- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480434982
感想・レビュー・書評
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面白かったです。
吉行淳之介は初めて読みましたが、文章が軽くて明るくてするする読めました。
時代の違いがあるので風俗や考え方は昔だなぁと思うところもあるのですが、今でもはっとするところもありました。
「生きているのに、汚れていないつもりならば、それは鈍感である」、これはしみじみします。
作家さんたちとの思い出も面白かったです。
「根岸の里の侘住い」「それにつけても金のほしさよ」…俳句を読めといきなり言われた時のために覚えておきます。
苛々することがあっても、これからは「気に入らぬ風もあろうに柳かな」と唱えればなんだか落ち着いていられそうです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第11回(テーマフリー)
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吉行淳之介ベスト・エッセイ
著者:吉行 淳之介
編者:荻原 魚雷
解説:大竹聡
【版元】
洗練された表現に柔軟な諧謔。「文学」「男と女」「紳士」「人物」のテーマごとに厳選した、吉行淳之介の入門書にして決定版。
シリーズ:ちくま文庫
定価:本体950円+税
Cコード:0195
整理番号:よ-17-6
刊行日: 2018/02/06
判型:文庫判
ページ数:384
ISBN:978-4-480-43498-2
JANコード:9784480434982
文学を必要とするのはどんな人か? 紳士の条件はロクロ首になること? 腹が立っても爆発寸前になったときにおもい浮かべる言葉とは? 多くの作家、編集者に愛され、座談の名手としても知られた人生の達人が、戦争や赤線時代の回想から、創作の秘密、性と恋愛、酒の飲み方、四畳半襖の下張「裁判」の法廷私記まで、「水のような」文章で綴ったエッセイ集。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480434982/
【簡易目次】
第1章 文学
(文学を志す
私はなぜ書くか ほか)
第2章 男と女
(なんのせいか
なぜ性を書くか ほか)
第3章 紳士
(紳士契約について
金の使い方に関する発想法 ほか)
第4章 人物
(荷風の三十分
三島事件当日の午後 ほか)