あえての空気を読まない生き方は、スカッとする。こんな生き方もあっていい。勇気をもらうような気がする。

  • 単行本で既読。

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著者プロフィール

1956年東京生まれ。1976年から1986年まで「POPEYE」「BRUTUS」誌で現代美術・デザイン・都市生活などの記事を担当する。1989年から1992年にかけて、1980年代の世界現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アートランダム』を刊行。以来、現代美術・建築・写真・デザインなどの分野で執筆活動、書籍編集を続けている。
1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』を刊行。1997年、『ROADSIDE JAPAN 珍日本紀行』で第23回木村伊兵衛写真賞を受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続けている。2012年より有料週刊メールマガジン『ROADSIDERS’weekly』(http://www.roadsiders.com/)を配信中。近著に『捨てられないTシャツ』(筑摩書房、2017年)、『Neverland Diner 二度と行けないあの店で』(ケンエレブックス、2021年)、『IDOL STYLE』(双葉社、2021年)など。

「2022年 『Museum of Mom’s Art』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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