満腹どんぶりアンソロジー お~い、丼 (ちくま文庫 ち 15-1)

制作 : ちくま文庫編集部 
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 110
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480434289

感想・レビュー・書評

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  • 丼(どんぶり)を嫌いな日本人はまずいないだろう。気軽に食べられるしまさに国民食だろう。
    そんな丼についてのエッセイを50編まとめたアンソロジー。
    天丼、カツ丼、牛丼、親子丼、海鮮丼、いくら丼、うな丼、変り種の丼といった章立て。
    丼への飽くなき愛情や、譲れないこだわり。若き頃の思い出を、名だたる文筆家が丼について語る。昭和の時代ものから近年に至るまでと年代も幅広い。
    読んでいるとお腹が鳴るし、どの丼を次の食事に選ぼうか悩むのは、間違いなし。

  • 美味しいもののエッセイアンソロジーは好きで読んできたのですが、丼ものは初かもしれません。
    こちらも面白くて丼の口になりました。
    いろいろな丼がありますが食べたくなったのは海鮮丼です。安西水丸さんのはおもいっきり住んでいる県でしたし、地元の食材まで登場して嬉しいです。
    あ、町田康さんの面白すぎる企画丼「水死丼」「堕落丼」は何なのかわからなくて気になります。スイシ=旅順攻略なりたる後、乃木将軍が…と始まったときも何言ってんだろ?と思ってしまいました。
    雁屋哲さんのも面白かった…どんぶりが時に怖い。どんぶりは中味を食べた後も形がでんと残る。「このどんぶりがずどんと胃袋に入ってしまったのと同じではないか。自分の胃袋はこんなどんぶりをそのまま受け付けるほどでかいものであったのか。こんなに大量のものをたべてしまうなんて無謀なことをしてしまったのではないか。」た、確かに…と震えました。
    村瀬秀信さんのも面白かったです。コロンブスが吉野家の牛丼を知って航海に出ていたら意地でもジパングを発見するまで船に乗り続けただろう…唐辛子のため。あと塚本晋也監督はかわいい。「斎藤茂吉のミルク鰻丼」というのもあったのですが…
    そして、いろいろ美味しいもののエッセイアンソロジーを読んできて、團伊玖磨さんのエッセイが好きかもしれないと気付きました。いつも、一寸違う視点で書かれてる気がします…丼ものではなく、丼自体を誉めまくる文章だったし。團さんのエッセイ集を何冊か読みたい本に入れました。

  • ご飯の上に何かをのせれば、それは丼~♪定番の丼から、未知の丼まで大好きな丼の話が読めて嬉しい(*´∀`)♪お腹空くけどね(--;)たまに作る目玉焼き丼が「コロンブスの目玉焼き丼」というステキな名前だった事が判明!(^^;)

  • こういうアンソロジーはお腹が減るなあ

  •  読んでると丼食べたくなってくるので注意!


     勿論自分は牛丼を食べに行きました。

  • 昔からみんな丼が好きみたい
    戦前の日本って通な人がたくさんいたんだうな

  • 久住昌之が天丼を食えば、山本晋也監督がカツ丼の思い出をを語り、団鬼六は牛丼屋で酒を飲む、丼エッセイアンソロジー。吉本隆明、吉行淳之介、伊丹十三といった各界著名人が並ぶかと思えば、檀一雄、椎名誠、東海林さだおといった定番エッセイストが並ぶ。誰がどうとは言わないが、玉石混淆。

  • 著名人の丼愛あふれる一冊。
    読むと丼が食べたくなること間違いなし!
    この本を読んでからすぐに吉野家に駆け込みました(笑)

  • ふむ

  • 天丼、カツ丼、牛丼、親子丼、海鮮丼、いくら丼、うな丼など満腹どんぶりアンソロジー、「お~い、丼(どん)」(2017.2)、50人の方々の丼エッセイです。五木寛之さん、1952年上京(日暮里)し、初めて食べたカツ丼の美味しさにしばらくはまったと。帯津良一さんは、日暮里蕎麦屋「川むら」で、なぜか蕎麦でなくカツ丼を。小沢昭一さん、丼物は一品、一点に集中できる。角田光代さん、いくらの醤油漬けを作っていくら丼、もっと早くからやればよかった。篠田正浩さん、うな丼食べて、カツ丼よりうまいものが世の中にあるなんて。などw

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